歴史好きなら、テレビドラマ'I, Claudius'のティベリウス描写は外せない。1976年のBBC制作だが、今見ても色あせない演技力だ。ローマ帝国の権力闘争を、心理描写を重視して描いている。
ドラマの中盤から登場するティベリウスは、
猜疑心に満ちた老皇帝として非常に印象的。キャプテン・ジェイムスの演技が、徐々に狂気へと傾いていく様子を繊細に表現している。特に
皇太子時代との対比が巧みで、権力が人をどう変えるかを考えさせられる。
セリフ回しや小道具の使い方にも意味が込められていて、何度見ても新しい発見がある。古典的名作と言われる理由がわかる、重厚な作品だ。