Semua Bab 強引な後輩は年上彼女を甘やかす: Bab 91 - Bab 100

119 Bab

10_3 初めての旅行 姫乃side

「ねえ、樹くんは行きたいところないの?」「俺は姫乃さんが喜んでるのを見てるのが好きだからなぁ」「でも私も樹くんに喜んでもらいたいよ」「またそういう可愛いことを言う」私ばかりがいつも喜ばせてもらっている気がして、なんだか気が引けてしまう。私だって樹くんに喜んでもらいたいと思っているのに。樹くんは「そうだなあ」と顎に手を当てて少し考え込むと、人差し指をぴっと立てて言った。「じゃあ大河ドラマ展なんてどう?」「!!!」大河ドラマ展だなんて、なんて素敵な響き。 毎週楽しみに見ている大河ドラマ。その展示物を見に行くなんて夢のようだ。でもそれは完全に私の趣味であって……。 そうこう考えているうちに勝手に顔が緩んでいたらしい。 樹くんはお腹を抱えて笑い出した。「姫乃さんわかりやすっ。よくそれで今まで彼氏がいるって思われてましたね」「むー」「はいはい、ごめんごめん」樹くんは笑いながらも両手を挙げてお手上げのポーズをした。「でも大河ドラマ展なんて、遠いじゃない。この辺じゃないよね?」「旅行ってことで」「旅行?!」彼氏と旅行とか、夢のようだ。 え、本当に? 夢? 現実?あれこれと考えていた私は、どうやら百面相になっていたらしい。 そんな私を見て樹くんはまたお腹を抱えて笑った。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-08-13
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10_4 初めての旅行 姫乃side

青い空、白い雲。 絶好のお出かけ日和な本日、なんと彼氏と旅行です!楽しみすぎて昨日はなかなか寝付けなかった。我ながら遠足前の子供の様で笑ってしまう。それだけ楽しみだったってことなんだけど、ウキウキワクワクしながら乗り込んだ電車で、こともあろうか私は樹くんの肩にもたれて寝てしまった。「乗り換えますよ」その声でようやく目を覚ます始末だ。「ああっ、寝ちゃってた。ごめんね、重かったでしょう」「いや、可愛くてずっと見ていられたよ」「起こしてよー」「あはは」笑われて恥ずかしい。でも、樹くんは前よりもよく笑うようになった気がする。相変わらず会社ではあまり笑わないけれど、私といるときはよく笑ってくれる。私といると楽しいって思ってくれていたら嬉しいのだけど。それくらいは自惚れてもいいだろうか。「荷物持つよ」言うや否や、私のカバンをひょいと取られた。「ありがとう」樹くんの言動に、いちいち胸がきゅんとなる。 会社で備品を男性に運んでもらったことはあるけれど、こうやって自分の荷物を持ってもらうのは初めてのことだ。……いや、そんなことない。樹くんはスーパーでも買い物袋を持ってくれていた。いつも本当に優しい樹くんは、私のことを甘やかしすぎだと思う。でもそれがすごく心地よくて、今さら抜け出せる気がしない。「やっぱり自分で持つ。その代わり、……手、繋ぎたいな」駆け寄ってそう主張すると、樹くんは目を細めて柔らかく笑った。「了解」ぎゅっと握られた手は、あたたかくて優しい。じんわり伝わってくる樹くんの体温が、恋人だって主張してくれてるみたいで嬉しくてたまらない。それにしても、隣に立つ樹くんは本当にかっこいい。背が高くスラッとしていて、イケメンだなぁなんてじっと見つめていたら……。「なに? キスしてほしいの?」「えっ、違うっ」「なんだ残念」繋いだ手が引き上げられたかと思うと、手の甲に軽くキスが落とされた。カアアッと熱くなる頬。ドキドキ速くなる心臓。「これで我慢しとく」何事もないかのように歩き出した樹くんに引っ張られる形で、私も歩き出す。目的地に着く前から甘ったるくて、この先身が持たない気がした。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-08-14
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10_5 初めての旅行 姫乃side

大河ドラマ展は大規模な撮影セットが公開されていて、自由に見て回れる屋外展示施設だ。ウキウキしながら見学する私を見守るような形で、樹くんは文句も言わず着いてきてくれる。最後にグッズ販売所があり、私はパンフレットを購入してご満悦だ。「今回も何かストラップ買うかと思った」意外とばかりに樹くんが聞いてくる。「ストラップは金印持ってるからいいの。毎回買ってたら、カバンがじゃらじゃらしちゃうじゃない。樹くんもカバンにじゃらじゃら付けるの嫌でしょ?」すると樹くんはキョトンとして首を傾げた。「それって俺とお揃い前提?」「うん。……え? あれ? 違うの?」樹くんが口元を押さえて黙り込むので、私は焦って何か取り繕うとした。けれど――「いや、姫乃さんって可愛いね」でてきた言葉は予想外で、逆にこちらがキョトンとする。「もう、すぐからかって」「からかってない。本気で言ってるんだよ」不満げな私とは対照的に、樹くんは甘く微笑む。そんな笑顔も素敵だなんて見とれていると、ふいに顎をすくわれて、軽く唇が触れる。え、キス?!「い、樹くん!」慌てて我に返った私は、樹くんから飛び退く。 まさかそんな公共の場でキスされるとは思いもよらず、動揺で心臓がバクバクし始めた。ま、まわりに人、いなかったよね?キョロキョロと確認するも、樹くんは何でもないような澄ました顔をしていて、自分ばかりが余裕がないようで更に恥ずかしくなった。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-08-15
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10_6 初めての旅行 姫乃side

樹くんが予約してくれたしっぽりとした旅館はとても静かで雰囲気がいい。食事は部屋食で、テーブルの上にはたくさんの料理が素敵な器に盛り付けられ所狭しと並んでいた。部屋食だと、なおさら旅行っぽく特別感がある。美味しい料理を堪能してから、お宿の名物だという大きな露天風呂にも入ってゆっくりした。なんて癒やされるんだろう。身も心もホクホクと満足した私は、上機嫌で部屋へ戻った。襖を開けるとすでに布団が敷かれていて、綺麗に二枚くっついて並んでいる。一瞬にしてドキンッと心臓が揺れた。そうだった、樹くんとお泊まりなんだ。忘れていたわけではないけれど、視覚として情報が入るととたんにドキドキと心臓が音を立てる。どぎまぎしながら恐る恐る樹くんを見ると、拍子抜けするほどあっさりと布団に入った。私だけがドキドキして緊張している。何かが起こりそうな、そんな期待をしてしまった自分が恥ずかしい。今日はたくさん観光をしたし、樹くんもきっと疲れたんだろう。早く寝なくちゃね。そう自分を納得させたときだった。「どうしたの? 寝ないの?」「ん、寝るよ。おやすみなさい」急に話しかけられドキッとしつつ、努めて冷静に布団に入る。危ない危ない、期待してしまっていたのがバレたのかと思った。「そっちじゃないでしょ」「え?」言われた意味がわからなくて首を傾げる。「一緒に寝るでしょ?」「一緒に?」「一緒に」一緒に寝るって、もしかして樹くんと同じ布団で……? それってもしかして、もしかする?一瞬のうちにあらぬことを想像してしまって、一気に顔が赤くなった。そんな私の表情を樹くんは見逃さない。すぐにニヤリと意地悪に笑う。「何を想像したの?」「何でもない」慌ててそっぽを向いたけれど、あからさますぎる。私のバカバカ。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-08-16
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10_7 初めての旅行 姫乃side

とりあえず落ち着こう。もういい大人なんだから、こんなことくらいで動揺していちゃダメでしょう。大暴れする心臓に手を押し当てて、深く深呼吸をする。「姫乃さん」肩を叩かれゆっくり振り向くと、いつの間にかこちらの布団にきていた樹くんに、振り向き様にキスをされた。柔らかな口づけ。それだけじゃない、こじ開けられて入ってくる、ぬるりとした感覚。 「んっ!」頭と背中を抱えられながら、ゆっくりと布団に押し倒された。キスが深くて長い。もう、心臓が壊れそう。どうしよう。 どうなるの。 私はこの先を知らない。 初めてのことに緊張がピークに達する。「い、樹くん……」「ん?」「私、初めてで……」「知ってるよ」「だからよくわからなくて……」「いいんじゃない?」「どうしたらいいか……」「力を抜いていればいいと思うけど」「でも……」「もうその口黙らせます」手と手が絡み合いぐっと布団に押しつけられると、あっという間に組み敷かれる形になった。優しいキスはどんどん深くなって、すべてを食べられてしまいそうな気がする。「んんっ!」今まで経験したことのない、自分の甘ったるい声に動揺してしまう。こんな声が出てしまうものなんだ。なんて恥ずかしいのだろう。「すごく可愛い、姫乃さん」甘くささやかれて、とたんに体の奥からキューンと音が聞こえた気がした。もうその後はよくわからなくて、だけど身も心もとろとろに溶かされた感覚。幸せな気持ちに、あっという間に夜が更けていった。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-08-18
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10_8 初めての旅行 姫乃side

ふと目を覚ますと部屋は明るかった。もう朝なのかと起き上がろうとしたけれど、体に感じる重みで上手く動けない。なんだろうかと確認すると、隣に樹くんが寝ていて、私を抱きしめるかのように腰に手が回っていた。樹くん……。ふいに昨晩の甘い時間を思い出して、また体の芯がぶわっと疼き出す。やだもう、落ち着いて。「おはよ。今何時?」私がもぞもしていたから、樹くんを起こしてしまったみたいだ。手元の時計を確認すると――。「やばっ。あと十五分で朝食の時間だよ。寝過ごしちゃった。私、顔洗ってくるね!」慌てて布団から出て、乱れた浴衣のまま洗面台へ走った。水を掬おうと手をかざすと左手に違和感がある。「え、なにこれ?」顔も洗わず、大慌てで部屋へ戻る。「樹くん!」「どうしたの?」「こ、これ」私は左手を樹くんに差し出す。 薬指にはキラリと光る指輪がはまっていた。「ああ、それ。姫乃さんにプレゼント」「うそ……あ……、ありがとう。嬉しいっ」初めて恋人から貰った指輪。 自分でするおしゃれリングとは全然違う。 嬉しさで胸がいっぱいになって、とたんに手が重みを増す。なんて尊いの……!手をかざしてみると、ピンクダイヤが朝日を浴びてキラキラと輝いた。あまりの眩しさに、私は目を細める。嬉しい、私の左薬指に指輪……!「嬉しいのはわかったけど、早くしないと時間」「あっ!」大慌てでバタバタ支度する私を、樹くんは余裕の表情でクスクス笑いながら見ていた。私だけが翻弄されている。でも、嬉しいからいい。本当に嬉しすぎる。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-08-19
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11_1 合鍵 姫乃side

出勤するなり、祥子さんがものすごい勢いで寄ってきた。何事かと警戒しつつも、いつも通り「おはようございます」と挨拶をする。「姫ちゃん、指輪!」勢いそのままに、食いつかれる。祥子さんの視線は私の左手だ。樹くんにもらったピンクダイヤの指輪は、落ち着いたデザインでも仕事に支障はなさそう。どうしようかと迷ったけれど、そのまま嵌めて出勤した。なにより、左手の薬指に指輪が嵌まっているという事実が嬉しくてたまらない。ただ、やはり他人に指摘されるとそれなりに照れてしまうもので……。「えへへ」控えめに見せながら照れ笑いをすると、祥子さんは腕を組んで感心したように頷いた。「さすが姫ちゃん。すぐ彼氏ができるのね」「ぐぐっ、絶対姫乃さんより早く彼氏作ろうと思ったのに負けました」いつの間にか一緒に覗き込んでいた真希ちゃんが、拳を握りながら唇を噛みしめる。「格が違うのよ、真希ちゃん」「悔しい~! お幸せにっ!」真希ちゃんは嘆きつつも、祝福してくれた。いいなーいいなー羨ましいとずっと言っている。真希ちゃんこそ、可愛いし若いし積極的だからすぐに彼氏ができそうな気がするけれど、案外そうでもないらしい。人の出会いとは何とも不思議だ。「ねえ姫ちゃん、相手大野くん?」「えっ、祥子さん何でっ?!」声を潜めて聞いてくる祥子さんに私は慌てふためき、一気に体温が上がった。別に隠すようなことではないけれど、言い当てられるといささか恥ずかしさを覚える。そんな私の態度は明らかに肯定していて、祥子さんは目を細めた。「やっぱりね~。レクリエーションの日、姫ちゃんカード探しに戻ったじゃない? あのあと駅で大野くんに会って、姫ちゃんはって聞かれたのよね。カード探しに戻ったって言ったら、急に怒った顔で探しに行ったからさ、何か怪しいと思ったわけ」「はあ、そうだったんですか」まるで名探偵並の推理に、私は笑うしかなかった。まさかそんな時から疑っていたなんて、祥子さんは鋭い。でもそのおかげで樹くんは私を探しにきてくれて、結果助かったわけだけど。あの日のことを思い出すとまだ鳥肌が立つ。あれから早田課長はとても静かになっていて、私に仕事を頼んでくることもなくなった。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-08-20
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11_2 合鍵 姫乃side

祥子さんはニヤニヤしながら私の指輪を眺める。「それにしても。早速指輪を贈るとは、やるわね、大野。澄ました顔して独占欲強いと見た」「でも私年上だし、何か申し訳ないっていうか」「はあ? 姫ちゃんそんなこと気にしてるの? 恋愛に年齢は関係ないのよ」「そうですかね?」「親子ほど離れてるわけでもなし、何も問題ないじゃない。それにね、大野くんは出世するわよー」「出世ですか」「国立大院卒でしょ。いわゆるエリートコースね」「誰がエリートなんですか?」エリートという言葉に反応したのか、一度去っていた真希ちゃんがまた食い入るように会話に入ってくる。「大野くんよ、大野くん」「マジですか? 私狙った方がいいですか?」「真希ちゃん、あなたは落ち着きなさい。大野くんは姫ちゃんのだから」祥子さんの言葉に、真希ちゃんは目をまん丸くする。そして、ガッと肩を掴まれたかと思うと、ガクガクと揺さぶってくる。「ええっ! そこんとこ詳しく」「詳しくだなんて……」「真希ちゃん、なんで話聞いてなかったのよ」「祥子さん、ちゃんと私も仲間に入れて話してくださいよーう」「あはは」くだらないおしゃべりは、始業の鐘と共に散っていった。ちょっぴりくすぐったい気持ち。 恋人ができるって、こういうことなのかな。 なんだか、幸せ。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-08-21
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11_3 合鍵 姫乃side

樹くんと帰宅したある日、駅を降りるとたくさんのパトカーが止まっていた。何だろうかと不思議に思いながら通り過ぎようとすると、「変質者が出たらしいわよ」「刃物を持っていたらしい」等と噂する声が聞こえてきた。「何だか物騒だね」「そうですね」樹くんは突然私の手を取り、ぎゅと握る。そのまま足早にアパートへ戻った。「今日は俺の部屋で」「うん、いいよ」自分の家には帰らずそのまま樹くんのお部屋へ直行。今日の夕飯は何にしようか。一緒に帰った日は夕飯を一緒に作る。二人でキッチンに立つのは恋人感満載で嬉しい。樹くんは、私が炒め物をしている間に洗い物をしてくれたりと、かなり手際がいい。仕事でも効率よく動いているイメージだから、性格が滲み出ているのかな。そんな面を知れるのも嬉しかったりする。「ねえ、姫乃さん」「うん、なあに?」「一階に住むの危なくないですか?」「えっ、どうして?」「侵入されるリスクが高いでしょ」「うーん、そうかなぁ? 洗濯物は室内干ししてるし、カーテン閉めてるし、大丈夫じゃない?」窓の鍵も二重になっているし、特にこれといって不安なものはない。今までも何も危ない思いはしていない。「さっきの変質者だってまだ捕まってないですよ」「確かにそうだけど」「危機管理能力なさすぎじゃないです?」「そんなこと言われたって、どうしようもないじゃない」「いや、だから……」樹くんは目の前に手を差し出す。何だろうと私も手を出すと、手のひらに置かれる銀色の鍵。「えっ?」「うちの合鍵」「合鍵……?」「一緒に住みましょうよ」ドキッと心臓が高鳴った。一緒に住むって、一緒に住むって、どどどどど同棲?!樹くんと恋人になれたことで満足していたけれど、恋人になったんだから、その先もあるということで。恋愛偏差値が低い私の頭はパンク寸前になっている。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-08-22
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11_4 合鍵 姫乃side

「なに、ダメなの?」「いや、ダメっていうか……。まさかそんなこと想像もしていなかったから……びっくりっていうか……」「ここに住んでよ」「……」すごく嬉しくて胸がいっぱいなのに、その場でうんと首を縦に振ることができなかった。そのことに、樹くんは不満そうな顔をする。「あの、すごく嬉しいんだけど、ちょっと考えさせて」「考える必要ある?」「うん、だって、私の頭が追いつかない」「……頭がって」「ごめん」何でだろう、嬉しいって思っているのに、前に進む勇気がない。たぶんそれは自分に自信がないから。私なんかが樹くんの彼女でいいのかなって、常に頭の片隅で思っている。あんなに彼氏が欲しいと思っていたのに。「はー、わかりましたよ。姫乃さんって、そういう人ですよね」「ごめんなさい」「別に謝らなくてもいいです。でも、鍵だけは持ってて。俺の気持ちだから」「……うん」「ちゃんと頭の整理ができたら、一緒に暮らしましょう」「うん、そうだね」樹くんの方がずっと大人。年齢だけ年上の私は樹くんにとって頼りなく思ったりするのだろうか。「ねえ」「ん、なに?」「同棲はダメだけど、泊まるのはオッケー?」「うん、そうだね」「その違いよくわかんないけど……」樹くんはクスクス笑いながら、私の髪に手を差し込む。「今日泊まって」囁くように言ってから頭を抱え込むように甘い口づけが落とされる。恥ずかしいけど嬉しい。心臓がドキドキと音を立てながらも、もっとこの甘さに溺れたいと欲が出る。「……うん、泊まる」そう言ったら、樹くんは満足そうに笑みを落とした。私を求めてくれることが嬉しくて幸せだ。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-08-23
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