キャラクター描写では、既存の登場人物の言動や思考パターンを忠実に再現しつつ、オリジナルの解釈を加えるバランスが難しい。特に『新宿ワープ』のキャラクターたちはそれぞれ強い個性を持っているから、OOC(Out Of Character)にならないように注意が必要だ。ファンならではの深い理解を反映させつつ、新しい関係性やシチュエーションを創造する楽しさがある。
通りを歩く度に目が行くのは古い焼き鳥屋の軒先だ。人混みをくぐって小さな路地に入ると、木製の看板や赤い提灯がずらりと並ぶあの視覚は、映画のワンカットそのものに感じられる。俺はロケ地巡りをするとき、まずはそうした〈雰囲気が残っている店〉を選ぶようにしている。内装が昭和のまま残る店は、古い映画の時間をそのまま閉じ込めているからだ。例えば『Shall we ダンス?』の都会的な距離感を思わせるような、静かなカウンターがある焼き鳥屋は最高だ。