「……えっと? あのそうじゃなくて俺の両親は?」
俺は訳が分からず女神様の目を見つめる。
「ああっ! なによ! 『古代図書装置ユグドラ』が転生した月神博士だったの? もう、ずっと私の目の前にあったものがそうだったなんて……!」
「ってええ? ス、スイさん?」「て、こ、この植物が月神博士?」
俺達は色々と驚きながら、いつの間にかまじかに姿を現したスイさんを見つめる。
「あ、そっか! スカードが全生物を生き返らせたから……」
「そ! 私魔法使いだから瞬間移動の魔法も使えるしね!」「スイあんた……」
「ご、ごめんなさいっ! 私も立場上色々あって仕方なくやってたの! でも、もう色々と諦めたから本当に許して! お願いっ!」スイさんは俺達の目の前で深々とひれ伏し土下座して謝っている。
「なあ、スカードどうする?」
「俺はもうこやつを一度断罪したので、正直どうでもいい。だが、お前はFプロジェクトの事を知っておく必要があるだろうし、こいつと仲良くやった方が俺はお前の為になるとおもうのだががな……」(そっか、そうだよな。流石スカード、戦っていないときは非常に頼もしいし、キレのある回答をしてくるな)
なんか位置付き的に神様みたいだしね。
「うんまあ、完全には信じられないけど本当に罪悪感を感じているなら色々教えてくれると嬉しいかな……」
その、正直俺の初恋の人でもあるしね……。
俺は少しだけ顔を赤らめながら、ぼそりとつぶやく。
「んんっ……そうよね。じゃお詫びに私の知っている事を全て話すね」
「まあ、貴方の嘘を看破するスカードもいるしね?」雫さんは少しの皮肉を込め、苦笑いしてますが? 中々辛辣である。
「ば、ばかっ! そ、そんなんじゃないって!」
「ふむ、半分