My Overpowered System

My Overpowered System

last updateLast Updated : 2021-11-19
By:  Ward BuenOngoing
Language: English
goodnovel12goodnovel
10
8 ratings. 8 reviews
19Chapters
13.1Kviews
Read
Add to library

Share:  

Report
Overview
Catalog
SCAN CODE TO READ ON APP

Synopsis

A boy was transmigrated from earth to another world. he wake up on the body of a youngster from the Arch Duke family. Currently, he was treated as thrash and was sent to govern a desolate area between borders of two kingdoms. Follow the main character dominate the Continent using the people of his domain and the system that gifted him the power to trample everything that gets on his way.

View More

Chapter 1

Chapter 1: Reincarnation

私は壁に手をついてゆっくり立ち上がり、平らになったお腹に触れる。止まったはずの涙が、また頬を伝った。

本当なら、靖は私が流産したことに気が付くはずだった。

今朝、浴室で血の塊が次々と出てきたとき、私はすぐに靖へ、病院に連れていってほしいと頼んだ。

しかし、書類を整理していた靖は、私を見てわずかに眉をひそめただけ。

「なんでそんなに血が出てるんだよ。生理の処理くらいちゃんとできないのか?

そんなことで病院についていく暇ないから。早くきれいにしろよ。床まで汚れるだろ。

まだ内装してないからって、汚していいわけじゃないんだからな」

私が血を流しているのを見て、靖が真っ先に見せたのは心配でも動揺でもなく、隠しきれない嫌悪だった。

タイルすら貼られていないコンクリートの床のほうが、私の血より大事らしい。

私は激しい痛みをこらえながら、床についた血をきれいに拭き取った。それから上着を着て、もう一度靖に病院へ連れていってもらおうとしたその時、美月から靖に電話がかかってきた。

「靖、朝ごはんにあそこのパン屋さんのパンが食べたいの。少し遠回りになるけど、寄ってきてくれない?

ほら、私、朝ごはん抜くと図面描けないから……」

スピーカーにしていたわけでもないのに、美月の甘ったるい声は、私のところまではっきり聞こえてくる。

私は慌てて靖を引き止めようとしたが、靖は私をちらりと見ただけで、そのまま私の後ろの床を指さした。

「また汚れてる」

その一言で、私は動けなくなった。

靖は美月には優しい声で答えながら、振り返りもせず玄関を出ていった。

私がまだ血を流し続けているのに……

靖にとっては、私を病院へ連れていくことより、美月の朝食を買っていくほうが大事だったのだろう。

その時、私のスマホが震え、我に返った。

親友の吉川園子(よしかわ そのこ)からのメッセージ。

【智世、後悔してる?】

子宮内容除去術を受けると決めたことだ。

病院で一通り検査を終え、切迫流産と書かれた診断結果を見たとき、私は泣きながらも笑っていた。

妊娠を喜ぶ暇さえないまま、先に切迫流産を突きつけられた。

あの時、医師から示された選択肢は二つだった。

妊娠を継続するための治療を受けるか、それとも、妊娠を終わらせるか。

家を出る前の靖の態度を思い返し、私は迷うことなく後者を選ぶ。

【後悔してない。むしろ、今はすごく楽】

園子から、親指を立てたスタンプが3つ続けて送られてきた。

【やっと目が覚めたんだね。

で、これからもあの事務所で働くの?

広報で何年も靖さんと西条さんの記事ばっかり作ってたんでしょ。いい加減うんざりじゃない?】

私は少し手を止め、これまで自分が作った記事を開いた。

私が提出するタイトルは、美月が気に入らないという理由で何度も差し戻され、そのうち、タイトルだけは美月自身が考えるようになった。

【業界公認のベストコンビ!建築設計事務所が誇る最強のデザイナーの二人!】

どれも似たようなタイトルで、「お似合い」「最高のコンビ」といった言葉ばかり。

ネットでは二人のファンコミュニティまで作られ、「今世紀最高の知性派カップル」ともてはやされていた。

少し休んでから、私は返信した。

【もうどうでもいいって感じかな。

それに、前に出してたインテリアデザインの研修申請が通ったから、もうすぐ盛沢市を離れるつもりだから】

術後の経過観察が終わると、看護師さんがそっと声をかけてくれた。

「浅倉さん、もうお帰りいただいて大丈夫ですよ」そう言ってから、気遣うように私の肩に手を添える。

「ただ、次にこういう処置を受けることがあれば、ご家族に付き添ってもらってくださいね。

今もまだ体が回復していませんし、一人で帰るのはあまりおすすめできませんので。

ご主人の電話番号は分かります?私から連絡しましょうか?」

そう言ってスマホを取り出そうとする看護師さんの手を、私は笑ってそっと止めた。

「夫はいないんです。

お気遣いありがとうございます。でも、これからは一人でちゃんと歩いていけますから」

Expand
Next Chapter
Download

Latest chapter

More Chapters

To Readers

Welcome to GoodNovel world of fiction. If you like this novel, or you are an idealist hoping to explore a perfect world, and also want to become an original novel author online to increase income, you can join our family to read or create various types of books, such as romance novel, epic reading, werewolf novel, fantasy novel, history novel and so on. If you are a reader, high quality novels can be selected here. If you are an author, you can obtain more inspiration from others to create more brilliant works, what's more, your works on our platform will catch more attention and win more admiration from readers.

reviewsMore

i.z.ali
i.z.ali
update It .
2023-07-22 09:43:27
1
0
Brian Clif Ford
Brian Clif Ford
the reason why the author has not been able to post guys is because he is already dead.
2023-07-12 20:02:37
3
0
Georgyshirts777
Georgyshirts777
seems like other people should take the story ove...
2023-01-13 00:31:15
1
0
Yasou Bincula
Yasou Bincula
nice story and has a good sense of reality
2022-07-29 08:54:18
0
0
Halo Halo
Halo Halo
Update please
2022-02-09 04:13:24
0
0
19 Chapters
Explore and read good novels for free
Free access to a vast number of good novels on GoodNovel app. Download the books you like and read anywhere & anytime.
Read books for free on the app
SCAN CODE TO READ ON APP
DMCA.com Protection Status