英語の恋愛詩の世界は本当に宝石箱を開けるみたいだ。エリザベス・バレット・ブラウニングの『ソネット集』から感じるのは、病床で書かれたのにこれほど情熱的な言葉が生まれるのかという驚き。『How do I love thee? Let me count the ways...』という出だしだけで胸が締め付けられる。
現代ならラップと詩の境界線が曖昧なアーティストが好まれる傾向にあるけど、ロマンチックな古典はやはり別格。特に大学生の時に出会ったジョン・ダンの『蛍』は、恋人同士の魂が融合する様子を昆虫の生態に喩えた奇想天外な表現がたまらない。大学の講義でこの詩を分析した時の興奮は今でも覚えている。