All Chapters of 悪魔降臨: Chapter 51 - Chapter 60

85 Chapters

51話 全てを理解した上で

 すると、レイはユウマの胸に顔を埋めたまま、不思議そうな声で答えた。「うん? だろうねー。ヒナ姉は、奥手だし、恥ずかしがり屋で男友達もできたことないよ? そんなヒナ姉が家に男子を連れてくるって……好きで心に決めた人しか連れてこないよ。親とかにも話さないといけないんだしー。無理やり家に遊びに来た男子ってこともあるかもだけど……そんな状況でヒナ姉が寝る訳ないしー」 その言葉に、ユウマは目を見開いた。彼女はすべてを理解した上で、自分を受け入れていたのだ。「それを分かってて、俺とエッチな事したのか?」 ユウマの問いかけに、レイは『うっ』、と声を詰まらせた。「だ、だって……うぅぅ、あっ!! それ、ユウマくんが言うセリフじゃなーい! ユウマくんが……触ってきたんじゃない。もぉー」 レイは顔を真っ赤にさせ、ユウマの胸を叩いた。「部屋に誘ったのは、レイだけどなー」 ユウマがさらに追い打ちをかけると、レイは観念したようにため息をついた。「は、はぅ……ヒナ姉……ごめんなさいぃぃ……」 レイは、いないヒナに、心からの謝罪の言葉を述べていた。 ユウマの言葉に、レイは緊張した顔をして尋ねた。「……そ、それで……ユウマくんは、だれと……付き合うの? わ、わたし?」 ユウマは、レイの頬に優しくキスを落とし、微笑んだ。「ん? あ、俺は、誰と付き合うんだろうな? 誰かと付き合う気はないんだけどな。でも、ヒナとアヤにレイを傍に置いて守って暮らしたいとは思ってるな」 その言葉に、レイは目を丸くした。「え? それで……ユウマくん、ダメなやつじゃ? 3……4角関係じゃん!」 レイの指摘に、ユウマは首を傾げ
last updateLast Updated : 2025-12-11
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52話 独占欲という愛の証

「そっか……レイに……え!? レイに会ったの? 失礼なこと言わなかった? あの子人懐っこいけど、警戒心が強いから……知らない人が家にいたら大騒ぎするから」 ユウマはそんなヒナの心配をよそに、あっけらかんと答えた。「仲良くなったよ。たまに一緒に過ごすことになったしなー」「え? どういうことかな……?」 ヒナは、ユウマの言葉の意味が分からず、首を傾げた。「付き合うような感じに?」 ユウマがそう言うと、ヒナはさらに目を丸くした。「え? え!? ……姉妹揃ってユウマくんと付き合うの?」 ヒナはユウマの言葉に、顔を赤らめながらも、寂しそうな表情を浮かべた。「付き合うような感じだろ? 付き合うとは二人に言ってないけど?」 ユウマがそう言うと、ヒナは「……そうだね」と呟き、深く息を吐いた。そして、突然寂しそうな顔をして、ユウマの目を見つめた。「わたし……付き合ってない人とエッチをしちゃったんだ……」 それは、罪悪感と後悔が入り混じったような、切ない口調だった。 ヒナの切ない告白に、ユウマは優しく答えた。「付き合うとか分からないけど、俺はヒナを大切に思っているし守ってあげたいと思ってる。それに独占欲も出てきて、他の女子とは違う感情が出てきてるのは確かだけどな」 ヒナは、ユウマの言葉に少し安堵した表情を浮かべた。「そ、そうなんだ……わたしも付き合うとか分からないけれど……ユウマくんが好き。ちょっと……付き合ってからエッチをするものだと思ってたから。付き合ってないって言われて動揺しちゃっただけだよ」 彼女はそう言って、ユウマの顔をじっと見つめた。その瞳は、恥ずかしさと、それでもユウマへの揺るぎない想いを伝えてい
last updateLast Updated : 2025-12-12
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53話 思い出の味と桃色の頬

 取り残された二人は顔を見合わせ、動揺を隠せないでいた。「……なんだろ?」「だ、だれ? 新しい彼氏?」 一人の問いかけに、もう一人が首を傾げながら答えた。「かなぁ? 私、聞いてないけど……」 すると、一人が何かを閃いたように声を上げた。「あ、あれ、カモじゃない?」「あぁ……お財布くんってやつ? あるかもー」 少し離れた場所にいたアヤの友人二人の間で、ユウマに対する品定めしていた。「でもさ……あれ、金持ってなさそうじゃね?」 一人がユウマの外見を見てそう言うと、もう一人が鼻で笑った。「実は持ってるとか……でしょ?」 その時、ジュースを買って戻ってきた、怯えた様子の女子がアヤにジュースを渡した。「あ、もういいから帰って」 アヤはジュースを受け取ると、もう用はないと言わんばかりに冷たく言い放った。「ホントに……ごめんなさい!」「もう、いいから」 女子は、アヤの言葉に恐縮し、逃げるようにその場から去っていった。その様子をじっと見ていたユウマが、アヤが持っているジュースに気づき、声を上げた。「それ、あの時のジュースじゃん?」 アヤはユウマの言葉に、一瞬あの時の間接キスのドキドキした思いがよみがえり緊張してしまい、ついぎこちない笑みを浮かべてしまった。「え? そ、そうだねっ。ユウマくん……飲む?」 そう言って、彼女はジュースの蓋を開け、ユウマに差し出した。ユウマはそれを一口飲むと、アヤに返した。「思い出の味だなー美味しいな?」 アヤはユウマが飲んだジュースの飲み口をじっと見つめ、頬を桃色に染めていた。 少し離れた場所にいた友人たちは、その光景を見て顔を見合わせた。「あーあいつバカだな。ア
last updateLast Updated : 2025-12-13
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54話 「お財布くん」の正体

「へ? あ、それ、わたしが捨てに行くよぉ」 アヤはユウマからペットボトルを受け取ると、そのままごみ捨て場へと走っていった。残された三人、ユウマと友人二人の間には、微妙な空気が流れていた。 残された二人の友人は、ユウマをジロジロと見つめ、品定めするように観察し始めた。「ねぇ……あんた、実は金持ちだったりすんの? どっかの、お坊ちゃまだったりして……?」 その単刀直入な質問に、ユウマは一瞬きょとんとした顔をした。「ん? は? 俺が? 金? まぁ……今、2万くらい持ってるけど?」 ユウマの答えに、友人の一人が目を輝かせた。「ふうん……結構、お金持ってるじゃん!」 しかし、もう一人の友人が呆れたようにツッコミを入れた。「ちがーう! そうじゃなくて、家が金持ちかを聞いてるんだろ!?」「家か、普通じゃね? 多分……しばらく、家に帰ってないけど」「ふぅーん……なんで、アヤと付き合わないのさ?」 その質問に、ユウマは首を傾げた。「付き合ってないけど、あいつのことは好きで大切に思ってるけど? 付き合うと何か変わるのか?」 ユウマの答えに、友人の一人が呆れたように言った。「……彼氏と彼女になれる! 恋人同士ってやつだ」「ふぅーん……彼氏と彼女になって、どうなるんだ?」 ユウマの問いかけに、二人は言葉に詰まった。 ユウマが二人の友人に冷たい目を向けた。「それで、なんなのお前ら……アヤの友達だから話をしてるけどさ……お前ら、結構遊んでるっぽいな?」 ユウマの挑発的な言葉に、友人の一人が眉をひそめ、声を荒げた。「は? それはこっちのセリフだってーの。なんだよ!初対面で言うことかそれ
last updateLast Updated : 2025-12-14
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55話 甘えたいが故の決断

 そして、ゆっくりと振り向き、男子を睨んだ。その目から発せられる禍々しいオーラを目の当たりにした男子は、体の底から湧き出る恐怖に動けなくなり、失禁してしまった。「俺、男にも近寄ってほしくないんだよね……キモいから。それでも近寄ってくるの? なぁ……?」 ユウマの冷たい声に、男子は震えながら答えた。「い、いえ……勘弁してください……もう、近寄り……ません」 ユウマは、震えながら言葉を絞り出す男子に、さらに追い打ちをかけるように笑みを浮かべた。「つぎ、近寄ってきたら……どうしようかなー? そっちの彼女をもらっちゃおうかな?」 その言葉に、アヤが慌ててユウマに抱きついた。「……ユウマくん……だめっ!」「アハハ、冗談だよ。いらないって言ったじゃん。地獄ってやつを見せてやるよ……本物の……」 ユウマの冷たい声に、男子は顔面蒼白になり、ただただ後ずさりした。「……いや、もう……ちかよらねーって……」 ユウマはアヤを連れ、その場を立ち去った。二人の後ろ姿が見えなくなると、その場に残された三人は重い沈黙を破ることができなかった。 倒れたままの彼氏に、彼氏持ちの友人が呆れたように声をかけた。「ね……あんた強いって言ってたよね? 弱いじゃん。漏らしてるし……」 その言葉に、男子は震えながらも反論した。「バカかお前……あいつ、次元がちげーよ……お前だって俺が試合出てるの見てるだろ。そこで優勝してるのも見ただろ? そんな俺が遊ばれてたんだぞ?」 その言葉を聞いて、も
last updateLast Updated : 2025-12-15
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56話 ルナの心のスイッチ

 ユウマの膝の上で、ルナは震えながらもスマホを耳に当てた。そして、電話の向こうの相手に、はっきりと告げた。「あ、あの……わたし、ルナ。え? あ、うん。知ってるけどさ、急用なの!少しはさ、話聞いて!わたし、別れるから!バイバイ!」 ルナの言葉に、電話の向こうから、何かを怒鳴るような声が聞こえてくる。ユウマの膝の上で、ルナは体を震わせながらも、言葉を続けた。「なんでって……嫌いになったの!それが理由だよっ!ふんっ」 彼女は電話を切ると、深く息を吐いた。それは演技ではなかった。実際に彼氏に電話をかけ、別れを告げたのだ。ユウマの耳にも、電話の向こうから聞こえてくる、彼氏の怒鳴り声や「待ってくれ」という切ない声が届いていた。 先ほどまでのムスッとした表情は消え失せ、ルナの顔は甘えた表情へと変わっていた。体の力も抜けて、完全にユウマに身を預けている。「あははぁ……わたし、別れちゃったぁ……褒めてくれないの?」 ルナがそう言うと、ユウマは呆れたように返した。「褒めてるけどな……さっきから頭を撫でてるよ?」 ユウマの言葉に、ルナは不満そうな顔をした。 ユウマの膝の上で、ルナはさらに甘えた声を出し、ねだった。「もっと……こう……エッチなやつが良いんだけど……」 ルナがそうねだるのは、ユウマが原因だった。初めての絶頂の快感を与え、彼女の心のスイッチを入れたのはユウマだった。初めての行為も、初めての快感も、すべてユウマがもたらしたものだった。ルナはもう、他の男に見向きもできないほど、ユウマに夢中になっていた。 ユウマはルナの頭を優しく撫でながら、意地悪そうに言った。「さっき自分で仕事中で……って言ってたよね?」 ルナはユウマの膝の上で、顔を赤くしながらも、必死にねだった。「二人になっ
last updateLast Updated : 2025-12-16
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57話 パーカー越しの熱い抱擁

 ユウマの手は、アヤの太ももをゆっくりと撫で始めた。指先で柔らかい肌の感触を確かめるように、少しずつ太ももの内側へと進んでいく。アヤの息がわずかに上がり、その体がびくっと震えた。ルナが隣にいるにもかかわらず、アヤは嫌がるどころか、ユウマの愛撫に身を委ねた。彼女の口からは「んぅ……ふぅ……」という甘い吐息と喘ぎが同時に漏れた。 ユウマは太ももに顔を埋めたまま、楽しそうにルナに声をかけた。「ルナも来なよ? 俺を襲っちゃって良いよ? 甘えてきても良いし」 ユウマの予想外の言葉に、ルナは目を丸くした。一瞬、戸惑いの表情を浮かべたが、すぐに期待に満ちた瞳でユウマを見つめ返した。「え? ほんとですかぁ?」 アヤはユウマの言葉に顔をしかめ、ルナの嬉しそうな声に不満げな吐息を漏らした。「むぅぅ。いいわよぅ……」 アヤはしぶしぶ許可をした。彼女の表情には、ユウマを独り占めしたかったという気持ちと、ユウマの言うことには逆らえないという葛藤が滲み出ていた。 ユウマの太ももへの愛撫は、次第に熱を帯びていった。太ももの付け根へと指先を滑らせながら、ユウマはアヤのショートパンツの際に顔を埋めた。アヤの白い肌と柔らかい布の境界線に、ユウマの熱い吐息がかかる。そして、その際を這うように、舌先でそっと撫で始めた。 「んっ……やぁ……」 アヤの口から、羞恥と快感の混じった甘い声が漏れる。ユウマの唇が太ももから、さらに奥へと進んでいく。その様子をルナはベッドの端から静かに見つめていたが、意を決したようにユウマの隣に移動した。そして、慎重にユウマの腰に手を伸ばすと、制服のズボンに優しく指をかけた。 アヤへの愛撫を止めずにいたユウマは、ルナの行動に気づくと、わずかに体を震わせた。ルナはユウマの反応を見て、嬉しそうに微笑んだ。その顔は、ユウマへの独占欲と、アヤの隣で密かに進める行為への興奮で火照っていた。ルナの小さな手が、ジッパーを下ろし、ゆっくりとユウマの熱い息子をズボンから解き放つ。
last updateLast Updated : 2025-12-17
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58話 女子人気ランキングの噂

 ユウマは、ルナの足首を掴んだまま、ゆっくりと体を合わせる。熱を帯びた肌と肌が触れ合った瞬間、ルナは「ひぁっ……」と甘く短い悲鳴を上げた。ユウマの息子が、ルナの柔らかな内側へとゆっくりと、しかし確実に、熱を帯びたまま入っていく。その感触に、ルナは目を丸くし、体がびくっと震えた。ユウマが腰を動かすたびに、ルナは「んんっ……あっ、はぁ……」という甘く切ない喘ぎが漏れ、乱れたカチューシャから覗く顔は、快楽に蕩けそうに潤んでいた。 ユウマがさらに深く、そして強く腰を動かすたびに、ルナの喘ぎは「ぁあああ……」と悲鳴に似た嬌声へと変わっていった。その声に、ユウマは満足そうに微笑む。ルナはユウマの背中に必死に爪を立て、メイド服を握りしめ、まるで溺れているかのようにユウマに縋りついた。メイドという役割を忘れ、ただひたすらに快楽に溺れるルナの姿に、ユウマは優越感を覚えた。 「ユウマさま……ひゃぁ……だめぇ……もう……だめぇ……」 ルナの懇願するような声は、快感の極致に達していることを示していた。彼女はユウマの腕の中で何度も絶頂を迎え、そのたびに白いメイド服が汗で濡れていく。 翌日、学校に登校したユウマは、男子生徒たちが話している噂を耳にした。どうやら、この学校にはスクールカーストというものが存在し、女子生徒の人気ランキングがあるらしい。その話を聞いたユウマは、面白そうだと感じてしまった。 意外なことに、そのランキングではシオリが二位、アヤが三位にランクインしていた。ヒナはというと、意外にも中間層に位置していた。ヒナが中間にいることは特に気にならなかったが、ユウマの興味を惹いたのは一位の存在だった。 「一体、誰なんだ?」 ユウマが気になって調べてみると、一位の女子生徒は「リン」という名前らしい。リンは、勉強ができて優しく、男女ともに人気があるが、特に男子から絶大な人気を誇っているという。今までユウマが彼女に反応
last updateLast Updated : 2025-12-18
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59話 空き教室で暴かれる嘘

 ユウマは、リンの虚ろな瞳の奥に潜む冷たさを見抜いていた。これ以上、無意味な言葉を交わすのは無駄だと判断し、彼女の瞳を見つめ、黙らせた。「お前、陰で人気取りのためか? いろんな男と関係を持ってるな? 楽しかったか? 気持ち良かったか?」 ユウマが問いかけると、リンは言葉を失った。ユウマは、彼女の表面的な表情の裏にある感情を読み取ろうとした。すると、リンの心から湧き出てくる感情は、ユウマの想像を遥かに超えた、複雑な物だった。 リンの複雑な感情を感じ取ったユウマは、さらに冷たい目を向けた。「そうか、まあ……それは自業自得だろ。良い子ちゃんぶって、むやみに可愛く接していれば、勘違いする男子も増えるだろ。その中には、おかしなやつも混ざってくるだろうな」 ユウマの言葉に、リンは激しく首を振った。その目は、言葉にならない反論と、どうしようもない悔しさで潤んでいた。「なんだ?」 ユウマが問いかけると、リンは震える声で言葉を絞り出した。「……人に好かれて、人気を得ようとしていただけよ。男の人と関係をもちたかった訳じゃないし、そんなの求めてないわ! それに空き教室に連れ込まれて無理やり……されたの1度だけよ。これ、求めてるにはいるの?」 リンの目を見つめ、彼女から発せられる感情を読み取ると、ウソを言っているようには感じられなかった。なぜ自分はリンに惹かれず、憎悪が湧き出てくるのか……ユウマは冷静に分析した。惹かれないのは、初めてが失われているからだ。そして、憎悪が湧き出すのは、彼女が人を騙して喜んでいるという一点に尽きる。ユウマは、リンの虚ろな心から目を離すことができなかった。 リンの告白に耳を傾けたユウマは、さらに核心を突く言葉を投げかけた。リンの複雑な感情の裏に潜む、彼女の巧妙な策略を見抜いていたのだ。「お前、そうやって同情を引こうとしているが……シオリを利用したな? それに他のヤツも使ってヒナに嫌がらせをしてただろ?」 ユウマの冷たい声が響く。リ
last updateLast Updated : 2025-12-19
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60話 好きな人の隣で

 リンの足は、ただ引きずられるだけで、廊下を擦る鈍い音が、彼女自身の耳にだけ届いていた。ユウマは感情のかけらもない目で前を見据え、まるで操り人形を運ぶかのように、彼女を教室へと引きずっていった。 リンを教室へ引きずり込むと、ユウマは扉を背に立ち、一言尋ねた。「お前の好きなやつって誰だ?」 ユウマの問いに、リンは怯えながらもすぐに作り笑顔を浮かべた。「い、いないわよ。このクラスじゃないもの……」 その言葉とは裏腹に、リンの目は辺りを見回し、ある一人の男子生徒にチラッと視線を向けたことをユウマは見逃さなかった。その視線が向けられた先の男子生徒が、彼女を見ていることを確認して、リンはホッとしているような感情を読み取った。ユウマは、そのホッとした感情の先にいる男子が、リンの好きな人物だと確信した。 ユウマは、その男子生徒を見つめながら、冷たい声で言葉を続けた。「お前、頭は良いのに……見た目が良くて、お前と同じような部類の奴が好きなんだな? 同じ部類同士引き合うのか? あいつも外見だけだぞ? 仮面をかぶり良い人を演じてる部類だぞ?」 ユウマの言葉に、リンは激しく動揺した。「このクラスには、いないって言ってるでしょ……違うわよリクくんじゃないわよ……」 ユウマはリンの言葉に、嘲笑うかのように口角を上げた。「俺、名前まで入ってないんだけど? ま、リクというヤツではないのか。そっか……このクラスの中にはいないんだな……そりゃ残念だ」 ユウマはそう言って、リンから視線を外した。リンは、ユウマの言葉の裏にある冷酷な意図に、再び恐怖を感じ始めていた。 ユウマは、リンの動揺を見て、一人で楽しむように満足げな笑みを浮かべた。そして、彼女の腕を掴むと、教室の中央を堂々と歩いていく。ユウマが向かったのは、リクが座っている席の隣だった。「あー悪いな。この席使うんだわ……お前の席は
last updateLast Updated : 2025-12-20
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