タイトル翻訳を考えるとき、まず音の可愛らしさと語感の意味をどう保つかを優先する。だいしゅきは幼さと愛嬌を同時に示す表現で、ホールドは文字通りの「抱擁」か「技(ホールド)」かで意味が変わってくる。文脈によっては英語に直すと笑いになることもあれば、ロマンチックに響くこともある。
場面が恋愛寄りなら、ストレートな感触を残したいから僕は 'The "I Love You" Hold' のように訳すことが多い。引用符で幼さを残しつつ、意味が一発で伝わるのが利点だ。逆にギャグや可愛さ重視なら 'Big-Love Hold' や 'Huge-Love Hug' という語感寄りの選択肢もアリだと思う。
対照的に、もし「ホールド」が格闘技的な意味合いで使われているなら、遊び心を残しつつ英語圏の読者が戸惑わないように 'Daishuki Hold'(ローマ字のまま固有名詞化)にするのが実務的だ。最終的に決めるときは作品のトーンとターゲット層を優先するけれど、個人的にはわかりやすさと可愛らしさのバランスが取れた 'The "I Love You" Hold' を推したい。そう感じる理由は、表紙や宣伝文句で訴求しやすいからだ。