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番外編③〈第3話〉

Penulis: 藤永ゆいか
2025-06-23 15:03:00

【萌果side】

オシャレなカフェで、久しぶりに会った友達とティータイム中の私。

白いテーブルクロスに、カラフルなカップが映える店内。窓の外では、新緑の街路樹が、初夏の風に揺れている。

夏樹とは数か月ぶりに会ったけど、やっぱり気心の知れた友達とのおしゃべりは最高に楽しい。

福岡に住んでいた頃、カラオケで熱唱したり、部活の帰りに一緒にコンビニでアイスを買って食べた思い出がよみがえる。

「なあ、萌果。最近どう?もしかして、彼氏とかできた?」

夏樹が、アイスティーを豪快に飲み干してニヤニヤ。

「えっ!」

『彼氏』というワードに、肩が跳ねる。

「ええっと……うん。実は、最近できたんだよね……彼氏」

答えながら照れくさくなって、私はうつむく。

「やっぱり!なあ、どんなヤツ?」

人気モデルの久住藍が、私の幼なじみだってことは、夏樹はもちろん知らない。

藍のこと、できれば夏樹にも話したいけど……。藍は芸能人だから、いくら友達が相手でも詳しくは話せないよね。

今ここで、藍の名前を言えないのは辛いけど。彼のあの笑顔を思い出すだけで、胸が温かくなる。

「えっと、彼氏は、同じ高校の同級生なんだけど……ごめん。相手のこと、今は詳しくは言えなくて」

藍の所属事務所の社長さんに会ったときも、藍との交際は絶対に世間にはバレないようにしてって言われたし。

「そっか……。まあ、相手がどんなヤツかは分からなくても、萌果が幸せだってことだけは分かるから」

夏樹……。

「今の萌果、本当にいい顔してるよ。あんたが東京に行っちまうって聞いたときは、心配だったけど。萌果がそういう人に出会えたって、今日分かっただけでも良かったよ」

夏樹が、私に優しく微笑んでくれる。

夏樹は中学の頃から、いつも面倒見のいい子で、頼りがいがあって。友達みんなのお姉さんのような、お兄さんのような……そんな子だった。

「ありがとう、夏樹。いつか彼氏のこと、紹介できる日がきたら、そのときは夏樹にも紹介させてね」

「ああ」

夏樹にお礼を伝えたそのとき。ふと、背筋にぞくり、と冷たいものが走るような視線を感じた。

「えっ?」

思わず、そちらに目を向ける。そして、その視線の主を見た瞬間、私は思わず息をのんだ。

だって、窓際の隅の席に座っていたのは、あまりにも派手なアロハシャツを着た男の人で、こちらを食い入るようにじっと見つめていたのだから。

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