Masuk「繋がっていない様で繋がっている」をテーマに夜勤で肉を切っている間に妄想したままを書いています、宜しければどうぞ。 風光明媚な小さな町(1)を舞台に始まる俺の妄想をコメディっぽく描いてみようと思います、 巨大財閥が買い取った高校(2)における主人公たちの奮闘模様や、 「らしくない異世界(3·4·7)」で繰り広げられるドタバタ劇、 そして現実世界(5·6)を舞台にしている過去の恋愛等を自分なり(マイペース)に更新していく予定ですのでお気軽にクスクスと笑いながらお楽しみ頂ければと思います。 こちらの作品は「エブリスタ」にも掲載しています https://estar.jp/novels/26278127
Lihat lebih banyak-175 兄弟- ハッキリ言って既に分かっていた事なのだが5ゲーム目も好美の圧勝で終わった、正直言って守は今すぐ元の世界にいた頃の友人達に縋りたくなっていたが決して叶う事の無い夢だ。ただ守が好美に負けたという事実は変わらない、この流れのままだと守は好美にデザートをご馳走しなければならないが何となく認めたくなかった。守「待てよ、罰ゲームなんて突然言い出した癖に何の証拠も無い状態でデザートを奢れってのかよ!!確かに俺が負けたのは事実だが少し横暴すぎやしないか?!」 意地でも負けを認めようとしない守、ただこの様な一方的に攻められている状況でどうやって逃げ道を作るべきか分からなかった。しかし、好美には自らの勝利を証拠づける最適な方法があった。そう、何処のボーリング場でも得る事が出来る「あれ」だ。好美「守、まだ私から逃げるつもり?罰ゲームの執行を避けるつもり?」 何処からどう考えても負けを認めるしかなかった守、その様な状況にも関わらずしっかりとした証拠を突きつけようと必死だった好美。2人がプレイしていたレーンに備え付けられていたテレビ画面の表示によるとどう見ても勝負は決していたのだが・・・。好美「女将さん、「あれ」をお願いします。」 俺からすれば「あれ」と言う程大袈裟な物では無いと思うのだが、と言うか会計の時に大抵貰える物だから要求しなくても良いのではと感じてしまう。ネイア「はい!!姐さん、こちらをお納めください!!」 おいおい、この世界の住民は皆ノリが良い事は知っているがそこまでしなくても良いだろう。ましてや長命種であるエルフが普通の人間に「姐さん」だなんて、自分達の年齢を考えろよな。好美「言いたい事は分かるんだけどさ・・・、実はね・・・。」ネイア「はい・・・、姐さん・・・。」 いやいや、あんたら2人だけでそんな雰囲気出されても話の流れが分かる訳が無いだろうがよ。分かった、第三者の意見を聞こうじゃ無いか!!番頭さんを呼ばんかい!!好美「良いよ、でも結果は一緒だと思うけどね。」 何、結果は一緒だと?!よし、話を進めてみようじゃないか。 ネイアが旅館の受付に内線を繋いでから数分経過した後、番頭であるベルディが走ってやって来た。ベルディ「姐さん!!お待たせしました!!」 何でだよ!!いつの間にあんたらはそんな関係になったってんだよ!!好美「あ
-174 向き不向きと男女- 何故か好美が圧倒的に有利なままゲームは進行していき、遂に5ゲーム目を迎えた。周囲の者達がクスクスと笑っている中で好美は一度でも投げ方を変える事をせずに現状を保っていた、守はただただ悔しくて仕方が無かった。守「どう言う事だよ、今まで俺が連れとして来た事は何だったんだよ・・・。」 どんな人にだって向き不向きと言う物がある、きっとこれは好美にだって言える事だ。好美に向いたプレイの方法を最初に見出した美麗はかなり凄い人物、これが分かった今言える事はただ1つ。そう、守は心の中で美麗に謝るべきだという事である。好美「凄いでしょ、私に勝てるとでも思ったの?」 踏ん反りがえっているがまだこの5ゲーム目においては勝負がついた訳では無い、今現在「(好美)203-199(守)」で十分逆転は可能と思われたがよく考えればもう既に最終フレームだった。好美「守、諦めて負けを認める事ね。そして私にパフェをご馳走しなさい。」 そのままの流れで何気にデザートを要求したが罰ゲームなんて設定してなかった気がするのは俺だけだろうか、と言うより多分自らの勝ちがほぼほぼ確定したからそれを利用した様に思われたが・・・。守「お前、さっきまでアホみたいに食ってたのにまだ食うってのかよ。」好美「ボーリングしている内にお腹が空いてきちゃったの、デザートを食べなきゃ落ち着かないもん!!」守「もう俺の負けが確定したみたいに言わないでくれるか、「勝負は下駄をはくまで分からない」って言うだろう。」 その上、デザートを要求されたくない理由はもう1つ存在した。守「それにお前、このテーブルの上の物全部食いながらプレイしてたじゃねぇか。」 そう、好美はプレイ中にちょこちょこ自動販売機などへと向かいずっと買い食いしていた。それでもまだ腹が減った、デザートを食わせろと言うのか。全く・・・、我儘な大食い娘だな・・・。誰がそうさせたんだよ、徳島にいる父親の操か?それとも「暴徒の鱗」にいる元竜騎士(ドラグーン)達か?好美「他の誰でもなくあんたじゃないの、私だけじゃなくて光さんも大食いキャラにしたくせに。」 あ・・・、俺の所為って事になってるのね・・・。何か・・・、すんません・・・。好美「分かっているならそれで良いの、さてと・・・。」 気を取り直した様に好美はもうお馴染みと言える「あ
-173 根拠の大切さ- 好美とのじゃんけんに負けて本気で落胆するネイア、恋人達は今までこの様な表情をするエルフは見た事が無かった。たかがじゃんけんと言いたくなってしまうがこの後ネイアに何かが待っているのだろうか、気になって仕方が無かったが何となく聞きづらかった。 2人は受付から少し歩いてボールを選ぶ事にした、通常なら自分が投げやすい重さのボールを選ぶべきだと思われるが好美が手にしているのはまさかの「18ポンド」・・・。守「流石にそれは重過ぎだろ、投げれるのか?」好美「分からないけど、重いボールの方が倒しやすいって聞いた事が有るのよね。」 おいおい・・・、何処からの情報だよ。好美「確か・・・、美麗(メイリー)が言ってた様な・・・。」 それ信用できんのか?あいつは大学でもボケ担当だったんだぞ、いつものノリで言っちゃっただけなんじゃないのか?好美「そうかな・・・、あの子私の前ではボケをかました事無かったと思うけど。」守「いや、美麗ならやりかねないよ。」 目の前で美麗が友人にボケをかます様子をみかけた守は好美と美麗がボウリング場で遊んでいる所を想像してしまった、おそらく笑いを取りたい一心で重過ぎのボールを使用しようとしていただろう。次の日の筋肉痛は物凄い物だったと推測できる、そんな中・・・。美麗「くしゅん!!はぁ・・・、風邪引いたかな。」 ほぼ同刻、制服姿の従業員達に囲まれて働いていた美麗は大きく嚏をした。勿論今日も結愛から支給された青いチャイナ服を身につけている、ハッキリ言って場違い。従業員①「主任、彼氏さんに噂されてんじゃないですか?」美麗「何言ってんの、昨日もちゃんとデートしたもん!!」 直属の部下の発言に頬を膨らます美麗、ただ「昨日デートをした」という事は何の根拠にもならない。従業員②「じゃあ、あれですか?「さっきまで会っていたのにまた会いたくなっちゃった」的なやつ。」美麗「もう・・・、上司をからかっている暇があるなら早く運んじゃいなさいよ。」従業員①「へーい・・・、(小声で)どうせまた今夜もデート行くんだろうな。」美麗「ちょっと・・・、聞こえているんだからね。」従業員②「はぁ・・・、どうして主任はこうも地獄耳なんだろうね・・・。」 美麗が小言を言う従業員達を睨みつけている中、好美達は早速1ゲーム目を始める事にした。ただ
-172 無知と伝統- 内線で番頭から聞いた通りの場所へと向かうと本当にボーリング場が広がっていた。2人の想像をはるかに超えて広い、チラッと見ただけだがそこには30レーン程が並んでいる様に見えた。それもそのはず、この旅館に繋がっているボーリング場の経営者は一緒なのだが旅館に泊まるお客さん以外にも楽しんで貰える様に一般開放されている様だ。しかも1ゲームまさかの200円(宿泊客は3ゲーム目まで無料)、日本のボーリング場ではありえない位の破格の値段で楽しむ事が出来る様だ。2人はただゆっくりと過ごせたらいいかと思っていただけなので無料の範囲で楽しんでみる事にした(と言うかここでもドケチを発揮するんだな)。 元の世界(日本)にあるボーリング場と同様に様々な重さのボールを取り揃えていたこのボーリング場は何処からどう見ても日本のボーリング場とは変わらなかった、ただ何故か着物を着た旅館の女将が受付に立っていた以外は・・・、人員不足か?好美「そう言えばレンタルシューズは何処なのかな、それっぽい場所が全く見当たらないんだけど。」 どうやら守と好美は2人でボーリング場に来たのは初めてだが各々の友人達と何度か通っていた事があったらしい、それが故にボーリング場には必ずレンタルシューズが有る事を知っていたみたいだ。守「受付にいるのって・・・、女将さんだよな・・・。一先ず聞いてみるか。」 何処からどう見てもその場にそぐわない恰好で受付に立つ女将の下へと駆け寄った2人、一先ず受付とシューズのレンタルを早く済ませたかった。好美「ネイアさん、おはようございます。」 好美は先程までネイアが自分の事を裏で「化け物」と呼んでいた事を知らない。ネイア「あらお2人さん、おはようございます。昨日はよく眠れましたか?」 ネイアは2人がとんでもない恰好で1晩ずっとリバーシをしていた事を知らない。好美「2人で3ゲームだけ利用しようかと思っているんですけど、レーンは空いてますか?」ネイア「大丈夫ですよ、今日は予約も入っていませんし今はお客様も少なめですから。」 確かにネイアの言う通り朝一だったからか、客はまだ少な目であった。ネイア「取り敢えず・・・、私とじゃんけんしますか?」守「な・・・、何でじゃんけん?」 全くもって訳が分からなかった2人、一先ず言われるがままに女将とじゃんけんをしてみ
-126 神にとっての憧れ- 大企業(と言うより巨大財閥)の社長は突然やって来た古龍の望むままに店へと入って行った、正直俺からすれば「暴徒の鱗」は貝塚財閥といった大企業の社長や「一柱の神」と呼ばれる古龍が食事をする様な豪華な店とは言えないと思うのだが・・・。結愛「馬鹿野郎、こう言った庶民に親しまれる味付けを純粋に守っているお店こそ守るべき物だと思うもんだぞ。」トゥーチ「そうだ、俺はここの料理が好きで通っているんだから茶々入れてんじゃねぇよ。」 そうですか・・・、そう仰るならこれ以上は何も言いませんが店長はどう思っているんでしょうかね。イャンダ「俺は大歓迎だよ、それに「貝塚財閥の社長
-122 パティシエの未来とやっと完成した新社屋- 色々と騒ぎはあったものの最終的に温かな雰囲気に包まれながら祝いの宴が終わってから数日が経った、師匠の逮捕により心中でだが路頭に迷ったオラを救ったのはやはり副店長の真希子だった。真希子「どうだろうオラちゃん、師匠のそのまた師匠の下で働きながらスイーツの勉強をしてみないかい?文句があるなら何でも受け付けるよ。」 自らの師が目の前の恩人から学んだという事を考慮に入れると自分も是非学んでみたいという意欲が湧いて来る、逆に文句なんてどうしてあると思うのだろうか。オラ「これ以上に嬉しい事はありません、宜しくお願いします。」 オラは深々と頭を下
-121 改めて聞かせて欲しい- 先程とは全く別の理由で顔を赤らめる好美、この世界でトップクラスの高層マンションの大家の様子から早くも酔いが冷めてしまったのが見て取れた。 そんな中、真希子によるプロレス技と冷静だったナルリスによる通報によりネフェテルサ王国警察の署員達がヘルクの逮捕の為に駆け付けた。確かに何でもありの世界ではあるが、祝いの席で逮捕者を出す様な騒ぎは流石に勘弁して欲しい。 駆け付けた署員の中に、偶然だが遅れながらも宴に参加する為にレストランへと向かっていた希の姿があった。希「宴を楽しみにしていたのに、君は何て事をしてくれたんだ。」 希はため息を深く吐きながら盗撮犯の目
-119 菓子職人と副店長の共通の知人- 自分が取った行動により初めて会ったばかりで挨拶も出来ていない店の副店長が取ろうとしていたとんでもない行動を必死に制止したピクシーは、改めてシェフ帽を脱いでオーナーシェフ達に自己紹介すべきだと一歩前へ出る事にした。オラ「宝田副店長、申し遅れました。数日前にこの店のパティシエとして雇用されたシルフのオラ・マイヤーと申します。まだ試用期間のひよっ子ですが、宜しくお願い申し上げます。」 あらまぁ、これはご丁寧な事。ただピクシーではなくシルフだったのね、失礼しました。オラ「そうですよ、誰が自分の事をピクシーだって言ったんですか。」 ホルのお姉さんとお