「そういえばね、今日はいつも嫌味を言ってきていたドムたちが寄っても来なかったんだ。白月のおまじない、凄い効果だったよ。初めて仕事がしやすくて、遅れていた分の作業まで終わらせれたんだ。仕事していて楽しいって初めて。本当に嬉しい、白月ありがとう」 興奮ぎみに一気に話すと白月がふわりと笑んだ。「良かった。初めてだったし、弱目にしてたから心配だったんだ。弱いと今日の男みたいな少し力のあるドムにはあまり効果がないからね。それもあって今日は会社まで様子を見に行ったんだよ。空良に絡みついていたあの男の思念には並々ならぬ執着心が見えたから心配だったからね。でもやり過ぎちゃったよね、ごめん空良」 気まずそうに語尾が弱くなっていく白月に向けて、左右に首を振ってみせた。「ううん。助けてくれたのに僕こそ怖いなんて言ってごめんね。伊藤からの強制的なプレイは本当に嫌なんだ。いつもサブドロップに入れられて放置される。合意もないしセーフワードも作って貰った事がない」 セーフワードはドムのコマンドにどうしても応じたくない場合にサブに用意された逃げ道みたいな言葉だ。 伊藤はあえてセーフワードを設けない事で徹底的にこちらを蹂躙してくる。苦笑混じりに喋り、またすぐに口を開いた。「だからタイミングよく会社に来れたんだね。それにしても僕に執着? 伊藤が?」 ただただ気持ち悪い。「本人も自覚してるかは分からないけれど、空良を自分の所有物だと思っている印象を受けたよ。でも今日あの男に、一時的にだけどサブになるような仕掛けをしたから暫くの間大人しくなるんじゃないかな?」「そんな事も出来るの?」 呆気に取られた。あの伊藤がサブだと思うと少し笑えた。いくらか溜飲が下がる。「空良、口を開けてごらん。昨日よりもう少し強めの結界玉をあげる」「う、うん」 ——結界玉というとやっぱりあの方法だよね……。 白月に言われた通りにおずおずとあの字に口を開くと、また口付けられ口内を貪られた。それが何とも言えないくらい気持ちよくて、腰の奥に疼きが生まれる。「ん……んぅ、は……ぁ」 甘ったるい声が漏れてしまい、それが恥ずかしくて白月の胸元にしがみついた。 白
Last Updated : 2026-01-24 Read more