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Home / 恋愛 / 夏目さん、死なないで! 社長のアプローチが始まった! / 第 354 話

第 354 話

Author: 一笠
老人ホーム。

大山を部屋に落ち着かせ、執事に後のことを任せ、凛は部屋を出た。廊下の奥で、聖天が医師と話しているのが見えた。

凛の視線に気づいたのか、聖天は凛の方を見て、医師に簡単に挨拶をした。

医師が去るのを見届けて、凛は聖天に近づき、「何を話してたんですか?」と尋ねた。

「礼に頼まれて、大山さんのカルテをここの医者に渡していた。今後の世話に役立ててもらうために」

そう言うと、聖天は凛の肩越しに部屋の方を見て「大山さんの様子は大丈夫か?」と尋ねた。

凛は笑いをこらえ、怒ったふりをして聖天を睨みつけた。「今更おじい様の気持ちを心配するんですか?佐藤家の前で騒ぎを起こさせた時は、どう考えてたんです
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