これが'oshi nori'の本質だと思う。音楽全体ではなく特定パートに集中し、細部まで愛でる行為。通常の応援が料理全体を味わうなら、'oshi nori'は隠し味のハーブだけを分析するようなもの。『Bocchi the Rock!』で喜多郁代だけを追いかけるファンの熱意は、作品の別の楽しみ方を開拓してる。ただしバンドの一体感を損なわない程度が理想かな。
『Oshi no Ko』の最終回について考えると、ストーリーの伏線回収とキャラクターの成長が鍵になる気がする。
アイドル業界の闇を描きながらも、アクアとルビーの運命がどう交錯するかが最大の見どころだ。特に『16歳の嘘』というテーマがどう収束するか、作者の赤坂アカ先生ならではの意外性のある展開が予想される。
個人的には、アクアが復讐のために犠牲にしたものと、最終的に得るものの対比に深みが出ると期待している。完結編では、アイドルとファンの関係性の本質にも迫ってほしいな。