弟の顔は真っ赤に冷え切って、鼻水が垂れそうだった。
彼は必死に私の胸に寄り添い、手足は氷のように冷たかった。
でも母は、私たちの言葉を全く聞こうとせず、ただ「彼は私と離婚したいんだ、私たちを捨てるんだ」と繰り返していた。
私の足も凍りそうだった。私はなぜ母が窓辺に座っているのに、私たちを部屋に入れてくれないのか分からなかった。
弟はまだ小さいし、初冬の寒さに長時間さらされると、風邪をひくかもしれない。
私は手足を動かして温め、弟を部屋に戻そうと思った。
私は弟を引っ張り上げ、押し込んで部屋に入れようとした。
しかし、母は急に立ち上がり、私を押し返した。
「誰がお前たちを入れると言ったんだ、お前ら父さんが帰っても見向きもしないんだよ。何の役にも立たないくせに！」
弟は泣き出し、母はさらに罵った。「お前らがいなければ、私はとっくに離婚してた。黙れ、泣いてるなら二度と中に入れないからな！」
幸い、弟は半分部屋に入っていて、彼は部屋の中に転がり込んだ。でも私は外機の端っこに押し出されていた。
もし手が速くなかったら、今頃私はもう下に落ちていたかもしれない。
私は上半身をエアコンの室外機に乗せ、下半身は下に垂れ下がっていた。
私は下を見るのが怖くて、必死に母に助けを叫んだ。
母も驚いた様子で顔を出して私を見たが、すぐに戻っていった。
「もし本当に落ちても、お母さんには関係ない。あんたの父さんが助けてくれなかったからだって、文句を言いなさい」
そう言って、母は窓を閉め、寒風と私の叫びを外に遮った。
