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Beranda / BL / crisis / 38.###

38.###

Penulis: よつば 綴
2025-06-25 17:00:00

 腹が減った。車に乗せられて1時間ちょっと。どこまで連れてくんだよ。

 俺の腹の虫が絶叫し始めた頃、やっと車を停めた。『こっちだよ』つって、素っ気なく店に向かう先生。なんか腹立つなぁと思って、強引に手を繋いでやった。

 すげぇビックリした顔してたけど、予想外に振り払われることもなく、そのまま店までガッチリ握ってた。バレたらマズいんじゃねぇのかよ。

 まぁ、こんなトコに知り合いなんて居ないと思ったからした嫌がらせだったわけだけど。あっさり受け入れられると、ちょっと恥ずかしいんだよな。

 店は全席個室で、あんまり客は居なかった。俺らの他に数組だけ。ひと組、大人数で来ていて喧しいのが向かいの部屋に居たけど、迷惑ってほどではなかった。

 どうやら、この店の店員と知り合いらしい。店員は背の高い女の人で、横顔しか見えねぇけどめっちゃ綺麗。けど、店員まで一緒になって騒いでんじゃねぇよ。

 て言うか、あれってどういう関係でなんの集まりなんだろ。大人っぽくてデカイ男が2人に、俺と同い年くらいでチャラそうなのが2人、それから中学生っぽい可愛らしいのが1人。え、中学生くらいの子、取り皿に肉山盛りなんだけど。まだまだ乗せられてるし。ちっこいのにめっちゃ食うじゃん····すげ。

 店員が注文取り終えた瞬間、ピアスじゃらじゃらのチャラい奴が勢いよく扉を閉めた。だから、あんまちゃんと見れなかったけど、一瞬で分かるくらいアイツらすっげぇ距離近かったな。

 なんて、俺がボーッとしてたら、こっちはこっちで先生がアホみたいな量を注文してた。んっとにバカ。

 なんか知らねぇけど、すげぇ食いたい気分なんだって。ストレス発散かよ。そこまで食わねぇくせに。

 あんま喋る事もねぇし、ひたすら黙々と食べる。先生、あんま喋んねぇもんな。そう言や、しょうもない話って今まで俺ばっか喋ってたかも。

 小言は言うけど他愛のない話とかはあんまりしない。静かなタイプなんだと思ってたけど、それも違うみたいだ。

 奏斗サンとの事があったり、元々人付き合いは好きじゃないみたいだし、先生ってコミュ障なのかな。いっつ

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