英語で『涙脆い』を表現する場合、直訳すると『tear-prone』や『easily moved to tears』といった言い回しが近いですが、文化や文脈によってニュアンスが変わります。
感動シーンを翻訳するときは、単に言葉を置き換えるだけでなく、感情の奥行きを再現する必要があります。例えば『君の名は。』のラストシーンを英訳する際、『涙が止まらない』は『I can't stop the tears』よりも『My heart overflows』と詩的に表現した方が原作の情感を伝えられます。
字幕翻訳者として気をつけているのは、日本語の曖昧な情緒を英語の論理的な構造に無理やり当てはめないこと。『Clannad』の名言『家族とは、一緒に泣ける場所だ』の英訳では『Family is where tears become bonds』と、抽象度を保ちつつ英語圏の価値観に寄せました。