All Chapters of アイドルに恋をした僕: Chapter 11

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ダンスレッスンをしながら部屋探しって本当に大変だと思う。特に僕の場合は土地勘が全くないから、どこをどう探せばいいのか見当もつかない。だけど、探さないと困るからチラシとか雑誌とかを見ながらめぼしい場所を探してたんだ。自分なりに一生懸命探してたんだよ本当に。「みんな集まれ、話がある」ダンスレッスン中に先生がみんなを呼ぶ。僕たちは個人練習をしてる最中だったのをやめて先生の元へと集まればAGIAのみんなが来ていた。「よし、集まったな。みんなに発表することがあるそうだ」先生が言えば、智さんと竜生さんが前に出てくる。「お前たちバックダンサーの発表兼お披露目の日程が決まったぞ」智さんのその言葉に僕たちがざわつく。ついに決まったんだと…。「バックダンサーをファンの子たちに紹介するのは3ヶ月後から始まる俺たちのコンサートになった」竜生さんの言葉にますます騒がしくなる僕たち。「静かに!まだ、コンサートの内容が決まってないから、ちゃんと決まるまではみんなは今まで通り練習に励んでで欲しい」「はい!」智さんの言葉に僕たちは返事をした。「よし、5分後にまた練習始めるからな」「はい!」先生の言葉に返事をして、僕たちはまた個人レッスンへと別れた。といっても、さっきの発表の後だからみんなで雑談をしていた。うん、みんな緊張してたんだよね。ついにAGIAのバックダンサーとして発表してもらえるんだって少しだけ騒いでた。この後、普通に練習が再開されて、僕たちはそっちに集中したんだ。だって、本番で失敗したら意味がないからさ。僕は休憩中、一人で雑誌を見ながら部屋探しをしてた。だって、急いで探さないと時間がないんだ。期限は着々と迫って来てるんだ。だから、休憩中の間もこうして雑誌を見てめぼしいところを探してるんだ。以前の僕だったら住めればいいって感じで探してたけど、今はちょっと、やっぱりね、バックダンサーになるわけだから適当じゃダメかなって思ったんだ。でも、この周辺の地理がわからないから中々決めれないんだ。だからと言って他の人に相談っていうのもできなくて、結局ずっと一人で雑誌と睨めっこしてるんだよね。無情にも退去期日が近づいてきた。そろそろ本当にどうにかしないとヤバいのに僕はまだ決められずにいた。「夏葵?」集中して雑誌を見ていたら急に後ろから声を掛けられて「うわぁ
last updateLast Updated : 2025-08-17
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