'The Culture'(イアン・M・バンクスのシリーズ)は、文明そのものがほとんど万能に見える例としていつも名前が挙がります。治療や再生は日常の範囲で、身体改造や記憶操作まで含めて人の境界が曖昧になる。僕はこのシリーズで、技術的な“恩恵”がかえって自己のアイデンティティや倫理を揺さぶる描写にゾクゾクしました。続いて映像・ゲーム系だと、'Star Trek'は古典中の古典ですが、トリコーダーや医療用トランスポーターの存在が治療の概念を根本から変えていて、未来医学が当たり前に使われる世界の空気感をよく伝えてくれます。