あなたは触手を持ち上げてじっと見つめた。
ふん、確かに大きすぎるな。そりゃあ、繊細な玲司が拒むのも無理はないか。
このサイズなら、玲司も泣いてしまうかもしれない。
彼が泣き崩れる光景を思い浮かべ、思わず息を漏らした。
我慢できない、まったく抑えきれない。
玲司の瞳孔が大きく開いて、必死に拒もうとしたものの、結局はあなたの望み通りにいってしまった。
「くっ!」
彼は全身を震わせ、あなたは優しく彼を抱きしめて落ち着かせ、彼があなたの腕の中にすっかり丸まってしまった。
玲司は辛そうに顔を歪め、頬の赤みが消え、真っ白な表情だけが残った。
彼が体を痛めてしまっては、あとで子供が彼を父親として受け入れないかもしれないと、少し心配になった。
周りを見回し、彼を抱きかかえて培養液のタンクに飛び込んだ。培養液なら痛みを和らげる効果があるから、彼の体に役立つはずだ。
あなたは彼と深いキスを交わし、そのままガラスのタンクの壁に押し付けた。「ここでするのは初めてだね、気に入ってくれるかな?」
触手が彼を埋め尽くすように動き、彼はあなたの言葉に答える余裕さえもなくなっていた。
あなたは彼の薄紅色の唇に触れて「口を開けて」と囁いた。
玲司はあなたに与えられた快楽に酔い、唇を噛んでいた歯をゆっくりと開き、触手が彼の口内を満たしていった。
彼の瞳が揺らめき、抑えきれずに頂点に達してしまった。
残念ながら、培養液がすっかり汚れてしまった。あとで高額な費用をかけて交換しなければならない。
しかし、彼という高嶺の花が自分のために堕ちていく姿を目にして、あなたは言い知れぬ満足感を覚えた。頭の中には交配と産卵のことでいっぱいだ。
玲司に自分の印を完全に刻み、彼を自分だけのものにしたい。
「ま、待って!今、何か入れてきただろう!」
玲司は慌ててあなたを見つめ、問いただした。