Lahat ng Kabanata ng うちの玄関は異世界への扉にたまになる。: Kabanata 11 - Kabanata 20

39 Kabanata

第11話 リョウが主役のコンサート

「10月は吹奏楽の季節‼」 そう言って、颯爽と鴻上先輩は現れた。「リョウ君、吹奏楽のコンクールに助っ人で参加して‼」――リョウってなんか吹奏楽の楽器出来るのか?「仕方ありませんね、今回だけですよ。楽器は何ですか?曲目は?」「リョウ君、何の楽器の経験あるの?」「なんにもないですよ」――事実だろう「とにかく!部室に放課後来てね‼」――これもハルカへのアピールだろうが、すさまじいな。リョウは何か楽器出来ただろうか?俺が知るかぎりはない‼皆無‼ 放課後に吹奏楽部の部室へ行った。例の如く、俺も。「ようこそ、リョウ君‼…その男子は誰?」「あー彼は俺がホームステイしてる家の人で、あとクラスメートでもある最上翔です。何か文化の違いで戸惑ったりが嫌だったので、付き添ってもらいました」「せっかくなので、移動の際の楽器の荷物持ちとかします。雑用として置いてください。よろしくお願いします」――『力持ち』とか言われる前に自分から先に言っておいた。「何がうまくできないから、とりあえず試しに色々吹いてみて‼」――畜生!全部プロ級だよ。本読んだんだな、吹奏楽関係の本を大量に‼女子は目が♡だよ、鴻上先輩を除いて「何でも出来るじゃない‼しかもすごく上手‼これならソロパート任せられるわ」――ハルカに存分にアピールしてくれ「そうねぇ、曲目は『ホルスト作曲・組曲惑星より木星』にしましょ。リョウ君の楽器はクラリネット‼パートリーダーもしてもらうわ。クラのソロが目立つように編曲もして…あー忙しい♪」――リョウ…がんばー「俺は練習すればすぐ出来るんだけどさぁ、パートリーダーだろ?クラのメンバーみんなできないとだからしばらく放課後は吹奏楽部だな」「わかった。俺はバイトに専念するよ。お互い頑張ろうぜ」 そして、本番。――すげーな。色んな制服の色んな女子がいる。「翔!今日はリョウ君の応援でしょ‼」――きっとこの中にも他校でリョウのファンがいるんだろうな。男とかも…?リョウのせいで俺の脳みそが腐る…「リョウな。クラリネットでソロあるんだと」「へぇ、すごいねぇ。クラも出来るんだ」――はーい、何でも出来まーす ソロは…またしても黄色い声援が邪魔をしてあんまり聞こえなかったが、クラリネットを立って持ち、ソロを演奏する姿はかっこいいと俺も思った。「あ、見つけた!ハル
last updateHuling Na-update : 2025-06-08
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第12話 コンサート記念パーティー

「オッス、ただいま。リョウのコンサートどうだったんだ?」「あぁ、まさにリョウのためのコンサート。黄色い声援でリョウの演奏はほぼ聞こえなかったよ」「さぁー、みんなでリョウ君の演奏聞きましょ‼」――演奏というか、女子の黄色い声援だ 見れば見るほど立ち振る舞いというのか?確かにかっこいいな。「やっぱり、リョウ君の演奏の音は録画でも入ってないですね。期待してたんですけど」「ハルカが望むならいつでも演奏するよ」――なんか親父みたいだ…。リョウ、クラリネット持ってないだろ?どうするんだ?「リョウ、クラリネット持ってたのか?」 そう俺が聞くと「バイトでも何でもするさ。カットモデルっていくらくらい稼げるんだろう?いっそモデルって手もあるよな…」――やめてくれ。家の前の人だかりがますます増えてしまう「親父のとこでバイトにしておけよ。あとカットモデルな」「俺の事務所でバイトなら後払いでもいいぞ、その代わりこき使うが」「それでいきましょう‼」 などと話していたのに、あっさりと吹奏楽部が貸してくれた。2日だけだけど。「ハルカに連絡取らなきゃ。なにせ2日だけだからな」「あー、うちの人間も演奏聞きたい。ハルカだけじゃなくケチケチしないで家族にも聞かせろよ」――俺が聞きたかった。そしてまたパーティーの予感…――予感的中「リョウ君、初コンサートde初ソロ記念パーティーよ~!そして、実はローストチキン・秋バージョンを作っちゃいました~‼パーティーの他の料理はほとんどハルカちゃんが準備してくれたの~」――というか、何故秋にローストチキン?そしてバーベキュー…下ごしらえって野菜切ったりか?「へぇ、ハルカって料理得意なの?」「野菜切るくらいは出来るわよ‼昔からアヤメさんの手伝いしてるし」――ハルカの料理…カレーとかか?…レトルトの「ところで、母さん。ローストチキンのチキンの中に何入れたんだ?」「食べてからのお楽しみよ、それは。ピーマンは入れてないから安心して」――まぁ、とりあえず安心かな?「アヤメ、これは極めて重要なことだ。間違っても、君の愛は入ってないだろうね?」「もう、銀ってば。私の愛は銀にだけよ。料理は愛情っていうけど、あくまで情ね。愛は銀、あなただけよ」――バカップルが近所迷惑だ。「俺、あとで家の中でクラ演奏しますね、近所に響くと迷惑
last updateHuling Na-update : 2025-06-09
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第13話 働く若人とローストチキン

 二人とも親父のところでバイトの日々が始まった。しかし目的は全く違う。俺の目的はケルリンの食費を稼ぐこと。リョウの目的はヴァイオリンを買う金を貯めること。「今日はクライアント来ないから服は自由だけどさぁ。リョウは前のバイトの時に買ったスーツあるだろ?それでいい…として翔!お前、冠婚葬祭用のしか持ってないだろ‼休み時間に買いに行け!若者らしいやつな。それと、コーヒーはリョウ担当な。リョウのコーヒーはうまいからな。翔は、書類の片づけしとけ。あくまでも守秘義務は守れよ。信用に関わる」――親父が所長の時点で俺はこの事務所を信用しないが「あーもうすぐ11月だ。二人ともお金を貯めておくように‼」 11月はあの夫婦の結婚記念日はあるし、二人とも11月生まれで11月は俺の中で嫌なイメージしかない。リョウにもその旨伝えておいた。心しておくように。 @玄関「リョウのスーツ姿、いいなぁ」――親父が息子にいうセリフじゃないだろ、それも王…「あぁ、11月ね。頑張れよー」――王、なんか知ってるな「早く自分の水晶買ってくださいよ、玄関でコソコソ話すの面倒」「私は翔の姿も見たいんだよ?」――だからそれは水晶で。リョウの付属で俺がついてるから「用は以上ですね。では失礼します」 あっさり玄関を閉めた。「11月よ~‼」――カレンダーをめくっただけでこのテンション「二人のための月がやって来たね。一年に一度というのが、おかしいよアヤメ」「そうね、銀。11月は一年に一度だけど、二人でいるのは毎日よ。毎日が11月みたいに私は幸せよ」――朝からうざい。学校に行こうとしたその時「11月、パーティーの予定考えてたの」――またかよ。まぁ、いつものパターンだな「ここで重大発表でーす‼なんと翔君もうすぐお兄ちゃんになりまーす」――はぁ?親父は知ってるのか?っていうか、17・8歳離れた兄弟?弟か妹か知らないけど「ママ、パパ、おめでとう‼」「親父は知ってるのかよ」「もちろんよ!男の子だったらとか、女の子だったらとか色々シミュレーションしてたわ」――何で今なんだよ?もっと前にできないもんか?生まれるころには受験勉強真っ只中じゃないのか?「今、何カ月くらいなんだ?」「もう、翔君がお父さんみたいな言い方ね、4カ月よ。予定日は5月くらい」――アバウトだな。まぁ、高齢出産にな
last updateHuling Na-update : 2025-06-10
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第14話 ハルカ中心のリョウ

 久しぶりに学校って感じがする。「リョウ君は何が好きなの?」――ハルカという女子高生「リョウ君は何色が好きなの?」――ハルカが好きな色「リョウ君はどんな髪型が好き?」――ハルカの髪型 リョウが質問攻めにあってる。ああ、12月に入ったからな、クリスマスを視野に入れての質問か…哀れだリョウはハルカ一筋なのに。「もしかしてクリスマスを意識してるの?俺ならクリスマスの予定はすでにある」――マジで?俺も知らないうちにハルカとうまくいったのか?「リョウ、クリスマスの予定って何だよ?ハルカか?」「まさかー!翔のうち恒例でクリスマスパーティーだろ?翔もクリスマスの予定決まってんじゃんか(笑)。ハルカも来るといいな」「ハルカ、来るぜ。あいつ女子高だし、毎年来てるからな」――本気でリョウが喜んだ。笑顔が眩しい「クリスマスプレゼントのこともあるから、バイト頑張らなきゃな」 さっそく放課後から親父の事務所でバイトに励んだ。スーツは事務所のロッカールームに入れっぱなしだから制服のまんまでも大丈夫。「なぁ、お前らさぁ。スーツ1着しかないのか?」「俺は冠婚葬祭用のがあるけど?」「それは却下だ」「俺は買った1着のみです」「はぁ、常連さんにはお前らがいっつも同じ姿だからちょっと…。空いてる時間見つけてもう一着買いに行け」「スーツ買うお金ないんですけどー」 と二人そろって言うと、意外な答えが返ってきた。「仕方ないな、俺が自腹を切ろう。ほれ、お金渡すからそのお金以内で買ってこいそれ以上かかったら自分で払え。領収書もらっとけよ」――ここは、手にした金額よりも安いもの買う必要があるな。それにしても、リョウとスーツ買いに行くのか…絶対店員にスタイルとか比較されるんだろうな 男性が店員さんの店を選んだのに、この店員はオネェか?「あなたはこのスーツがいいわねー。それで、こっちの彼はいろいろ試してみて!」――俺は即断だったのに、リョウはいろいろ試すのか。なんかあの店員、覗きとかしそうだな「試着できたかー?」「ああ。どうだ、翔」「いいんじゃないか?今持ってるのと違う感じなら。丈とかは?」「ピッタリ」「じゃ、決まりだな。リョウがピッタリってことは俺には丈が長いってことだな。すいません、俺は丈を詰めて欲しいです。試着しますね」――2センチくらい長い…「
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第15話 年が明けました

それで元日「全員集合だな。あけましておめでとう」「おめでと~」「おめでとうございます」×4(俺・リョウ・ハルカ・ケロリン)「皆で初詣だー!ケルリンは悪いが留守番な、騒ぎになっちまう」「自覚してます」「今年はアヤメの振り袖姿見れないのか…」――既婚者は振袖じゃないだろ!留め袖か?「帯が変な風にお腹を圧迫しちゃったら大変ですもん。銀さん、私が振袖でいいじゃないですか?着付けはアヤメさんですよ?」「うーん、本人がいいなぁ」「銀さん、ワガママですねぇ。そして、私に失礼。アヤメさんLOVEなのはわかりますけど」「そうよ、銀。子供みたいにワガママ言わないで。ほら、銀…」――ケルリンは聞き取ったらしい。耳いいからな「あんまりお腹目立たないのかなぁ?と思いきや目立ちますね」「はーい、また大発表~‼お腹の子は男の子で双子で~す」――男ばっかり…華がない家だな。食費もかかりそうだし、大変そうだ「アヤメをめぐる男の戦い…」「もう初詣行こうぜー」――両親相手にするのも面倒になってきた「おみくじひきましょうよ!今年は双子も産まれることだしいい年にしたいわ」「俺、中吉。恋のライバル現るって双子か?アヤメを取られるもんな。仕事は順調で今より大きな収入の見込みってあるぞ」――それはあなたの頑張り次第ですよ「俺は小吉」――我ながら微妙過ぎるものを引いたもんだ「あ、俺も中吉。中吉多くないですか?中身はパパのとは違いますよ。秘密です」「私はなんと大吉~!恋愛運って言っても私には銀がいるし、仕事運って主婦だし、あ、健康運は超良好って」――なんか言葉の重みが少ない神社だな「私も中吉。本当に中吉多いですね。私も中身は内緒です」――小吉の俺って逆にすごくねぇ?いつものことだけど人が集まってきた。リョウ目当てだな。神社でリョウ待ちしてたんじゃねぇか?「ママの体が心配。お参りして早く帰ろう」そしてニンジャ式で帰宅した。母さんの体に負担はかからないようだ。「ね、すごくやりたいことあるの。ハルカちゃん、協力してくれる?あの悪代官チックにあ~れ~って帯ほどいてみたい‼体の負担にはならない(と思う)の。着替えるし、いいでしょ?」「今度は私にやらせてくださいね‼」――親父がポツリと「俺もやりたいな」と言ったのを俺は聞き逃さなかった「そうか、親父もやりたい
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第16話 最上家、ちょっとした騒動

 4月 高校3年生になった。ら、いきなり進路相談を家庭に丸投げされた。結果、俺は国公立大学の法学部(できればここから通いたい)で、リョウはハルカを連れてチキョウ。となった。俺は親父の事務所でバイトして何となく法律関係の仕事に興味持ったって話だけど、リョウ…どうするんだ?親父曰く、「翔、目指すなら高みを目指せ。で、リョウだが…まずはハルカの気持ち次第だぞ。翔は努力で何とかなるから努力しろ。リョウは努力で何とかなるもんじゃないからなぁ」 @玄関「リョウが今月18歳になりましたー‼めでたい。チキョウにいれば大パレードだよ」――ここは地球だ「いつもなら、パーティーって母さんが騒ぎそうだけど申し訳ない、来月臨月で大変なとこだからパーティーしないんだ」――王がちょっと凹んでる「賛美は自分で言った方がいいんじゃないか?リョウここに呼ぼうか?」「いや、見てるだけで今は十分だ」――片思いの女子かよ、王が「じゃ、閉めるぞー」 5月 「野郎ども!心してかかれよ!日々の生活気を抜くな‼」――ヤクザさんの討入りか?「アヤメの臨月だ!そこのところを忘れるな。いいな‼」「銀。そんなに気合い入れなくても…。果報は寝て待て、よ♡」「翔、頼みがある」――おぉ、深刻な感じだ。助けになろうじゃないか「放課後にハルカを呼び出してもらえないか?2人きりになりたい」「囲まれないか?」「その辺はうまくやる」――こうして俺は放課後にハルカを呼び出し2人きりにさせた「ハルカ…話したいことがあるんだ。俺はハルカのことが初めて会った時から好きだ。」「私もリョウ君好きだよ」「それなら、付き合ってくれるのか?」「買い物?どこに?」「そうじゃなくてだなぁ。異性としてハルカのことを想ってるんだよ‼それとハルカにずっと秘密にしてたことがあるんだ。パパもママも翔も知ってる。俺はココとは違う世界‘チキョウ’の王子なんだ。それで、俺の姫になるべき人を探す目的でココに来た。そこで出会ったのが君だ、ハルカ!俺の王妃として一緒にチキョウに来てくれないか?」「随分、演劇部みたいな感じね」「本当だ」「翔はチキョウでケルリンと友達になって一緒に地球に戻ってきたんだ。ケルベロスなんて地球にはいないだろ?」「…リョウ君、本当で本気なのね?」「あぁ、俺はずっと本気で君を想っている」
last updateHuling Na-update : 2025-06-11
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第17話 受験生は大変なんですよ

6月 俺…誕生日なんだけど、双子の世話に忙しくてパーティーのパの字も聞かない…。「翔、誕生日おめでとう‼」――ハルカが手作りでお菓子くれた。焦げてるクッキー。食べていいものか?「翔も18歳おめでとう‼」――リョウはサプライズでこれまで母さんに教わった料理を並べてくれた。これは期待大だ @玄関「翔が18歳になったのか、おめでとう。やるものはないぞ」――あっさりしてるな「用がないなら閉めます。リョウの様子は水晶で見てるんでしょ」 それから夏が来て、俺は模試三昧になった。親父の言う通り努力すれば点数が上がるのでやりがいを感じられる。 リョウは、告白のOKの条件を「翔よりも頑張ること」と言われたらしい。「マジでハルカのこと何とも思ってないんだな?」――信用ないなぁ「そう言っただろ?昔あいつに告られたんだけど、なんとも思ってないことをハルカにも伝えてある。妹にしか思えないし」「信じてるからな」 そう言い、リョウも模試に参加するようになった。『翔より頑張ること』だからな。いきなりA判定だし、親父の事務所でのバイトもした。ケルリンの世話(餌代の確保)もした。体力的に心配だったが心配無用。底なしで元気だった。 @玄関「なぁ、リョウ動き過ぎてないか?リョウの体が心配」――公務は?リョウ見てばっかりじゃないのか?「それはそうなんですけど、体力大丈夫みたいです。リョウが告白したハルカが交際OKの条件が『翔よりも頑張ること』なんです。だからあいつは張り切ってるんですよ」「そうなのか。翔、お前はあのハルカのこと何とも思ってないんだな?」――家族で同じ質問かよ「幼馴染で妹感覚です。家族としてリョウはハルカを幸せにしてほしいと思いますけど?」「ならいいのだが」「閉めまーす」 12月、いつもは学校の女子が騒がしいが今年は受験と気をつかって(?)静かだ。「今年は双子も生後半年以上経ってだいぶ落ち着いたし、クリスマスパーティーをしま~す‼リョウ君、料理手伝ってね!翔君とハルカちゃんは双子を見ててちょうだい‼おむつかえたり、ミルクあげたり忙しいわよ~」「親父は?」「クリスマスパーティーまでには仕事終わらせるって。家族が増えて、仕事大変よ」「銀さん、大変なんですね」「自分で選んだ仕事だから、やりがいあるんじゃないかな?主婦しかやったことない私は
last updateHuling Na-update : 2025-06-12
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第18話 どっちもどっち?

「リョウ君、随分頑張ったんだね」「ハルカの条件翔より頑張ることだったからね」「何でそんな条件出したかわかる?」「さぁ?」「私の中の翔への想いを消し去って欲しかったの。合格よ。色々考えた。大丈夫よ、他の世界でも私は私らしくやっていける」「それでこそハルカだよ」 リョウが玄関を開けるとチキョウの風景がそこにあった。「お待ちしてました。リョウ様。こちらは?」「私の姫となる娘だ、無礼は許さん」「偉いのね。何で待ってたんでしょうね?」「思い当たるものがある」「待っていたぞ、リョウ。そしてハルカだな?」「初めまして、上野ハルカです」「王…覗き見してたんですね。ああこの水晶ですか、ハルカほら、翔の弟達が映ってるよ。犯罪…破壊しましょうか。それと、この水晶を売っている店を割り出して、営業停止にしろ」「私もこの世界に慣れていきたいと思います。よろしくお願いします」「全く…」 そう言って、リョウが王の間の扉を開けるとそこには地球、それも我が家の風景が広がった。「‼」「‼」「時間の流れ、そっちの方が早いから大学通えると思うぜ」 リョウもハルカも玄関を通ることができた。「これからもよろしくな、二人とも‼」  早くも戻ってきた…。
last updateHuling Na-update : 2025-06-13
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第19話 新婚さん…がいらっしゃった。

「翔ー‼リョウ君がいきなりひどいのよー‼」と、ハルカが玄関先で騒いでる。「で、どうした?」「リョウ君、あの世話係の子を側室にしようかなぁ?とか言うの。私の前で」――堂々たる浮気宣言「会ってみるか」「リョウー、久しぶりだな。でどうした?ハルカが俺に泣きついてきたぞ」「久しぶりだな、翔。冗談だったんだけど…?」「冗談はTPOと相手を考えろよ」「それに側室ってお前、お父さんは職業として王なだけで、お父さんが亡くなったらリョウは無職だぜ?王室じゃないんだから」「そうなの?リョウ君、翔」――俺はそうだと思ってる「それについては、この俺、銀が話そう」――いつのまにやら何故か親父がチキョウに来ているっっ‼ あれは俺も若かりし頃、国際弁護士の資格を取りに留学をしてたんだ。飛び級しまくったやつな?その途中、玄関を開けると別世界にいったわけよ。で、その時にキョウに会った。――前に初めましてとか言ったのは嘘か…俺が元に戻る条件は街中の大工仕事を手伝うことだったかな?とはいえ、あんまり壊れてないから、2・3件で終わった気がする。で、キョウがうちに来てたんだ。アヤメのところに。俺は一刻も早く元の世界と思ったよ。――母さんも初めましてじゃなかったんだな。その時のキョウの条件はリョウと同じかな?リョウの母さんは地球産だ。ハーフってことになるのかな?それで、リョウの母さんと会って初めてキョウの職業が‘王’になったんだ。リョウはおとなしく法学部の勉強した方がいいんじゃねーの?先のこと考えるとさ。いつまでも夫婦2人じゃないだろ?――親父がチキョウに来れた理由も何もかもわかった「リョウ、どうするんだ?」親父も俺も問う「チキョウは法体制が不十分だし、もっと法律関係勉強するよ」――ん?ということは、我が家が親父・母さん・俺・双子・リョウ・ハルカの大所帯になるのか?「リョウ、うちに住む気か?」「できれば」「新婚さんは楽しく2人暮らししろよ。パーティーには招待するからよ」「それでいいか?」「はい。不動産見つけるまで」「それは全力で俺がサポートしよう。顧客に地主とかいるしな」――なんだか悪徳弁護士って様相だよ… 俺は大学に通いながら親父の事務所で雑務をしていた。これもわりと為になる。俺は結局この事務所を継ぐことになるんだろうか?双子もいるしなぁ。それ
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第20話 ライバルは育つ

 リョウとハルカの新居も決まり、家族5人での生活が始まった。ハルカは俺とリョウが大学に行っている間うちで花嫁修業。母さん曰く、「保育園の待機児童が問題になっているでしょ?ハルカちゃんがいてくれて大助かりよ!ハルカちゃん、ミルクあげたりおむつ交換すごく上手よ」――だそうだ。リョウに子供の世話なら任せてって言えば?と言うと、「恥ずかしくて言えないわよー」と返事が来た。俺はバカップルで免疫つき過ぎなのか? かわりに俺がリョウに「ハルカ、育児が上手って母さんが言ってた」と伝えた。あいつらの間に子供?弟達と年あんまり離れてないぞ…。新婚さんだしいいだろう。 リョウは金髪碧眼で大学に行っている。茶髪とかザラだしな。女子に彼女の有無を聞かれても、「既婚です」で済むかららしい。なんか怖い。 リョウと俺は相変わらず親父の事務所でバイトをしている。ここで親父から提案。「リョウよう、食わせていく女がいるんだから、ちゃっちゃと留学して飛び級しちまって国際弁護士の資格取っちまえよ。そしたら、バイト料も上がって今よりいい暮らしできるからよう。ただし、その間ハルカと離れることになるから、飛び級は急げそして国際弁護士の資格一発合格だ。日本の司法試験はその日本の大学卒業してからな」「ハルカと相談します」「おぉ、世帯主っぽいぞ。リョウ」「からかわないでくださいよ、所長」――俺は地道に日本の大学通って司法試験だな。「ハルカは留学中うちで預かるか?」「それは安心です。そのことも含めてハルカと相談しますね」 子供は成長が早いなぁ。そして早起きだ。二人で俺を起こしに来た。「おきろー!しょー」「おきろよー」朝から大騒ぎだ。ハルカと相談してリョウは留学を決断した。あいつのことだ、やたらとはやく単位を取って、飛び級して資格取って、日本に帰ってくるだろう。それにしても、ハルカは育児上手なんじゃなかったのか?「兄ちゃんは夜遅くまで大学のレポート課題やってて眠いんだよ。それに今日は午後から講義のはず」「おはよー、翔」ハルカは言う。――双子は一体⁇親父の方に行ってくれ「あぁ、ハルカかぁ。なんでこいつら俺のところに?」「二人に、『お兄ちゃんを起こしてきて』って頼んだの」――末恐ろしい双子だ。ネクロマンサーとかいるけど、双子使いってありそうだ「俺、今日大学午後からなんだけど
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