The legend of the lightning beast

The legend of the lightning beast

last updateLast Updated : 2022-06-21
By:  Temmy penOngoing
Language: English
goodnovel16goodnovel
Not enough ratings
37Chapters
3.3Kviews
Read
Add to library

Share:  

Report
Overview
Catalog
SCAN CODE TO READ ON APP

Synopsis

What happened when a human got some strange abilities that can be classified as supernatural power.What if unknown mysteries begins to unravel,will the human be able to overcome every circumstances that comes it's way. A werebeast ,being the last of it's kind due to the hatred he have for human because the humans had destroyed them all.it decided to reside in the forest of a kingdom called Persia. He has been living in the forest for many years until the kingdom"persia" send a invitation to him in order to help them in winning a life threatening war that aroused against them .After much persuading from the kingdom he help them in winning the battle .Not long after the war ends he got betrayed by the kingdom king. But as a supernatural being that has lived for thousand years.He predicted the betrayal so he made arrangements so that the lightning beast will not cease to exist. He gave his child to someone he trust to be taken care of.Before he died,he transfer his power into a orb to be absorb by the chosen one. Who is the chosen one? Who is the beast child? Watch out in this interesting story.

View More

Chapter 1

Chapter 1 letter of war

南山市では誰もが知っている。月城美礼(つきしろ みれい)と木野祐(きの ゆう)は、犬猿の仲であることを。

名目上は祐の婚約者である美礼は、彼に「三つの禁止事項」を定めていた。

無謀なスピード走行は禁止。

外泊は禁止。

そして、夏目雫(なつめ しずく)という、祐が好きな女性に会いに行くことは絶対に禁止。

だが祐は、ことごとく美礼に逆らった。

ある時は南山市の山道を端から端まで飛ばし、またある時はクラブに夜通し入り浸って泥酔する。

そしてついには、美礼の誕生日に、夜空を埋め尽くす花火の下で、わざと雫とキスをし、美礼の面目を完全に潰した。

周囲は皆、面白がって二人の成り行きを見守っていた。

南山市一の名門令嬢である美礼の気性なら、その拡散しまくったキス写真を見れば、怒り心頭に達して現場へ乗り込み、この放蕩男を引きずってでも連れ帰るに違いない――誰もがそう思っていた。

写真がネットで拡散されて一時間後、美礼は確かに現れた。

しかし彼女は激昂することも、祐を連れ戻そうとすることもなく、ただ静かに祐の前へ歩み寄り、手を差し出した。

その声は、空気に溶けて消えてしまいそうなほどかすかだった。「祐、七年前、あなたにお守りをあげたよね。……今、返してくれる?」

個室の中は、針の落ちる音さえ聞こえそうなほど静まり返った。

祐もまた呆然とし、無意識に首にかけていた赤いお守りに触れた。

七年前、彼はスピードを出しすぎて事故を起こし、ICUで一昼夜の救命処置を受けた。

目を覚ましたとき、最初に視界に入ったのは、美礼だった。

彼女の目は泣き腫らして真っ赤で、体もひと回り細くなっていた。

彼が目を開けたのを見た瞬間、また涙がこぼれ落ちた。

そして彼女は自分の首からそのお守りを外し、ぎこちない手つきで彼の首にかけた。

「これはおばあちゃんがくれたもの。子どもの頃からずっと身につけてきて、これのおかげで一度も怪我をしたことがないの」あの時の美礼の声は、かすれていて、それでいてどこか強引だった。「今、これをあなたにあげる。ちゃんと身につけて。これから先、もう二度と怪我なんてしないで」

祐はずっとこの婚約者を疎んじていた。

本来ならその場で外して、彼女の顔に投げ返すはずだった。

だがあの日、なぜかそうしなかった。

ただ冷笑して言っただけだった。「ずいぶん横暴だな。一生外せないってわけか?」

彼女は長く沈黙したあと、ようやく小さな声で答えた。「私があなたを好きじゃなくなる日が来たら、その時は外していい。……その日になったら、私が自分で取りに来るから」

なぜか今、その言葉を思い出し、言葉にできない感情が胸の奥から湧き上がってきた。

だが祐はすぐにそれを押し殺し、相変わらずソファにもたれたまま、無造作に冷笑する。「で?取り返してどうするつもりだ?」

「別に」美礼の声は淡々としていた。「ただ、もうあなたにあげたくないだけ」

胸の奥に抑えきれない苛立ちが再び込み上げる。

祐は目の前の、見慣れた顔を見つめた。

幼い頃から、この顔はいつも同じだった。

上品で穏やかな名家の令嬢の仮面。常に整っていて、常に抑制されていて、そしていつも自分には退屈に映った。

彼はこれまで、彼女が自分の後ろを追いかけてきた姿や、あれこれ口出ししてくる姿を思い出し、ふと何かに気づいたように笑った。

「へえ――」わざとらしく語尾を引き伸ばし、口元に不良めいた笑みを浮かべる。「何年もやっても俺を好きにさせられなかったから、今度は『駆け引き』に出たってわけか?」

美礼は何も答えない。

祐は図星だと思い込み、立ち上がって彼女を見下ろした。「いいじゃないか。やりたいならやればいい。お守りも返してやるよ。ただし、このマンゴー、全部食え。そしたら返してやる」

その言葉が落ちた瞬間、個室の空気が凍りついた。

最初に耐えられなくなったのは雫だった。

彼の袖を引き、小声で言う。「祐……それ、ちょっとひどすぎない?月城さん、マンゴーにアレルギーがあるのに……」

祐は雫を見ることすらせず、視線を美礼に固定したまま言い放つ。「嫌なら食わなきゃいい。無理にやらせてるわけじゃないからさ」

彼が言い終わるや否や、美礼はテーブルの前に腰を下ろした。

マンゴーを一切れ手に取って、口に入れる。噛み、飲み込む。

一口目で、唇が赤くなり始めた。

二口目で、頬に細かい発疹が浮かぶ。

三口目で、呼吸が荒くなり、首には大きな赤い斑が広がっていく。

部屋は水を打ったように静まり返った。

祐はただ美礼をじっと見つめていた。

白かった肌がみるみる赤く染まり、呼吸が苦しくなっていく。

それでも美礼の手は止まらない。

一切れ、二切れ、三切れ――

皿が空になるまで一切れも残さず、美礼は食べ続けた。

そしてようやく顔を上げる。

目は腫れてほとんど開かず、唇は紫に腫れ上がっている。

声は途切れ途切れで、全身の力を振り絞るようだった。「……全部、食べた。……これで……返して、くれる?」

祐の胸の奥で燃え上がる何かが、さらに激しくなった。

彼は突然、目の前のテーブルを蹴り飛ばす。ガラスが砕け散る耳障りな音が響いた。

「ほらよ!」首からお守りを乱暴に引きちぎり、美礼に叩きつける。「消えろ!」

そう吐き捨てると、雫の手を掴み、振り返ることなくそのまま外へ向かった。

周囲の人間も、空気を読んで次々とその場を離れていく。

彼がまもなくドアを出ようとした、そのとき。

背後から、鈍い音が響いた。

雫が振り返り、悲鳴を上げる。「祐!月城さんが……倒れた!すごくひどいアレルギー反応よ、危ないんじゃない?病院に連れて行かないと――」

祐の足が止まる。思わず振り返ると、美礼は床に丸まり、全身を痙攣させていた。

顔中の発疹は一面に広がり、荒い息をしていた。

彼の胸がきゅっと締めつけられた。思わず駆け寄ろうとした、その瞬間――

雫が足をくじき、そのまま彼の胸に倒れ込んできた。

彼はすぐに向き直り、雫を支える。

眉をひそめた。「どうした?急に捻ったのか?痛むか?」

雫は彼に寄りかかり、弱々しく言う。「大丈夫……我慢できるから。先に月城さんを見てあげて……本当に危なそうだから……」

祐は振り返り、床に倒れる美礼に一瞬だけ視線を向けた。

胸の奥に説明のつかない苛立ちが渦巻く。

だが口から出たのは冷たい言葉だった。「放っておけ。彼女は自分で食ったんだ、死んでも自業自得だ。ちょうどいい、これで二度と煩わせられずに済む。先にお前の足を診てもらおう」

そう言い切ると、彼は雫を横抱きにし、そのまま大股で立ち去った。

個室は再び静寂に包まれる。

美礼は床に倒れたまま、最後の力を振り絞ってポケットから携帯を取り出し、【119】を押した。

「……南山市のノワールクラブ……三階……308号室……」声は途切れ途切れで、ほとんど聞き取れない。「アレルギー……救急車を……」

電話を切ると、彼女は冷たい床に頬を押しつけ、意識が少しずつ遠のいていくのを感じた。

「安心して、祐……」彼女は呟く。その声は羽のように軽かった。「もうすぐ……あなたを煩わせることは、なくなるから……」

――まだ知らないでしょう。

私は……月城家の娘じゃなかったの。

本当の令嬢が……もうすぐ戻ってくる。

そして私は……ここを去るの。
Expand
Next Chapter
Download

Latest chapter

More Chapters

To Readers

Welcome to GoodNovel world of fiction. If you like this novel, or you are an idealist hoping to explore a perfect world, and also want to become an original novel author online to increase income, you can join our family to read or create various types of books, such as romance novel, epic reading, werewolf novel, fantasy novel, history novel and so on. If you are a reader, high quality novels can be selected here. If you are an author, you can obtain more inspiration from others to create more brilliant works, what's more, your works on our platform will catch more attention and win more admiration from readers.

No Comments
37 Chapters
Explore and read good novels for free
Free access to a vast number of good novels on GoodNovel app. Download the books you like and read anywhere & anytime.
Read books for free on the app
SCAN CODE TO READ ON APP
DMCA.com Protection Status