「脱兎の如く」を英語で表現するなら、'like a greyhound out of the gate' という競走犬を使った比喩が面白いかもしれません。競馬やドッグレースで使われるこの表現は、スタート時の爆発的な加速を表します。日本語の「兎」と違って犬を主体にしていますが、速度と勢いという核心は共通しています。
別のアプローチとして、'bolt like a rabbit' という動詞を使ったシンプルな表現もあります。'Bolt' には「突然走り出す」「急に逃げる」という意味があり、狩猟シーンなどでよく使われる単語です。『ウォーキング・デッド』のようなサバイバル作品で、キャラクターが危険から逃げるシーンを描写する時にぴったりですね。
英語で「脱兎の如く」を表現する際、直訳的な 'like a fleeing rabbit' という表現もありますが、ニュアンス的には 'like a bat out of hell' の方が近いかもしれません。このフレーズは、驚異的な速さで逃げる様子を表現する際に使われます。
例えば、『ウサギが猛スピードで逃げる』というイメージを伝えたい時、'He ran like a bat out of hell' と言うと、勢いよく走り去る様子が生き生きと伝わります。文化的な背景を考えると、ウサギは英語圏では必ずしも「速さ」の象徴ではなく、どちらかと言えば『トカゲのしっぽ切り』のような慣用句の方が使われることもあります。
ただし、文脈によっては 'scurry away like a startled hare' のように、野ウサギの警戒心の強さを強調する表現も使えます。文学作品では、例えば『不思議の国のアリス』のWhite Rabbitのようなキャラクターを連想させる描写も効果的でしょう。