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Poisoned Passion: Burn From My Love

Poisoned Passion: Burn From My Love

By:  AprilCompleted
Language: English
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At the annual Mafia Summit, my childhood sweetheart, Salvatore Russo, falls victim to an aphrodisiac slipped to him by a beautiful spy from a rival family. And I, the cherished daughter of the most feared Don in the west, willingly become his antidote. That night, he drives me to the edge of breathless surrender, again and again. "Principessa, what did I ever do to deserve your favor?" he mutters. From that moment on, his love consumes me whole, making me forget what loneliness ever felt like. But in the third year of our marriage, someone sent me a private video of a man and a woman. It's from Rosa Conti, the same woman who once drugged Salvatore. In the video, Salvatore's voice is thick with desire. "Darling, of course I remember. The one who should've been in my bed that night was you." Then, Rosa sends me another voice message, taunting, "Arianna Moretti, for three years, he's been dulling your claws, turning you into something soft and spoiled. Everything he did was just to bring me back." However, she doesn't know that when I love Salvatore, I don't mind surrendering to him. And when I no longer love him, he'll face my fiercest vengeance.

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Chapter 1

Chapter 1

瀬戸遥(せと はるか)は神崎奏人(かんざき かなと)の投稿を見つめ、指先を画面の上で長く彷徨わせた。

画面に並ぶ言葉は、猛毒を塗った針のようだ――【運命の愛、君にすべてを捧ぐ】

写真の中で、彼の節くれだった手が別の女性の手首を掴んでいる。本来なら遥のものであるはずのダイヤモンドの指輪が、相手の指で誇らしげに輝いている。

事情など露知らず、友人からLINEが届いた。

【神崎先生の投稿、超ラブラブじゃん!奥さん、披露宴はいつ?】

遥は唇を噛み締め涙を拭うと、震える指で文字を打った。

【確かに結婚するわ。でも、相手は彼じゃない】

午前二時、奏人のアシスタントから電話がかかってきた。

「神崎先生が飲みすぎちゃって。迎えに来ていただけませんか?」

遥は冷ややかな笑みを浮かべた。

――行ってやる。ちょうどいい、十年間の青春について、けじめをつけてやろうじゃないか。

現場に到着すると、遠目にも奏人の黒いSUVが見えた。

近づくと、車が暗闇の中でリズミカルに揺れているのに気づいた。

窓ガラスは曇り、中からは女性の甘い声が漏れ聞こえてくる。

昨日のSNSに写っていた黒木結奈(くろき ゆいな)だ。

不意に、結奈が隙間から視線を上げた。その純真そうな顔に驚きの色はなく、むしろ挑発的な笑みをこちらに向けてくる。

その笑みはナイフのように、遥の胸を鋭く抉った。

遥はようやく悟った。奏人の周りの人間は、アシスタントを含め全員が結奈の味方であり、結託して自分を嵌め、わざとこの光景を見せつけたのだと。

彼女は背を向けて走り出した。ヒールの音が地面を叩き、慌ただしいリズムを刻む。

タクシーの中、窓を流れるネオンの光が目に痛い。

十年前、彼女は瀬戸家の令嬢、彼は神崎家の御曹司として、大学法学部のディベート大会で出会った。

肯定側の主弁士だった遥と、否定側のリーダーだった奏人……

試合では激しく対立した二人が、プライベートでは恋に落ち、誰もが羨むキャンパス公認のカップルとなった。

卒業後、奏人は家業を継ぐことを拒み、自力で道を切り拓くことを選んだ。その代償として、実家とは絶縁状態になった。

遥も家族の反対を押し切り、彼のために専業主婦になりながら、共に法律事務所を立ち上げた。

やがて事務所は軌道に乗り、互いの実家との関係も修復された。

息子の神崎陸(かんざき りく)も生まれた。順当にいけば、次は結婚し、一生を共にするはずだった。

しかし、奏人はいつまで経ってもプロポーズしてこなかった。

息子が一歳になった頃、遥はプライドを捨てて結婚を切り出した。

だが、彼は眉をひそめて言った。「俺は非婚主義なんだ」

今ならわかる――彼の非婚主義は、自分に対してだけのものだったのだと。

帰宅すると、室内は真っ暗で、陸の部屋からだけ微かな光が漏れていた。

彼女は声を押し殺して言った。「陸、もう遅いわよ。寝なさい」

「うるさいな!」

八歳の少年は顔も上げない。ゲームの爆音が鼓膜を震わせる。「結奈さんは一度だって僕に指図しなかった!限定スキンだってプレゼントしてくれたんだ!」

遥がスマホを取り上げた瞬間、陸は喚き声を上げて彼女を突き飛ばした。

「あっち行け!ママなんて最低だ、大嫌い!結奈さんのほうが一千倍も一万倍もいい、結奈さんに僕のママになってほしい!」

遥は雷に打たれたような衝撃を受けた。結奈がこれほどまでに深く入り込んでいたとは。

涙をこらえ、スマホを握りしめた。その声は震えているが、意志は固い。「今はまだ私があなたの保護者よ。好き勝手はさせない」

陸の泣き叫ぶ声を背に、遥は子供部屋を出た。

バスルームに閉じこもり、鏡に映る蒼白な顔を見つめながら、父に電話をかけた。

「お父さん、桐山蒼真(きりやま そうま)と結婚するわ。手配をお願い」

瀬戸隆(せと たかし)は安堵の笑みを漏らした。

「遥、よく考え直したな。桐山家の御曹司は……その、少し体に不自由があって、夜の営みは難しいかもしれないが、治療法がないわけじゃないし……」

「わかってる」

彼女は蛇口を閉めた。「少なくとも、あの人は私に『妻』という立場をくれるから」

上流階級で、遥が十年間も男に尽くして笑い者になっていたことは、誰もが知っている。

だがこれでいい。足の不自由の億万長者・桐山蒼真と結婚すれば、瀬戸グループを救えるし、奏人にも見せつけられる。

――彼がいなくても、自分は雲の上に立てるのだ。

やらない理由はない。
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