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3. 「異世界ほのぼの日記」67

Author: 佐行 院
2025-03-10 10:39:11

-67 重い罰-

 『丼』な『重い』罰を受ける犯人に林田は柔らかな表情と口調で質問してみた、キツめの口調で聞くと答えづらくなってしまうかも知れない、素直に答えてくれそうな内に聞いてみようと言う作戦だ。

林田「どうだ、味は美味いか?知り合いの板前さんに頼んで作って貰ったんだ。俺大好きなんだ、カツ丼と親子丼に牛丼、そしてかき揚げ丼がよ。」

 丼にたっぷりの白米が盛られ、上には黒豚のロースカツにネフェテルサ特産の若鶏で出来た親子丼の具材がかけられ横にカラッとサクサクに揚げられた大きなかき揚げと継ぎ足しの出汁で甘辛く煮詰められた牛肉が添えられている。料理の練習に余念のない焼肉屋で働くウェアタイガーのヤンチの特製丼で、お代はいらないからと御厨板長が試食を頼んできたのだ。

犯人「こんなご馳走・・・、久々だよ。」

林田「それな、本当は俺の昼飯だったんだぞ。」

犯人「いいのか?俺、さっきも言ったが金ねえぞ。」

林田「良いんだ良いんだ。目の前で腹を空かせている奴がいるとほっとけねぇ性格(たち)でな、許してくれ。それにしてもよっぽど腹減っていたんだな、もう半分も無いじゃんかよ。」

犯人「美味すぎてな・・・、俺には勿体ねぇ・・・。死んだ両親に食わせてやりてぇ・・・。」

林田「良かったら、お前さんの話を聞かせてくれないか?食べ終わってからで良いからよ。」

 犯人は冷めない内にと口にどんどんと運んでいった、急ぎすぎて詰まらせかけている。ただ、まだ満腹感は来ていないみたいで勢いはおさまらない。

林田「ははは、急ぐからだろ。今お茶を持ってきてやるから待っとけ。」

 林田警部が冷蔵庫から麦茶を持ってきて犯人に1杯与えると、食らいつく様に一気に飲み干した。

林田「少し気になったんだが、お前さん。この世界の奴では無いな?」

犯人「ああ・・・、確かにそうだが何故分かった?」

林田「俺と同じ匂いがしたんだよ、今更だが名前は?」

犯人「梶岡だ・・・、梶岡浩章(かじおかひろあき)。」

林田「梶岡か、実は俺も転生者なんだ。お前さんも俺と同じだから、日本の味を美味そうに食ってるんだな。」

梶岡「いや・・・、実は日本での記憶は全く無くてな。」

林田「良かったら聞かせてくれるか。」

梶岡「長くなるぞ、レースを見なくて良いのか?」

林田「後で何とでもするさ。」

梶岡「ん?まぁ・・・、良いか。これは数年前、ここに俺を転
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