戦国時代から安土桃山時代にかけて日本に来航したキリスト教宣教師、いわゆる『伴天連』について知りたいなら、まず押さえておきたいのが『日本キリシタン史』です。この本は宣教師たちの布教活動から禁教令による弾圧まで、日本におけるキリスト教の歴史を網羅的に解説しています。特にフランシスコ・ザビエルやルイス・フロイスの活動について詳しく、当時の日本社会とキリスト教の関係を理解するのに最適です。
もう一冊おすすめなのは『南蛮屏風の謎』で、美術史的観点から伴天連文化を読み解くユニークなアプローチが光ります。南蛮貿易で持ち込まれた品々や屏風絵に描かれた宣教師たちの姿から、当時の日本人がどのように異国文化を受容したかがわかります。史料の分析だけでなく、ビジュアル資料も豊富で、歴史書としては珍しく華やかな印象を受けるでしょう。
史料編纂なら『フロイス日本史』が外せません。ポルトガル人宣教師ルイス・フロイスが記したこの著作は、織田信長や豊臣秀吉との交流を含め、当時の政治情勢とキリスト教布教の関係を生々しく伝えています。現代語訳も出ているので、難解な古文に慣れていない人でも読み進められます。伴天連の視点から見た戦国武将像は、教科書とはまた違った面白さがあります。
漫画作品なら『
センゴク』シリーズの外伝的作品『センゴク権兵衛』が、キリシタン大名として知られる高山右近を主人公に据えています。史実をベースにしながらもエンターテインメントとしての面白さを追求しており、伴天連と戦国武将の交流を気軽に知る入門書として最適です。