Cari
Pustaka
Beranda / 家族もの / 150キロ女子の熱いハッピーニューライフ / 第2話

第2話

Penulis: 三水満
ロイヤルスイートルームを予約したが私は宿泊せず、十何人のホームレスを招いて住まわせた。

私は佳純に、この人たちは私が招いたパフォーマンスアーティストだと教え、佳純以外のスタッフに邪魔されたくないと注意した。

彼らの世話を全部佳純一人でやらないといけない。

ホームレスたちは私に言われた通り、毎日ルームで暮らし、外に出なかった。

彼らはウールカーペットの上でおしっこをしたり、浴槽の中でうんちをしたりしている。

食べ残しの汁や油の汚れがベッドやソファの上に至る所に付いている。

そしてホテルの清掃基準に基ついて、佳純が手で洗わなければならないことになる。

彼女は掃除をしているときに、ホームレスたちの戯言にも耐えないといけない。

「本当に俺らよりも賤しいぜ。金のために他人の尿や糞も跪いて清掃するなんて」

「しかも俺らの前であんなにお尻を突き出してんの、お金持ちを誘うのに慣れているんじゃね、やらしい癖だ」

最初、今は私の客が金持ちだと思い込んでいるから、その中から理想の結婚相手を見つけられるかもしれないと考えていた。

お金持ちなら特殊な癖があっても耐えられる佳純は、お金のためなら、彼らがどんなに難癖をつけて侮辱してきても、何も反抗せずにやりのけた。

しかし時間が経つにつれ、ホームレスの暮らしぶりを見て、貧乏人であることが一目瞭然。

貧しい人に目向きもしたくない佳純だったが。

こんな露骨な侮辱は彼女の許容範囲を超えている。

日々ホームレスの排泄物を掃除することで、佳純はついに我慢できなくなった。

怒った彼女は手に持っていた強烈な臭いの雑巾を投げ捨て、私に文句を言いに来た。

「お客様が呼んできた人たちは好き勝手に排泄して、浴槽やカーペットを毎日汚してます」

「彼らはただのホームレスの集まりなのに、ロイヤルスイートルームに泊まる資格があるかしら?しかもこの私にサービスさせるなんて」

彼女は知らないだろう。彼女の目の前のお客様もかつてしばらくの間ホームレスだったことを。

佳純家に迫害され、やむを得ず故郷を逃げ出した私はほぼ半年間橋の下で暮らしていた。

「ホームレスであろうと私が招いた貴賓だ。この一ヶ月間を招待するつもりだから、やりたくないなら辞めてもいいよ」

この仕事は佳純が上流階層に触れるための踏み板、その中から優良物件の結婚相手を見つける唯一のチャンス。

彼女は上層階への入場券を失いたくないから、我慢するしかなかった。

1ヶ月の間、佳純はこのロイヤルスイートルームでホームレスたちと接触しかしてこなかった。

佳純が丁寧に手入れしていたネイルが、ホームレスの絡まった髪を洗うときに折れてしまった。

両手も彼らの汚れた服を手で洗ったため、皮が擦りむけた。

彼女の膝も部屋のカーペットを掃除した時ににあざができた。

寝るとき、彼女はトイレの床で丸まって、唯一の布団代わりはホームレスの尿がついているバスタオルだった。

最初の時、ホームレスが下品な言葉で彼女を刺激し、精神的に侮辱し始めた。

後になって、ホームレスたちは彼女を孤立させ、目を合わせることさえなく、彼女と一切の交流をしないようにした。

団体の中で孤立される気持ちは辛いだろう。

徐々に心身ともに疲れ果てた佳純の行動はますます先祖返りし、ストレスを食欲に変えていった。

食事が載ったワゴンが部屋に入ってくると、彼女は飢えた狼のように飛びかかる。

身だしなみが汚くなった佳純が、ステーキや焼き鳥を直接手に取り、一気に口に詰め込んだ。

食べ物の油が体について、彼女はさらにみすぼらしく見えた。

口の中のものがまだ食べ終わっていないのに、足りないかのように必死に果物を口に詰め込もうとする。

咀嚼する果物の汁が口の端から首に流れ落ちる。

一ヶ月後に、ホームレスたちは養生された結果、顔色が良くなり、精神も良くなった。

長期間の心身衰弱と暴食のせいで、佳純の体重が八十キロも増えた。

今の佳純は体重百五十キロの高校時代の私にそっくりだ。

結局、私たちは実のいとこ同士だから、似たくなくても顔立ちは似てしまうものだから。

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