Share

青年は装備を失って魔法を獲得した1

Penulis: 結城慎二
last update Terakhir Diperbarui: 2025-12-26 07:45:01

 コマンド選択は今まで通り

 「たたかう」

 「ぼうぎょ」

 「どうぐ」

 「にげる」

 の四択だが、どう考えても「たたかう」以外の選択肢はない。

 レイトは「たたかう」を選択する。

 イニシアチブはどうやらレイトにあったようだ。

 剣を振り、斬りつけるSEが鳴る。

 メイジのくせにHPが高いようだ。

 メイジのターン。

 呪文を唱えるとスライムが召喚された。

 グラフィックイメージが違うのは、第一階層とは違う種のためだろうか?

 次のターン、またもやイニシアチブをとったレイトはメイジを攻撃する。

 まだメイジは倒れない。

 敵側のターン。

 メイジがファイヤーボールを放ってくる。

 レイトは体が焼けるように熱くなったのを感じる。

「いや、実際焼かれてるのか」

 あ・確かに。

 それにしても冷静すぎやしな

Lanjutkan membaca buku ini secara gratis
Pindai kode untuk mengunduh Aplikasi
Bab Terkunci

Bab terbaru

  • ゲーム中にモニターに吸い込まれたら異世界を冒険するハメになった   青年は勇者としてお姫様を助けに行くことになる3

     騎士の家系で父や兄に憧れて自らも騎士を志し、涙ぐましい努力で正騎士に叙勲されたまではともかく、そこから先も準騎士と同じ扱いで任務にあたり、式典などで見栄えと「女騎士も平等に扱ってますよ」というポーズのために華やかな場所に並ぶことだけを与えられてきた。 きっと彼女より弱いに違いない生き残った重臣達さえ眉をひそめてソフィアを見る。 これも仕方ない。 魔王襲来の際、彼女は震えているしかできなかった。 兄の仇は討ちたい。 騎士として重要な任務に就きたい。 王の剣としての職務を全うした兄のようになりたい。 今の彼女を突き動かしているのはそんな感情だった。 レイトにもそんな感情は透けて見えていた。(あー、なるほど。こういうイベントなのね)「その旅、私がお供いたしましょう」 ここにいたってようやくレイトが声を上げた。 重臣達がざわめくのを片手を上げて鎮めた王は真っ直ぐレイトを見つめている。「そなた、魔王に『光の巫女の守護者』と呼ばれていたな」(あれ? そうだっけ?)「この者、兄クリスによれば兄に会うまでに姫をウィザードから救い出し、姫を護りながら地下迷宮を攻略した勇者だそうです」 ソフィアが、身分も弁えず国王に直言する。「勇者……」 ふたたび重臣達がざわめく。「レイトよ、それはまことか?」 こちらも王の直言だ。「クリスが勇者と呼んだのは大袈裟ですが、ウィザードから姫を救い出し、地下迷宮を攻略したというのは本当です」 自慢がしたいわけじゃない。 こうでも言わなきゃ話が進まないと思ったからだ。「そういや、クリスティーンが救世主がどうのこうの言ってなかったかい?」 とヴァネッサが援護射撃をする。「救世主じゃと!?」「ああ、言ってましたね」 「言ってましたね」……じゃないでしょ!

  • ゲーム中にモニターに吸い込まれたら異世界を冒険するハメになった   青年は勇者としてお姫様を助けに行くことになる2

    「誰が良いかは後で決める。他にはないか?」 議論が誰をポストにつけるかという枝葉の議論に向かいかけたのをセドリックが軌道修正する。  そうして適度にコントロールされた話し合いは粛々と進んだのだけれど、誰も触れようとしていない議題が一つあった。(一番大事なことだろうに) レイトはなぜ居並ぶ重臣達がそこに触れないのかと訝しむ。(これはあれか? 俺待ちか?) ゲーム的な思考でそこに至ったレイトより少し早く、ヴァネッサがその件に言及する。「クリスティーンはどうすんのさ?」 重い沈黙が謁見の間を支配する。(やっぱ、そうだよなぁ。ここで俺が手を上げなきゃ物語が進まないんだろうなぁ……) なんて思いながら辺りを見回すレイトはずっと下を向いて両拳をプルプルと握りしめているソフィアに気がついた。(…………) そんなソフィアを見ていて、レイトはもう少し様子を見てみる気になった。  なんとなくまだ自分のターンじゃない気がしたのだ。  案の定、彼女はキッとまなじりをあげて発言を求めた。「国王陛下」「発言を許す」 王と目くばせをしたセドリックが取り次ぐ。  ここらあたりは厳格に身分差があるらしい。  ヴァネッサはお構いなしだったけどね。「その使命、私にお命じいただけないでしょうか?」 漫画やラノベなら「その役、私にお命じください」とかいうところだよなぁ……と、レイトがぼんやり思いながら成り行きを見守る。  ソフィアの心持ちはそんな意気込みだっただろうさ。  けど、彼女には実績がない。  実力を認められたこともない。  悲しいかな女騎士はこの世界では一格も二格も下に見られていた。

  • ゲーム中にモニターに吸い込まれたら異世界を冒険するハメになった   青年は勇者としてお姫様を助けに行くことになる1

     野戦病院と化した謁見の間に沈痛な空気が満たされている。 せっかくウィザードの魔の手から奪還したクリスティーンを今度は魔王に奪われてしまったのだ。 しかもその際、国を支える多くの重臣と奪還の功労者であり王国でもトップクラスの騎士を一人失った。 事態を重くみた国王は国民の動揺を最小限に抑えるために箝口令を敷き、ごく少数のクレリックを謁見の間に入れて怪我人の治療をしている。 いずれことは露見する。 それは避けられない。 こちらでどんなに厳重に情報統制していても、多くの重臣が魔王に殺されている。 これを無かったことにはできないし、魔王が世界を征服すると宣言しにきたのだから、遅かれ早かれ重大な事態が出来するのは火を見るよりも明らかってやつだ。 国王としては少なくとも事態を打開する希望を見出したい。 セドリックが応急で整えた謁見の間で、緊急の御前会議が開かれる。 会議に参加しているのは王と十に満たない重臣と、現場に居合わせていたレイト、ヴァネッサ、そしてクリスの妹ソフィアの三人。 悲痛な面持ちの国王が重臣を見回す。 残っているのは文官ばかり。 臆病で生き残ったんじゃない。 武官が勇敢に戦って死んでいったからだ。 特にクリスが剣技を発動するまでの時間を稼ぐために、ただそれだけに多くの武官が魔王に挑んでいった結果だ。 無駄死にか? そんなことはない。 それがあったからこそ魔王は手傷を負い、撤退したのだから。「まず、何から手をつけるべきと思うか?」 やること、やらなければいけないことはとても多い。 やらなければいけないことであってもすぐすぐできるものとできないものがあるだろう。 王は決して凡愚ではないようだ。(まずはブレインストーミングが必要だと判断したんだな) と、レイトは思う。 おおよそ出たのは戦死した重臣達の代わりを選出することと、魔王に対抗するための軍事力の増強案だった。

  • ゲーム中にモニターに吸い込まれたら異世界を冒険するハメになった   青年はイベントモード突入で指を加えて見ているしかない4

    「お兄様!」 ソフィアはかろうじてそう叫ぶ。 魔王は空いた右手でクリスのようにクリスティーンを刺し貫こうとした。 しかし、魔王の爪牙は不可視の障壁に防がれる。「ぬぅ、やはり光の巫女か」 いまいましそうに呟くと、王女をその大きな手のひらにつかみ取る。 魔王の力と光の巫女の力が干渉しているのだろう、魔王の右手は左手同様体表が裂けて血を吹き出す。「クリスティーン!」 ようやくイベントモードの呪縛から解放されたレイトは、鞘から抜いた剣で力の限り魔王の右腕に斬りかかる。 しかし、その一撃は彼の力不足か、剣の性能か、前腕に深く斬り込まれはしたもののそこで刀身が折れてしまったのだ。「ぐぅ……この力……!? 貴様、光の巫女の守護者か」 魔王は動かない左腕を腰をひねることで振り回してレイトを振り払うと、障壁に阻まれて握り潰すことのできないクリスティーンを掴んだままで広間の窓から飛び出していく。「レイトーッ!」「クリスティーン!!」 互いに伸ばした手はしかし、あと数センチ届かない。 飛び去る魔王の後ろ姿を唇を噛み締めて見送るしかなかったレイト。 何もできずに震えていたクリスの妹、騎士ソフィア。 同じく、王を身を挺して助けることしかできなかったヴァネッサ。 そして、一瞬にして重臣の大半を失ってしまった国王。 果たして彼らは魔王を倒し、光の巫女クリスティーンを助け出すことができるのか? 続く。 …………。 なんじゃこの番組ナレーションみたいなヒキは?

  • ゲーム中にモニターに吸い込まれたら異世界を冒険するハメになった   青年はイベントモード突入で指を加えて見ているしかない3

    「このままでは……」 そう呟いたクリスは剣を構えて瞑想に入る。  重臣たちがクリスの剣技発動までの時間稼ぎに魔王に挑んでいく。「奥義 真空裂破斬!」 リアルな視界でみるその奥義は空気が大きく歪んだ半弧を描き、魔王目掛けて飛んでいく。  名前の通りに真空を生み出しているんだろう。  それが視認できるほどのレベルだと言うのだから奥義の名にふさわしい。「ぬうっ!」 魔王は左腕をブンと音がなるほど大きく振り下ろし、クリスの奥義に対抗する。  真空の刃と高圧の空気の塊が激突してその場にいた全員の耳を圧する硬質な音がした。「……人の技も極まれば恐ろしいものだな」 と、うなっているが、片腕一本でそれを防いで見せた魔王こそ恐ろしい。  もちろん魔王といえど無傷ではない。「本来こんな場所で使う技ではなかろうに」 魔王の言う通りだ。  下手をするとフレンドリーファイアになりかねない。  というか、謁見の間は尋常じゃない被害を被っているし、相討ちの余波で怪我を負ったものも多い。「狭い場所には狭い場所に適した戦い方がある」 と、独り言なのかクリスに向けた言葉なのか判りかねる発言をしたかと思えば右手の三本の指を開いて前に突き出す。  とがった爪がみるみる伸びて三本のうち二本がクリスを鎧ごと貫いた。  クリスティーンの悲鳴が響き、クリスの口から鮮血が吹き上がる。  悲鳴の先に王女を見た魔王は「光の巫女」 と呟くとゆっくり彼女に近づいていく。(あ……) ここにいたってさすがに傍観者ではいられないレイトだったのだけれど、想いに反して体が動いてくれない。(動け、動けよ! さすがにダメだろ。イベントだとしても!) 焦るレイトを一顧だにせずクリスティーンに近づく魔王。  娘を守ろうと錫杖を構えて立ちはだかる国王。  左腕はズタズタで右手には爪で刺し貫いたクリス。  魔王は無造作にクリスごと右腕を振るい王

  • ゲーム中にモニターに吸い込まれたら異世界を冒険するハメになった   青年はイベントモード突入で指を加えて見ているしかない2

    「誰だ!」 立ち上がり、辺りを見回しながらクリスが声を張る。 居並ぶ重臣の中でいち早く事態に対処しようと行動する辺り、さすがは歴戦の戦士にしてクリスティーン奪還作戦のメンバーに選ばれただけのことはある。「これは失礼、まず挨拶するのが人間の風習だったか」 その言葉とともに謁見の間の中央に黒い靄が集まってきたかと思うと漆黒の衣を纏った異形の存在が現れた。 うん、厨二表現バリバリだ。 いや、この際だからこのまま行こう。 ギョロリと剥いた目は爛々と輝くが如く、耳まで裂けた口から覗く舌は蛇蝎のようにチロチロと垂れ下がり鋸のように並ぶ歯は一本一本が鋭い牙のよう。 耳は尖って横に伸び、その上には悍しく捻くれた角が生えている。 縮れた髪は黒い焔を連想させ、背中には蝙蝠の翼が生えていた。 …………。 うん、どっからどう見てもある意味典型的な悪魔か魔王だ。 レイトがそんな感想を思い浮かべていると、その異形はひときわ低い声でその場の全員を威嚇するように「挨拶」を始めた。「我が名はラグアダル、新しき魔王。我が覇道、世界を手中に入れるためこの国をもらい受けに来た」 おびえて、王の後ろに隠れるクリスティーンと魔王を名乗ったラグアダルの間に入ったクリスが叫ぶ。「そうはさせるか!」(あ、イベント?) 魔王出現で一度飛び退き、重臣の列に紛れていたレイトだったが、自分も戦おうかと思ってみたけど体が意思に反して動かないことを瞬時にそう解釈したレイトは、成り行きに任せることにして傍観者を決め込む。 いいのか? それで。 少しは運命に抗って見せろよ! 主人公がイベント視聴モードに突入したので仕方ない。 クリスは勇敢にも魔王を名乗った異形の存在に果敢に切り込んでいく。 それに触発されたのか、居並ぶ重臣たちも命を顧みず

Bab Lainnya
Jelajahi dan baca novel bagus secara gratis
Akses gratis ke berbagai novel bagus di aplikasi GoodNovel. Unduh buku yang kamu suka dan baca di mana saja & kapan saja.
Baca buku gratis di Aplikasi
Pindai kode untuk membaca di Aplikasi
DMCA.com Protection Status