Lahat ng Kabanata ng うちの玄関は異世界への扉にたまになる。: Kabanata 21 - Kabanata 30

39 Kabanata

第21話 双子はストレート

 リョウが猛スピードで飛び級しまくった。留学先で博士号間近。「ハルカよかったな。向こうで資格取ればリョウが戻ってくる」「リョウってだれ?」コウキとコウタが聞く。「ハルカの旦那さんだ」と言うと、二人して凹んだ。失恋した気分なんだろうか?「超ラブラブ。アヤメ母さんと銀父さんみたいな感じだぞー」――親父…とどめを刺すな「しっかし博士号か、日本の大学だと大学何年生からのスタートになるんだ?」「さぁ?」――頼りない親父だなぁ。「通ってる大学次第じゃね?」「ハルカはリコンしないの?」またしても双子が聞く。「新婚さんが離れ離れになってるから、久々に会ったらあっつあつだろう」 親父は言う、そして双子は凹む。「帰ってきたらパーティーね~!ハルカちゃん、料理上達したのよ」――このパーティー好きが… リョウが帰ってきた。双子がべったりとハルカにくっついている。お構いなしに話が進んだ。「ハルカ、久しぶり。会いたかったよ」「私もよ」――おい、少しうちのバカップル夫婦が感染ってる…「コウキとコウタ、少し見ないうちに大きくなったね」「ハルカは渡さないからな」――生まれる前からリョウのものだよ…「さ、パーティーよ~‼今日はリョウ君が好きなものを作ろうと思って困っちゃったわ。だって、何が好きかわからないんだもん。いっそハルカちゃんを料理しようかと…」「それはやめてください‼」×2「結局恒例のローストチキンになっちゃった。懐かしの味かな?ハルカちゃん結構手伝ってくれたから味が違うかな?」――まずくなる方で味が変化していないといいが…「コウキとコウタももう普通に食べれるよな?」「ばかにするなよ。しょー」「せめて、兄貴と呼べ。お前ら何様だよ?もっと敬え」「敬う価値が見いだせないんだろうよ」――親父に言われると腹が立つ。「そういう親父は何て呼ばれてるんだ?」「…呼ばれたことない」――ああ、父の沽券もむなしいもんだ 問題のローストチキンの味。「リョウ君、どうかな?」――リョウに聞く?リョウは料理上手だぞ。しかも紳士だから、貶しはしないだろう「あー、もうちょっと塩味がある方が俺好みだな」「塩分摂りすぎるといけないんだよ」――そういう問題ではないのだよ、ハルカさん…味、薄かった。「ハルカー、ローストチキンの味薄いよー」――双子
last updateHuling Na-update : 2025-06-15
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第22話 双子の事情

「なぁ、コウキ、コウタ」「なんだよ、しょー」――兄と呼ばないのね…「リョウが帰ってきて不満だろう?そ・こ・で・だ。ハルカがハルカに似た女の子を産んだらどうする?ハルカよりずーっと歳近くて、結婚の可能性だってあるぞ?さぁ、どうする?」「おれはハルカいちずだけどな。でもハルカそっくりならかんがえるな」「おれはハルカからのりかえる」「あーうわきもの!」――微笑ましいな。リョウが親父になるのか…微妙だな。俺、おじさんになるのか? リョウが申し訳なさそうに言った。「なんか想像妊娠だったらしい…」「へー。ぬか喜びだったな。でも若いんだから子供すぐ出来るって!双子、子供はぜひ女の子(ハルカにそっくりの)って期待してるぜ?」「言ったのか?」「もしもの話をしたんだよ。ハルカよりハルカに似た女の子がいたら双子にはよくないか?って話」「男の子産まれたらどうするんだよ?」「その時はその時だな。双子のことだ、リョウに次は女の子をお願いします。とかいってくるかもしれないぞ」「微妙だな。女の子って父親に似るって俗説か?」「俗説だろう。マジな話だったら、その辺にはオッサンみたいな女の子ばっかりってことになる」「そうだな」「うちはこれ以上家族増えないように祈ろう。まーだ親父と母さんラブラブしてるぜ?双子の前でもかまわずに。教育的に良くないよな」「おい、しょー!おれたちたんじょうびだ」「そうなのか、よかったな。おめでとう」「ぷれぜんとは?」「悪い。用意してない」「つかえない、しょーだ」――使える翔もいるのか?双子よ「あら、おはよう!コウキ。コウタ。二人とも誕生日おめでと~‼」母さんがそう言ってくす玉を引くと割れればいいものを、くす玉が落ちてきた。「どうしたのかしら?不思議ね~?」「どうせおやじがつけそんじたんだよ」――親父言われ放題だな「かあさんといちゃいちゃするのにいっしょうけんめいでこんなのにてをぬいて、やれやれだよな」――保育園児に言われ放題の弁護士「そんなこと言ってると、父さんからプレゼントもらえなくなるぞー」――言われ放題の親父登場。さながらサンタ…「二人とも欲しいものわからなかったからな。子供オモチャ売り場で人気の2つを買ってきた。どうだ?」「こんなこどもっぽいのきょうみないよ。おれはハルカがほしい」「あーおれも‼」
last updateHuling Na-update : 2025-06-16
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第23話 ママ友?

「翔、ハルカが妊娠した。今度は本当だ病院で検査した」「それはおめでとう‼で、今回も他の人間には秘密か?」「頼む、せめて安定期までは…」「そうだな、双子とかうるさそうだもんな」――あとパーティー好きがいるからな。「翔ー!喜べ!アヤメが妊娠したぞ‼」「想像妊娠じゃないだろうな?」「そんなの新婚さんじゃあるまいし、マジだよ。病院で調べたんだから」――病院で?ハルカと母さん遭遇してないよな?「っていうか、これ以上家族増やす気かよ?って言ったじゃないか?」「えー?できたもんは仕方なかろう?」「…」俺は何も言えなかった。「銀!あ、翔‼産婦人科でハルカちゃんに会ったの~‼」――やっぱりか…「ハルカちゃんもご懐妊よ~‼」「母さん、それは本当?」「本当の話なの?」――食いつきいいな、双子よ「本当よ、母さんが信用できないの?」「だって母さんだもんなぁ?」「なぁ?」――まったくもって素直だなリョウにlineで報告だな。『病院でうちの母さんとハルカが会ってる。恥ずかしながら、母さんも妊娠だよ…。家族増やすなっていったのに』『パーティーかなぁ?』『本人も妊娠中だからそれはわかんない。それより、双子が盛り上がってるぞ』『まだ安定期じゃないと教育しといてくれ、頼む』「コウキ、コウタ、ハルカはまだ妊娠安定してないから刺激するようなことしたり、言ったりしたらダメだからな」「母さんもだぞ」と親父。「コウキもコウタもハルカが流産しちゃったりしたら嫌だろう?だから気を付けなさい。わかったら返事!」「わかった、しょー」「おれもわかった。しょー」――親父の言葉なんかむなしいな…「ところで母さん、その体でパーティーとか言わないよな?」「うーん、やりたいんだけどね。一応年取ってるし」――一応じゃない「体をいたわるんだ、アヤメ。今度は女の子がいいな。アヤメそっくりの♡」「私は今度も男の子がいいわ。銀そっくりの♡」 あぁ、こんなだから家族が増え続けるのか…「俺、今男臭いから女の子希望」「はぁ?男臭いのはお前が原因だろう?」「そうだぞ、しょー」「そうだ」「男臭いなんて…みんな可愛い私と銀の愛の結晶よ。芳しさしかないわ」――変態だな。芳しくはないだろう?「女の子って育てたことないからわからないわ、ハルカちゃんわかるかな?」――マ
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第24話 誕生×3

 2人とも臨月になった。母さんだけ高齢出産にあたるのか予定日が近づくと入院らしい。「ハルカー、性別わかるのかー?」「フフフ、二人には内緒」「ズルいー、翔は知ってるんだぜ、翔から聞き出そうか?」「それ名案だな」「翔ー!」「ハルカの子の性別なら教えないぞ」「くそっ、先手を打たれた」「ほかには知ってそうなのは、リョウ?だよな」「リョウ…さん」「ハルカと僕の子の性別は教えないよ。二人には内緒にしようってハルカと決めてるからね」「他に思い当たる人がいない」「確実には知らなそうなんだよなぁ」ちなみに、我が家には再び男の子が産まれる予定。「俺は女の子希望してたんだよなぁ。パパ大好きとか言われたかったなぁ」「銀、落ち込まないで。またヤキモチ焼くわよ!」「パパ大好きー」と棒読みで母さんの病室に双子と入った。「男の太い声で言われてもなぁ」「双子ならまだ声変わりしてないからいいんじゃないの?」「でも棒読み…」「あー、感情入ってないから」×2「母さん、体調は?」「そうねぇ、陣痛が始まりつつあるかなぁ?次の陣痛までが長いからまだ産まれないわよ」「そういうけど、双子産むの速かったぜ?一応ナースステーションにいっておくよ」 俺はナースステーションに報告に行った。その間に双子は動いた。「父さん、母さん。ハルカの子供の性別知ってるか?」「正確には教えてもらってないなぁ。双子には内緒って言ってたしな。」「ここもダメか…」「他に思い当たらない」 と言っている間に母さんがすごく苦しそうだ。というか陣痛だ。「ナースコールだよ!」「どこだー!」 と騒いでいるもんだから、「何の騒ぎですか?」と看護師さんがやってきた。俺はその直後に現場についた。「分娩室じゃないのか?」と親父に問う。「高齢出産なのもあるが、逆子なんだと。それで手術室で帝王切開だ」「はぁ」双子にはいい勉強かな?出産はもの凄く体力使う。という。「ハルカも手術かなぁ?」「心配だなぁ」保育園に行きなさい‼むしろ、行け‼ハルカは臨月に入ってからけっこう経った。一番下の子(今のところ)の名前はアキラとなった。「ハルカ、お腹の子はまだ出てこないのか?」「甘えん坊なんじゃない?」――のんびりしてるなー。双子が待ってるぞ そうこうしていると陣痛スタート、陣痛感覚が広いうちに
last updateHuling Na-update : 2025-06-18
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第25話 翔、王になる。

「ハルカー‼お疲れ様。ハルカに朗報(?)俺の親父が亡くなった。つまり俺は王子じゃなくなったんだ。それで、次の王なんだけどなんと!翔が選ばれました‼」「お義父様が亡くなったっていい話じゃないわよ、もうっ。次の王が翔?何で?」「わからない。天の導きみたいな?」「曖昧なのね」 その頃一方で翔「オッス、ただいまー」「よう、おかえり、銀」「おぉ、キョウか⁈いつこっちに?」「昨日かな?孫が産まれたと風の噂で聞いてな」「あ、王。なんで地球に⁈」「もう王じゃないぞ。引退ってやつ?これからはキョウって呼んでくれ」「はい、わかりました。キョウさん」「お、この二人が双子か。自己紹介できるか?」「バカにするなよ、おっさん。最上コウキ 4歳」「同じく、最上コウタ 4歳だ」――双子よ…大人をバカにするな翌日、大学でリョウに王が引退してうちに居候してる。孫を見に来てる。と告げた。同時にリョウから俺が次の王だと聞いた。「ハルカ、俺の親父は生きていた。引退したらしい。それで今、翔の家に居候してると聞いた。孫を見たいそうだ」「よかったわ。そうよ!この子達を対面させましょうよ!」「あ、それとな。どういうわけか、この次チキョウの王になるの翔らしい」「えぇーっ‼選考理由がわからないわ」「そんなの、俺の親父を選んだ理由もわかんないよ。とりあえず最上家に行こう!」 キョウさんは目じりが下がっているようだ。「で、この子達は名前は何て言うんだ?」「姉がアンで妹がリサって言います」とハルカ。「ハルカー、区別つかないー」とブーたれる双子。「そんなの私だって、コウキ君とコウタ君の区別つかないわよ。アヤメさんならわかるのかな?」「あ、私は無理よ~。ハルカちゃんの方がおむつ変えたり、ミルクあげたりしてたじゃない」「ハルカ…俺のおむつ交換してたのか…」双子ショック。 キョウさんはひたすら初孫を愛でている。「ところで、翔。お前、チキョウの王になったんだって?めでてーな」「銀ー、そうでもないわよ。保育係が一人減るんだから」「そうだな、アヤメ。もう一人くらい作る?」「子供たちの前で、銀ったら。あとでね♡」――めでてーのはあんたらの頭の中だよ「また、クエストクリアすれば戻れるかな?」「そうじゃない?」「キョウさんー!」「キョウさんは引退すればクエスト達成だっ
last updateHuling Na-update : 2025-06-19
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第26話 翔、クエストを終わらせ帰還する。

 うーん、果報は寝て待てというやつか。そうだ!『嫁、急望』って看板出せば、なんとかならないかな?出してみよう。 と、看板の手配を頼んだ。結果、かなりの人数が来た。王ということを伏せて俺直々に面接「何故見たこともない王の嫁に好んでなろうと?」という質問「王妃という立場に憧れて」「お金に不自由しないと思ったから」という意見が大多数。「昔、王を拝見したことがありその頃からお慕い申し上げています」――この子は面接合格。しかし、いつだ?ケルリンと駆け回ってた時か?「王は、目も髪も黒くその頃は犬ですか?と冒険のようなことをされていました」――俺だな この子の顔は…なんてことだ…(ハルカ+母さん)÷2って感じだ。嫌いな顔じゃないけど何となく。スタイルも性格も問題ない。顔が…。ここは妥協か。「よし、この子を嫁にすることにする‼名前は?」「ミヤコと申します」「そんなに丁寧語使わなくていい。これからよろしくな」「はい」と、速攻クエストを終わらせて地球に二人で戻ろうとした。その時、新たなクエスト発生。『子供をつくるべし@チキョウ』 っっっくそ!エンドレスじゃねーかよ!「私も地球が好きです」とケルリン。「でも、地球じゃ走り回ったり、捕食したりできないぞ?」と言ったら黙ってしまった。 やはり走り回ったりしたかったのか…。 ミヤコは顔を赤くしている。――これが普通の反応だよな。親父と母さんが異常だまた王の間に戻った。祝賀パーティーらしい。なんせ王妃誕生だから。地球への逃亡失敗…。――そのうち子供出来る。親父と母さん見たら馬鹿らしくなる…子供って、俺この間また弟増えたばかりなのに…。「他になんか問題はないの?」「ありません」「遺産相続問題とか、旦那の浮気とかも?」「ありません」「えーっ?」「すっごく平和だね」――キョウさんがずっと水晶でリョウを見てたの分かる「ここでの王妃の役目ってなんなの?」「子を作ることです」――名家の嫁みたいだな「王の役目は?」「存在です」――子供出来次第地球に逃亡するけどねさすが俺。腐っても親父のDNA受け継いでるだけのことはあるな(?)。速攻で子供できた。「今度こそ、地球に行こう。ミヤコも。ケルリンはどうする?」 すると、大型犬サイズに変身した。「この姿で翔と共にありたいと思います。こ
last updateHuling Na-update : 2025-06-20
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第27話 ミヤコさんに翔の家族を紹介しました。…多い。

「いつ帰ってくるかわかんないから、翔の休学届出してたんだ。悪い。」 そうリョウに言われると、怒れないなぁ。実際わかんなかったし。 俺も実はあの平和なチキョウで学位論文を書いていたのだ。手書き。それをPCで入力し直し、図とか表とかつけて、あとは論文発表に備えるだけ状態にした。 今はいつ産まれるかわかんないし、出産費用などのお金を貯めるので精いっぱい。卒業後は結局親父の事務所で働かせてくれないかなぁ?バイトは出来るけど、正社員で。「ミヤコ、母さんと一緒に産婦人科に行ったんだろ?予定日とか聞いた?性別とか?」「予定日は12月で詳しくはまだわからない。性別…知りたいの?」「準備あるだろ?服とか。それの参考にするんだよ」「多分今のところ女の子」「はっきりしたら教えてくれよな!」「親父ー、大学卒業後親父の事務所で働かせてもらえませんか?」「そりゃあ、難しいぞ。少なくとも司法試験一発で通らないとなぁ。まわりもお前をコネで入ったって見るんだからな。それを黙らせる実力ないとなぁ」「司法試験だな。わかった」と、ひたすら六法全書と共に生活をした。過去問をひたすら解き、リョウに問題を出してもらったりもした。が、意味もなく。予備試験があるからそれ受けないと、司法試験は受験できないなー。とか、法科大学院行ってないとダメなのかー?とかネットで調べてすぐに分かった。とにかく来年の予備試験に向けて勉強だな。そうこうしているうちにミヤコが臨月ということだ。「悪い。俺が自分のことばっかりですっかりほったらかしみたいになってたな」「大丈夫よ。アヤメさんも、ハルカさんもすごくよくしてくれるもの」「あぁ、保険証はいるのか?結局何を持ってけばいいんだよー‼」――あの日のリョウに懺悔「母さん、どうしたらいいんだ?」「これも二人の愛の試練よ。頑張って~‼」「陣痛はあるんだよな?とにかくタクシー呼ぼう」そして我が家に奇蹟の女の子が産まれた。親父・母さん大喜び。「ミヤコ、お疲れ様。頑張ってくれて、ありがとう」「そうよ~、我が家には男の子しか産まれなくって、嬉しいわ~」「孫に『じぃじLOVE』とか言われたら、俺昇天しちゃう」「よろこんでもらえて何より、この子も嬉しいでしょうね」「名前はうーん、朝方晴れてたし『アカネ』にしようか?」「そうね」 妙にあっさりして
last updateHuling Na-update : 2025-06-21
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第28話 世代交代を感じます。

 久しぶりの日本。久しぶりの我が家。みんな元気かな?家族増えてないだろうな…。「おぅ、ただいま。親父、国際弁護士の資格取ってきたぞ、もう文句なく雇ってもらえるよな?」「会いたかったー、アカネ♡大きくなってー‼ ミヤコさんも久しぶりで変わりなさそうでよかった」――親父よ…俺の話はスルー?「おかえりなさい。翔君、ミヤコさん、アカネちゃん!まぁ、アカネちゃん大きくなって~‼何歳なの?4歳?え~と、アキラ君の1つ年下かしら?」「お義父さん、お義母さん、戻りました。お二人とも変わりなく」「え~?老けたわよ~?」「いえ、変わりないです」――喜んでるな、母さん…「うちの双子は何歳になった?」「失礼だな。ひとまとめにすんなよ、9歳だボケ翔」――口が悪いな。誰に教わったんだ? えーと、アキラは5歳だからリョウのとこの双子も5歳だな。「アキラは俺のこと知ってる?この家の長男の翔だ。よろしくな。で、俺の嫁さんのミヤコ、この子がアカネ。アカネはお前の1つ年下だ。しばらく家族でこの家の世話になる、よろしくな」 そして10年後…コウキ・コウタ19歳、アン・リサ15歳、アキラ15歳、アカネ14歳  となった。 俺・リョウ・ハルカは40歳弱か…。ミヤコの年齢は知らない。 リョウ曰く、「女性に年齢を聞くのは失礼」らしい。それはチキョウも同じなのか。俺は親父の右腕として親父の事務所で働いている。リョウは准教授から教授になった。どこまでいくんだろう?「おい親父、コウキとコウタはどこの大学で何をやってるんだ?」「一流の大学でそれぞれ医学と薬学を勉強してるよ」「へぇ、あいつらがねぇ」「ところで翔、事務所で俺のことは所長と呼べと何度言えばいいんだ?」「申し訳ありません、所長。所長、スーツの上着の内ポケットからはみ出ている写真、もしや…」「悪いか⁈アカネだよ?何か不満が?」「いえ、お客様と面会の際には手放した方がと思っただけです。それに奥様の写真は?」「それはスーツの生地に縫い付けている」「クリーニングに出す際に気をつけねばいけませんね」 事務所の中でクスクス笑いが起こった。親父の威厳、ここまでだ。下剋上してやる。 アン・リサ・アカネは同じ学校で、放課後はよく一緒に帰ってくるようだ。「どうも、うちのおじいさんって『おじいさん』って感じしないんだよね
last updateHuling Na-update : 2025-06-22
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第29話 若人の青春

「森山アンさん、進路指導室へ」「やっぱアンが先なんだね、いってらっしゃーい」 とリサが送り出した。「森山アンさんは、えーと成績も優秀。お父様と同じように法律家に?」「私はもっと広い世界がみたいと考えています。留学もいいんですが、バックパッカーみたいな?」「結構非現実的ですね。わかりました。」「では次、森山リサさん」「あなたも成績優秀。目標はお父様のような法律家ですか?」「いいえ、私は留学したいと思います。目的はまだわかりません。目的を探しに進学とか変ですか?私の名前、英語で発音しやすいようにと考えているそうです。ならば、ということです」「わかりました」 アンもリサも留学もしくはそれに則したものを望んでいる。コウキ・コウタとの接点がますますなくなるぞ。「次、最上アキラ君」「あなたも成績は優秀ね。将来はなにかビジョンがあるの?あなたのお兄様達は弁護士に医学部・薬学部とビジョンがあるみたいですが…」「兄と比較されるのは、嫌です。俺は俺のやりたいことを探しに高校に行きます。いいですか?」「…わかりました」「アン!リサ!終わってるんだろ?」「あぁ、アキラも終わったんだ。面倒じゃない?何で他人に将来どうするか話さなきゃいけないの?って話よね?」「そうだよな。余計なお世話だよ、全く。よし、帰りにアカネも交えてなんか食おーぜ!」「ま、イライラしてるしやけ食いするかぁ」「じゃあな」「また明日ねー」×3――珍しい4人で帰ってきたのか「アカネも今日はココ‼」と、ミヤコ。すっかり地球慣れしたもんだ。「また明日ねー」×2「どうしたの?4人で珍しい」「アキラ達が進路指導でイライラしたんだって」「何で、他人に将来のビジョンとか話さなきゃならないんだよ‼」「私も来年それか、やだなぁ」と、アカネ。「だろ?兄貴たちと比べられるし最悪…」「アキラ君、成績いいじゃない。翔君の中学時代よりずっといいわよ~」――母さん、止めてくれ… アキラがアカネに相談した。「アカネに折り入って相談が…」「何?年下に?…ハッキリしたらどうなの?」「あの…俺、昔からアンとリサのことが好きなんだ」「そんなの見てれば分かるけど何?」「でも、コウキ兄とコウタ兄もだろ?」「そうね。それで?」「どうしたらいいかと…」「そうね。コウキ兄とコウタ兄は大学でしょ
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第30話 兄弟でライバルになる。

「やっぱだよねー」「何だよ?」とリョウがアンとリサに尋ねる。「父さんってカッコいい」「何だよ、急に。何もやらんぞ」「最近アカネも言ってるんだよ。3人で言ってるの」「父さんは私、ハルカのよ‼」「わかってるよ」――ハルカの発言うちのバカップルの影響かねぇ?リョウにlineで『アキラがアンちゃんとリサちゃんが好きなんだとさ、でも二人のうちどっちというわけでもなく、両方というわけでもない。友達関係は壊したくないんだとさ。双子もアンちゃんとリサちゃん好きだしねー』と送った。返信『うちの子達は簡単には渡さない』返信『俺に言わないでくれ、うちの親父に言ってくれよ』次に学校に行ったとき、アキラはアンとリサを観察。…やっぱ似てるよなぁ。二人とも アキラはアンとリサの二人に志望校を聞き、「俺も同じところに行きたい」と告げた。見事、2人とも同じ高校だった。ただし、偏差値が高い。「勉強しないとな…。二人はリョウさんに勉強教えてもらえばわかりやすそうでいいよな」「それなら勉強するとき連絡するからうちにおいでよ」「マジで?助かるわー。リョウさん教えるの上手いから」「お邪魔します‼今日は勉強教わりに来ました。よろしくお願いします」「あら、アキラ君。いらっしゃい。どうぞ、自宅だと思ってくつろいでね」 ハルカはアキラが産まれた時にうちにいたから、産まれた時から知ってる顔って感じで、オープンだ。それに対し…「よく来たな、アキラ君。勉強がわからない?みっちりきっちり教え込むから覚悟しとけよ」「そのつもりです。リョウさん、ありがとうございます‼」 会話がかみ合わない…。リョウはシゴク宣言をしてるが、アキラはそれを有難がっている…。「ところで、歴史とかって父さんが習った歴史と違うんじゃない?」「父をなめるなよ?俺は読めば理解するんだよ。なんでもできるようになる。料理本読めば、その通り作れたりな。歴史がわからないのか?」「俺は理数系をお願いします」「それは年関係ないね」「アンとリサは?」「英語…と数学」「二人とも同じなのか?」「リサは古文も苦手だよ」「まぁ、まずは適当に勉強していってわかんないとこ出てきたら俺に聞け。っていうか歴史は関係なかったな」 基本的に3人は成績いいからわかんないとこがなかなかでてこない…。「なぁ、わかんないとこあるのか
last updateHuling Na-update : 2025-06-24
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