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第38話《5/8㈭》かくれんぼサークル②

Penulis: 霞花怜
2025-06-25 19:30:41

「GW明けに講義を無断欠席している学生の所在確認をするように事務に通達があったんです。去年も同じ仕事はあって、友達の家や恋人の家に泊まってた、みたいな話で終わったんですけど」

 ありがちな話だなと思う。

 大学生になって一人暮らしをしている友人や恋人の家に入り浸る学生は、それなりにいそうだ。羽目を外した学生がやらかしそうな失敗ではある。

「どうしても三人だけ、連絡が取れない学生がいて、未だに連絡が取れないんですけど。調べたら三人とも同じ、かくれんぼサークルに所属していて」

「かくれんぼサークル?」

 思わず聞き返してしまった。

「って、何をするの?」

「名前の通り、かくれんぼをするそうです。時間を決めて隠れるらしいんですが、長期だと一日とか、もっと長いと三日とかで時間設定する長期かくれんぼがあるらしいです」

「三日も隠れるの? 辛くないの?」

 三日も同じ場所から出ないとなると、もはや籠城だ。 

 トイレや食事はどうするんだろうと心配になる。

「基本は、鬼に見付からなければいいので、移動は自由だそうです。隠れている間にどこで何をしていても良いらしいけど、決まった敷地からは出てはいけならしいです」

「鬼ごっこみたいなかくれんぼだね。長期戦は辛そう」

 子供の頃に遊んだかくれんぼとは違うのだなと思う。

 大人の遊びに進化しているのだろうか。

「その辛い長期戦が、GW中に行われたようなんです。場所は大学の構内、連絡が取れない三人も参加しています」

 ぞわっと背筋に寒気が走った。

 かくれんぼをしていた子供がいなくなるなんて、神隠しみたいで怖い。

「部長の学生は全員いるのを確認して帰宅したと言っているんですが、サークルの他の子に聞いても覚えていな

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