『じゃじゃ馬ならし』の現代風アレンジといえば、2019年のNetflixオリジナルシリーズ『10 Things I Hate About You』が思い浮かびます。シェイクスピアの古典を高校ラブコメとして再解釈したこの作品では、反抗的なカタリーナが転校生パトリックと火花を散らす展開が秀逸です。
舞台を現代の高校に移したことで、原典の男女の駆け引きがSNS時代の恋愛観に巧みに変換されています。特に印象的なのは、カタリーナが詩を朗読するクライマックスシーンで、『じゃじゃ馬ならし』の最終演説をモダンな形で昇華させています。原作の核心を残しつつ、ジェンダー観の変化を自然に反映させた手腕は見事です。