『パトレイバー』の原作小説とアニメの違いって、かなり興味深いテーマだよね。原作の小説は1988年に笹本祐一さんが書いたSFで、警察組織の日常を緻密に描いている。対してアニメは1990年代に押井守監督が手がけ、より哲学的なテーマや社会批評を前面に押し出した作りになっている。
小説では主人公の泉野明の成長物語としての側面が強いけど、アニメでは個人よりも組織としてのパトレイバーに焦点が当てられている印象。特にアニメ版の『パトレイバー 2 the Movie』なんかは、警察組織の官僚主義を皮肉った内容で、小説とは全く別の味わいがある。音楽やビジュアルも含めて、アニメは独自の美学を追求しているのがわかる。