社交界が大騒ぎ&パーティのお誘い レオンと優雅に踊り終え、私はシャンパンを一口。 気分は不思議なほど軽かった。 周囲を見渡すと―― 拍手。 え?と思った瞬間、女性たちが次々に近づいてきた。 「クリスティン様……! 最高でしたわ!」 「あのオーディン様が真っ青になるなんて!」 「従順な奥様、って評判だったのに……ついに反旗を翻されたのね!」 「拍手喝采よ。本当に!!」 ――え、そんなに有名だったの?私。 女性たちは目を輝かせ、次々に私の手を握る。 「次、うちのパーティに来てくださらない? あなたの“あの堂々たる態度”、ぜひうちの夫にも見せたいわ!」 「そうよ、オーディン様だけじゃないの。 あれで震えた男……何人もいたわよ?」 「えっ」 会場の端では―― ■ 足を崩し落ちるオーディン ■ 顔色ひとつ変えず失望の眼差しを送る夫の姉 ■ その横で絶句している夫の父 ■ そして、しがみついて離れないアデル ……地獄の家族図。 オーディンの姉がつかつかと近づいてきた。 「クリスティン。 あなた……よくやったわね」 「え?」 「今まであの子、あなたに
最終更新日 : 2026-02-09 続きを読む