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Beranda / 恋愛 / もう一度あなたと / ㉛

Penulis: 美桜
2025-06-24 16:15:21

バー『Shangri-La』

「雪乃!友香!ほら、こっち!」

店の中に入るとBGMに流れるジャズが耳に心地良く、雪乃は彼女と友香を呼び出した麻衣を探して、視線を彷徨わせた。

そして2人を呼ぶ麻衣を見つけた時、彼女に侍る2人の男たちと目があった。

一人はイケメンマッチョ。もう一人はアイドル系。

2人共礼儀正しくはあるようで、雪乃たちにも軽くだが頭を下げて挨拶をした。

「どうしたの?こんな所に呼び出して」

尋ねると、彼女は「ん〜?」と首を傾げ、いたずらっぽく笑った。

「たまにはいいじゃないよ〜。私たちには潤いが足らないわ!」

「潤い……確かに」

麻衣の言葉に友香が呟く。

「何言ってるの?酔ってるの?」

男たちは確かに粗暴な感じではなかった。

だからといって、信用できるかといえば、それはまた別の話だ。

雪乃が眉を顰めると、麻衣がふふっと微笑った。

「大丈夫っ。この子たちはね、弟の友人なの。さっき、ここで偶然会っちゃって。ボディガード役やってもらってたの」

「こんばんは」

麻衣に紹介されて、アイドル系の彼がニコッと微笑って挨拶をした。

「こんばんは」

友香はそれを受けて、親しみやすい笑顔で挨拶を返す。

マッチョな彼は無言で頭を下げただけだった。

「心配しないで。彼らとどうこうしようなんて考えてないから。さっきのは冗談」

「えぇ~冗談なんですか?」

友香はけっこう本気だったらしく、残念そうに口を尖らせた。

「当たり前でしょ。なんかあったら、あなたたちの旦那さまに顔向けできないわっ」

麻衣が友香の頭をコツンと叩いて言った。

「別にいいのに」

「こらこら」

どうやら友香にも何か夫婦間であるらしい。

麻衣は知っているようだが、雪乃はそれを問いつめる気はなかった。

自分も訊かれたくないから、訊かない。

誰にでも事情はあるものだ。

雪乃は、麻衣と友香、それから男の子たちが親しげに話しているのを黙って見ていた。

『Shangri-La』

この店は、1階から2階に行くのにエレベーターもあれば階段もある。

白く美しい螺旋階段には足下に赤絨毯が敷かれ、ここを美しく着飾って優雅に歩くのが好きな女性もいる。

その時は当然、彼女たちをエスコートする男性もいて、バーでありながら、どこか社交パーティーの会場を思わせる趣きだった。

今その階段を上がって行く男が何気なく下を見回して、そこに親友の愛して止ま
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