Hypocrisy

Hypocrisy

last updateLast Updated : 2022-03-18
By:  moshixczOngoing
Language: English_tagalog
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Syr was peacefully working on her plates at midnight, but the next thing she knew a group of guys knocked on her door, asking the whereabouts of the evidence that she, herself do not know. Syr who was cornered in a dangerous situation was saved by a stranger and asked her for a deal. The deal includes protecting her in exchange for her help to unveil the hypocrites of their society. What will Syr do?

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Chapter 1

Hypocrisy

結城宗谷(ゆうき そうや)と再婚してから3年目、結城杏奈(ゆうき あんな)は妊娠した。

よき妻であるため、杏奈はできるだけ衝突は避けようと努めてきた。

だから、宗谷の帰りが遅くても、わざわざ迎えに行くことはしないし、彼が接待で泥酔して帰ってきた夜は、家政婦に酔い覚ましに効く飲み物を用意させるだけ。

いくら宗谷が忙しくて、滅多に帰ってこないとしても、杏奈は「帰ってきてほしい」と、電話をかけたことすらない。妊娠8カ月の頃、宗谷のコートから自分のではない保湿クリームが出てきても、黙って元に戻すだけだった。

そんなことが続いたある日、産婦人科へ検診に訪れた杏奈は、信じがたい光景を目にする。

看護師二人が病室から出てきて話し込んでいた。「結城さんって、すごく中村さんに尽くしてるよね。元気な男の子が生まれた途端、ここで一番の特別病室を貸し切っちゃったんだから!」

「聞いたところだと、あの中村さんって結城さんの殉職した部下の奥さんらしいよ。それにしても、一晩中中村さんに付き添って、官舎にも帰らないなんて、結城さんは本当に義理堅い人じゃない?」

「でも結城さんの奥さんも、もうすぐ出産でしょ?もし知ったらどうなっちゃうのかしらね」

看護師は小声で話しているつもりなのだろうが、杏奈の耳にははっきりと聞こえた。

病室の中で赤子を抱き、微笑む宗谷の姿を見てしまうと、杏奈の目には知らず知らずのうちに涙が溜まった。

もう、離婚しよう。二度と宗谷とは一緒にならない。

……

「結城室長、おめでとうございます!元気な男の子が生まれたそうですね!」

「奥さんがもし女の子を産んだら、男の子と女の子で幸せですね!」

「この子のこと、奥さんはまだ知らないんですか?」

病室には、宗谷の親しい同僚たちが何人かいたのだ。

嬉しそうにしていた宗谷だったが、杏奈の名前が出た瞬間、彼の表情が厳しくなった。「ああ、知らない。あいつには絶対言うなよ。杏奈はもう妊娠後期だから、あまりストレスを与えたくないんだ」

「じゃあ、いつ打ち明けるんですか?ずっと黙っているわけにはいかないでしょう?」

宗谷は少し黙り込んだあと、断言した。「産まれてから考えるよ。子供ができれば、杏奈も俺から離れていかないはずだから」

「もしかして私迷惑かけちゃってる?」ベッドに横たわっていた女性が、そっと目を開いた。「宗谷さん、私は多くを望んでいないから。啓太が亡くなってしまったけど、あなたの子を産めただけで十分幸せ。もう他には何もいらないの」

宗谷は手を伸ばし、中村琴音(なかむら ことね)を抱き寄せる。「琴音、俺はお前を支えるって言っただろ。約束は必ず守るから。でも、3年間ずっとお前のことを公にしてやれなくて、本当にごめんな」

ドアの隙間から、杏奈はその様子を、冷めた表情で見つめていた。普段は厳しく冷たい空気を纏っている宗谷が、今は杏奈でもみたことがない優しい笑みを浮かべている……

3年前、宗谷と殉職した彼の部下・中村啓太(なかむら けいた)の妻である琴音が、関係を持っていることを知ってしまったため、杏奈は離婚を切り出した。

杏奈は、もし宗谷が琴音との関係を続けるのであれば、離婚すると言い、琴音は関係を切るのなら自殺すると騒ぎ立てた。

二人の板挟みになった宗谷は、結局琴音を選んだ。

杏奈が離婚を申し出てからの3年、宗谷はすべてを投げ打ってまで、遠く離れた土地にある杏奈の実家まで彼女を探しに行った。

杏奈を見つけた時、宗谷は杏奈の目の前で膝をつきながら言った。愛しているのは杏奈だけだ、と。

そして、琴音が死んでしまったら、亡き戦友に顔向けができないから、離婚は仕方がなかったとも言った。

その後、杏奈を安心させるために、宗谷は琴音を遠く離れた街へ引っ越させた。

出会って10年、愛し合って5年。

だから杏奈もこの関係を終わらせることができず、復縁を許してしまったのだ。

復縁後、宗谷は埋め合わせをするかのように杏奈へ尽くした。

杏奈の好きなお菓子がなかなか手に入らなければ、海外から取り寄せたし、杏奈が風邪をひいてはいけないと、防寒着を自作してまで持たせた。

出張中も必ず杏奈に電話をかけ、杏奈を安心させてくれた。

だが、この3年間、宗谷は琴音を遠ざけてなどいなかったらしい。

ずっと琴音を近くに匿い、関係を続けていた。それも、子供ができるほどに……

この瞬間、杏奈はようやく自分の愚かさを思い知った。

どれだけ信じて、どれだけ愛されていると思っても、一度壊れた心は二度と元には戻らないようだ。

数日前、宗谷は「山間部の機密施設で、特殊訓練を指揮するから1か月帰れない」と言っていた。

自分は愚かにもその言葉を信じた。

だからもし、今日産婦人科の健診に来ていなかったら、一生気づかずに騙され続けていたはずなのだ!

杏奈の感情の変化を感じ取ったのか、お腹の中の子がポコポコと2回彼女のお腹を蹴った。

「痛いっ……」苦しげにお腹を押さえ、腰を曲げる杏奈。

お腹だけではなく、心も同じように痛い。

通りがかった人が杏奈の異変に気づき、慌てて支える。「大丈夫ですか?どうしました?」

「誰だ?」

室内の全員が病室のドアの方を振り返った。

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claudianovena
claudianovena
nice story ! do u have any inquiries that i can keep in tpuch with y ? i have sth to discuss abt the book
2022-03-25 13:01:10
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