All Chapters of 消えるキオクと残るキミの温もり: Chapter 61 - Chapter 70

74 Chapters

60話 裏腹の甘い誘惑

 そう思うと、抵抗しながらも、甘い吐息を漏らすミカが、不思議と、可愛らしく思えてきた。ミカは、見た目は可愛いからな。付き合うとか、そういうことは、絶対に無理だが。 ミカは、俺の腕の中で、もはや抵抗することなく、その唇を俺に重ねてきた。そして、自ら、熱を帯びた舌を絡ませてくる。 俺は、その熱烈なキスに応えながら、もう一方の手を、ミカのスカートの中に、ゆっくりと滑り込ませた。 指先が触れたのは、柔らかな太ももだった。その肌は、スベスベとして、しっとりとした感触が、俺の指先に、じわりと伝わってくる。俺は、その感触に、ゾクゾクと興奮を覚えた。俺は、その指先を、ゆっくりと、太ももの付け根へと這わせていった。 ショーツの上から、柔らかなお尻を優しく撫でる。その瞬間、ミカは、んっ、と、喉を鳴らし、俺の首に回した腕に、さらに力を込めた。 そして、ミカは、太ももやお尻を撫でられる快感に、自分でも抑えきれないように、腰をくねらせ始めた。「んんぅ……ひぅっ……」 その甘く、そして、苦しげな声が、俺の耳に響く。俺は、その声を聞きながら、ミカの柔らかいお尻を、もっと深く、もっと強く、撫でていた。 俺は、ミカの腰がくねり始めたのを感じながら、彼女の柔らかなお尻を撫で続けた。そのとき、指先に、ショーツの生地が、じんわりと湿っていくのを感じた。 俺は、ゆっくりと、指を移動させた。太ももを撫でていた指を、そのまま、ショーツの中央へと滑らせていく。 その感触は、熱く、そして、しっとりと濡れていた。俺は、その熱を確かめるように、ショーツの上から、彼女の割れ目を、指で優しく、だが、しっかりと、なぞった。 その瞬間、ミカの体が、大きく、びくりと震えた。「んんぅ……ひゃっ……っ!」 ミカは、俺の首に回した腕に、さらに力を込め、甘い喘ぎ声を、抑えきれないように漏らした。俺の指が、割れ目を撫でるたびに、彼女の体は、小さく、だが、はっきりと震え、熱を帯びていく。 そして、ミカは、
last updateLast Updated : 2025-11-20
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61話 調子の乗った要求

 ちゅぱ、ちゅぱ、と、甘い水音が、閉鎖された階段の空間に、ひっそりと響き渡った。俺は、その音を聞きながら、ミカの髪を、優しく撫でた。「んん……ぷはっ……」 時折、ミカは、息を吸い込むために、俺のものから口を離し、潤んだ瞳で、俺の顔を、上目遣いで見つめてきた。その表情は、普段の強気なミカからは想像できないほど、蕩けるように、甘いものだった。 俺は、ミカに口で愛撫されながら、さらに欲求が膨らんでいくのを感じた。俺は、ミカの頭を優しく撫でながら、言葉を投げかけた。「ミカ、胸を見せてくれる?」 俺の言葉に、ミカは、俺のものから口を離し、顔を上げた。その表情は、驚きと、そして、怒りにも似た感情が入り混じっていた。「……は? ちょっと……あんた、調子に乗りすぎじゃない!? わ、わたしが……ここまでしてあげてんのよ!?」 そう言って、ミカは、俺を睨みつけてきた。だが、その瞳は、潤んでいる。俺は、フッと笑い、彼女を挑発した。「あっそ、じゃ……お終いな?」 俺の言葉に、ミカの顔は、さらに真っ赤に染まった。悔しそうに、唇を噛み締め、だが、彼女は、俺の要求を拒否しなかった。「……わ、わかった……わよ……」 そう言って、ミカは、俺から視線を逸らし、ゆっくりと、その指で、ワイシャツのボタンに触れた。震える指で、ボタンを、一つ、また一つと外していく。そのたびに、白いワイシャツの隙間から、白い肌が、少しずつ見え始めた。そして、その下にある、ブラジャーの生地越しに、少し大きめの胸の膨らみが、俺の目に飛び込んできた。 ミカは、最後まで、俺の顔を見ることはなかった。ただ、恥ずかしそうに、その視線を、下に落としたまま、その胸を、俺に見せてくれた。 ミカは、俺に胸を見せながら、どこか悔しそうな、だが、甘い視線を俺に向けていた。俺は、そんなミカの姿に
last updateLast Updated : 2025-11-21
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62話 欲求と拒絶の狭間

 俺がミカの顔や胸に射精すると、ミカは、口から俺のものを離し、怒ったように叫んだ。「ば、ばか! なにするのよ……これじゃ授業に出れないじゃないのよ! どうしてくれんのよ!」 その声は、怒りを含んでいたが、どこか甘く、そして、震えていた。俺は、フッと笑い、ミカを挑発した。「俺にそんなこと言って良いの? つづきしないの?」 俺の言葉に、ミカは、一瞬、呆気にとられたような顔をした。「は? つづき? 続きって……なによ?」「あそこ、ムズムズしてるんじゃないの? 俺の出してくれたお礼するけど?」 俺がそう言うと、ミカは、顔を真っ赤に染めて、瞳を潤ませた。「……そ、そんな……お礼、いらないわよ……」 その声は、弱々しく、だが、どこか期待しているように聞こえた。俺は、その様子を面白がりながら、わざと、冷たい声で言った。「そう。じゃ俺、行くわ」 俺が、その場を立ち去ろうとすると、ミカは、慌てて、俺の制服の裾を掴んだ。「え? ちょ、ちょっと待ちなさいよ……そ、その……わ、わかったわよ。……えっと……してよ、そのつづきを……」 その声は、恥ずかしさと、そして、抑えきれない欲求が入り混じっていた。 ミカが、恥ずかしさと、そして、抑えきれない欲求が入り混じった声で「して?」と囁いた。俺は、その言葉に、フッと笑い、彼女の体へと、向き直った。 ミカは、階段に座ったまま、俺に体を預けている。俺は、彼女の両足を持ち上げ、ゆっくりと、その股を開かせた。ミカは、抵抗することなく、ただ、顔を真っ赤に染めて、俺を見つめている。 俺は、ミカの制服のスカートを捲り上げ、その下にある、ピンク色の可愛らしいフリルが付いたショーツに、そっと指をかけた。そして、ゆっくりと、ショーツを横
last updateLast Updated : 2025-11-22
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63話 強気な乙女の初体験

 俺は、昼休みぎりぎりまで、ミカの頭を優しく撫で、キスを交わしながら、彼女が甘えてくるのを、静かに受け止めていた。「彼氏いないのか?」 俺は驚いたようにミカに聞いた。「うっさいわね。いないわよ……悪い?」 ミカが頬を膨らませ、顔を赤くさせてそっぽを向いた。その口調には、いつもの強気な態度の奥に隠された、恥ずかしさが滲み出ていた。「じゃあ、初めてなのか?」 その返事に、俺は戸惑いを隠せないまま聞き返した。彼女の意外な言葉に、俺の心臓はドクンと音を立てる。「そうよ! さっき言ったわよね、初めてを……って……ばかぁ」 ミカはそう叫ぶと、俺の胸に顔を埋めてきた。その声は、恥ずかしさで震えている。俺の頭を優しく撫でると、ミカの身体からふっと力が抜け、俺の背中に回された腕にぎゅっと力が込められた。「どうなのよ、わたしの初めて……もらってくれるの? イヤなら……ムリしなくても良いわよ……」 ミカのその言葉は、まるで俺を試しているようでもあり、必死にすがりついているようにも聞こえた。確かに容姿は好みで可愛い。だが、その生意気な性格を思うと、正直躊躇する気持ちもある。 でも、どうせこの愛し合った記憶は、明日には消えてしまうんだ。ミカの中に、何も残らない。そう考えると、俺の心は一気に軽くなった。この一瞬だけを、彼女のために捧げよう。俺は、迷いを捨ててミカを強く抱きしめた。 俺はミカを抱きかかえ、屋上の階段にそっと仰向けに寝かせた。日中の熱が残るコンクリートの感触が、彼女の薄い背中に伝わっているだろう。ミカは恥ずかしそうに両足をぴったりと閉じ、羞恥心と興奮が入り混じった複雑な表情で両手で顔を覆い隠している。 その拍子に、乱れたブレザーとワイシャツがはだけ、その下から白い肌が露わになった。普段のミカからは想像もできない、無防備で恥ずかしそうな姿。いつもは強気で、生意気な口調で俺をからかってきたミカが、今、俺の言いな
last updateLast Updated : 2025-11-23
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64話 静寂な校舎の背徳

 俺が腰を深く突き入れた瞬間、ミカは小さく喘ぎ、ビクッと身体を震わせた。その内側が、甘い痙攣を起こすように、俺のものをキュッと締め付けてくる。「っんんぅ! やぁっ……! あぁぁっ!!」 ミカは、羞恥と快感に顔を歪ませながら、俺の背中に爪を立てた。全身に力がこもり、まるで軽く絶頂を迎えようとしているかのようだ。 その様子に、俺の支配欲はさらに満たされていく。普段は絶対に見せない、甘く乱れたミカの表情が、俺をさらに興奮させた。「なんだ、もうイっちゃったのか?」 俺の問いかけに、ミカは顔を真っ赤にしたまま、震える声で答える。「……う、うん……イっちゃた……あぅ……きもちぃ……」 いつも強気なミカが、こんなにも素直に、恥ずかしそうに答えてくる。その可愛らしい姿が、俺の支配欲をさらに満たしていくのを感じた。 完全に授業が始まっており、廊下には人影も物音もなくなっていた。窓の外から聞こえてくる、遠くの校庭での体育の授業の声だけが、この場所の静けさを際立たせている。静寂に包まれた校舎の空気感が、俺たちの背徳的な行為をさらに煽り、密やかな興奮を運んできた。「ちょっと場所を変えるか」 俺がそう呟くと、ミカはハッとして顔色を変えた。驚きの表情と同時に、次に何をされるのだろうという期待と、抗えない興奮が入り混じった、複雑な顔をしていた。その瞳の奥で、不安と快楽がゆらめくのを俺は見逃さなかった。「ど、どこに連れて行く気なのよ……」 ミカは、震える声でそう尋ねた。その声には、恐怖と期待が入り混じり、まるで子猫のようにかすかに震えていた。彼女の喉が小さく上下するたびに、その声は甘く、切ない響きを帯びる。「下の階の廊下かな……移動教室の階だから人いないだろ」 俺の言葉に、ミカは返事をしなかった。しかし、彼女は素直に立ち上がると、恥ずかしそうに俯き、俺
last updateLast Updated : 2025-11-24
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65話 甘美な背徳の絶頂

 ミカは、蕩けた瞳で俺を見上げ、喘いだ。その顔は、羞恥と快楽で歪んでいた。その様子に、俺の興奮は頂点に達した。俺は、ミカの腰を掴むと、激しく腰を動かし始める。「んんん……っ、あああああ……っ!」 ミカの中を、俺の息子が激しく突き上げる。肌と肌がぶつかり合う、ねっとりとした卑猥な水音が、静かな廊下に響き渡る。その音は、まるで二人の行為を祝福するかのように、甘く、淫らだった。「ひぅ……っ、ん、ああ……っ! やぁ……っ、ダメ……っ」 ミカは、甘い声でそう叫んだ。しかし、その声は拒絶ではなく、むしろもっと激しくしてほしいと願っているように聞こえた。 俺は、ミカの太ももに手を回し、さらに深く、強く突き上げた。そのたびに、ミカの体が大きく跳ねる。「くっ……んん……っ、あああ……っ! ミカ、気持ちいか……?」「ふぅ……っ、ん、気持ちい……っ、もっと……っ、もっと激しく……っ」 ミカは、そう言って、俺の腰に足を絡ませた。その姿は、まるで俺に全てを捧げようとしているかのようだった。 ミカの、こんなにも可愛い姿を皆にも見せてやりたい。そんな意地悪な考えが、俺の頭をよぎった。「ミカの、こんな可愛い姿を皆にも見せてあげたいな?」 俺は、ミカの耳元にそう囁いた。その言葉に、ミカの体がびくりと震える。「ばかぁ……だめ、ユイトくんにだけ……っ! あっ、また、イキそう……んっっ」 ミカは、蕩けた声でそう答えた。その声は、甘く、とろけるような響きを帯びている。その声に、俺の理性の箍が外れ、興奮がさらに高まった。
last updateLast Updated : 2025-11-25
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66話 理性を揺さぶる欲望

 やがて、ミカは俺の唇から離れると、そのまま俺の顎を伝い、首筋へと熱いキスを落とし始めた。「んっ……ふ、ふぅ……っ」 ミカの柔らかい唇が、俺の首筋を優しく吸い上げると、じゅるり、と甘い水音が響く。その場所が、ミカの熱で火照っていくのがわかった。 ミカは、俺の首筋に顔を埋め、深く息を吸い込んだ。その姿は、まるで俺の匂いを全て身体に取り込もうとしているかのようだった。「ユイトくん……もっと……っ」 ミカは、囁くようにそう呟いた。その声は、もう羞恥に染まることはなく、ただひたすらに、快楽を求める獣のようだった。俺は、そんなミカの姿に、再び興奮が高まっていくのを感じた。 ミカの熱いキスが首筋から離れ、俺の耳元で甘く囁いた。まだ快感の余韻が残る熱い吐息が、俺の理性を揺さぶる。「まあ、まだ時間はあるけど……いいのか? 今日が初めてなんだろ?」 俺は、ミカの髪を撫でながらそう問いかけた。ミカは、俺の質問に答えず、ただじっと俺の瞳を見つめている。その瞳には、初めての快感に溺れ、さらに深い快楽を求める獣のような欲望が宿っていた。「……うん。初めて。だから、もう一回……しよ? ね?」 ミカは、甘えるように俺の首に顔を擦り付けると、懇願するようにそう呟いた。その声は、もう羞恥に染まることはなく、ただひたすらに快楽を求める女の子の声だった。「向かい合ってしてみるか? このままミカが挿れて」 俺の言葉に、ミカの体がぴくりと震える。その顔は、羞恥と興奮が入り混じった複雑な表情をしていた。「……う、うん」 ミカは、小さく頷くと、期待に満ちた瞳で俺を見つめた。その瞳に、俺は抗うことができなかった。 俺は、ミカの腰を支え、ゆっくりと息子を彼女の熱い場所に誘導する。ミカは、自らの手で俺の息子を掴むと、熱く湿った場所に押し当てた。
last updateLast Updated : 2025-12-01
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67話 従順なミカと高まる欲望

 ミカは、俺の首に回した腕を離すと、俺の胸に顔を埋めた。その頭のてっぺんから伝わる熱が、俺の心を温める。「ユイトくん……」 ミカは、甘い声でそう呟くと、俺の胸にキスを落とし始めた。それは、愛おしむような、優しいキスだった。そのキスに、俺は全身の力が抜けていくのを感じた。 俺は、ミカの華奢な肩を撫で、滑らかな感触を味わう。そして、ゆっくりと腰を抱き寄せると、まだ少し熱を帯びた、ミカの柔らかい肌に触れた。 ミカもまた、俺の身体を愛撫するかのように触れ始めた。その指先が、俺の腹筋をなぞり、ゆっくりと腰へと下りていく。その優しい感触に、俺は再び興奮が高まっていくのを感じた。 静かな廊下で、ただ二人だけで、お互いの温かさと、存在を確かめ合っていた。それは、これ以上ないほど甘く、愛おしい時間だった。 二度の絶頂を終え、二人で愛を確かめ合った後、俺はミカに囁いた。「屋上の階段にもどって、残りの時間を過ごすか」「う、うん。そうしよ」 いつもなら「はぁ? 難であんたに命令されないといけないのよ! 仕方ないわね……」と強気な態度で返してくるミカが、従順な女の子のような返事をしてきた。その可愛らしい声に、俺はドキリとしてしまった。 このミカなら付き合っても悪くはないと思えてしまう。普段のミカならあり得ないが、俺は、ミカの小さく、柔らかな手を握りしめた。ミカは、その手に驚きつつも、嬉しそうに微笑んだ。 その顔は、もう羞恥に染まることはなく、ただひたすらに、俺に全てを許しているような、この上なく愛おしい表情だった。 ミカは、俺の手に力を込めて握り返すと、俺の腕に顔を埋めるように抱きついてきた。その小さな体は、まだ少し熱を帯びている。「ユイトくん……」 ミカは、甘い声でそう呟くと、俺の胸に頬を寄せた。その感触は、柔らかく、温かく、俺の心を穏やかにさせた。 俺は、ミカの身体を抱きしめ、屋上へと続く階段をゆっくりと上り始めた。一歩、また一歩と上るたびに、ミカの身体が俺の身体
last updateLast Updated : 2025-12-02
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68話 放課後の誘いと甘い戸惑い

 俺は、ゆっくりとミカの身体を抱き上げ、再び俺の息子を、ミカの熱い場所に誘導した。「ふぅ……ん、あぁ……っ」 ミカは、甘く、切ない声で喘ぎながら、自らの手で俺の息子を掴み、熱い場所に押し当てた。ぬるりとした感触とともに、俺の息子が、ゆっくりとミカの身体に入っていく。 今度は、先ほどのように激しく動くことはなかった。お互いの身体の温もりと、挿入された息子が、ミカの柔らかい場所をゆっくりと満たしていく感触を、時間をかけて味わうように、ゆっくりと腰を動かした。「ひぅ……っ、ん、ああ……っ」 ミカの口から、甘い声が漏れる。上下するたびに、密着した肌がこすれ合い、ねっとりとした甘い水音が響く。その音は、まるで二人の愛を奏でる子守唄のように、優しく、そしてこの上なく官能的だった。 俺は、ミカの華奢な肩を抱きしめ、その耳元に甘く囁いた。「ミカ……気持ちいか……?」「ん……っ、気持ちい……っ、ユイトくん……っ」 ミカは、潤んだ瞳で俺を見つめ、そう答えた。その瞳には、快感と、俺への愛おしさが入り混じっていた。その表情に、俺は再び胸が高鳴っていくのを感じた。 優しく舌を絡め合いながら、俺たちはゆっくりと腰を動かしていた。俺は、ミカの柔らかい胸を優しく揉みしだき、その感触を味わう。そのたびに、ミカの口から甘い吐息が漏れた。「ん……っ、ふぅ……っ」 お互いの身体を密着させ、ゆっくりと腰を動かす。先ほどまでの激しい行為とは違い、今はただ、お互いの温もりと、繋がっている感触を、時間をかけて味わう。「んん……っ、ああ……っ」 ミカは、俺の胸に顔を埋め、甘く、切ない声を上げた。その声は、俺の欲求をさらに煽る。俺は、
last updateLast Updated : 2025-12-03
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69話 甘いワガママと優しい時間

「だれもイヤとか言ってないし! 驚いただけよ……デートぉ? ホントに? わたしと……?」 ミカは、ニヤニヤとした嬉しそうな顔を俺に向けた。その表情は、普段の強気なミカからは想像もつかないほど、可愛らしく、俺の心をくすぐった。ミカは、俺の言葉がよほど嬉しかったのか、再び俺に抱きついてくる。「なあ、時間がもったいないから今から行くか?」「うん、良いよ。行こっ!」 ミカは、まるで子供のように弾けるような笑顔で答えた。その笑顔に、俺の心は温かくなった。 俺は、ミカを抱きしめたまま、ゆっくりと立ち上がった。階段を降り、廊下を歩いていく。校舎の外からは、まだ授業の音が聞こえてくる。 俺とミカは、人目を忍ぶように、ゆっくりと、しかし確実に、二人の時間を歩み始めた。 学校を出た俺たちは、最寄りの駅へと向かい、そのまま電車に乗った。目的地は、駅前にある大型のゲームセンターだった。ミカは、電車の中でも俺の隣にぴったりとくっついて、腕を組んできた。その姿は、まるで俺の彼女であることを周りにアピールしているかのようだった。 ゲームセンターに到着すると、ミカは目を輝かせて俺の手を引いた。「ねえ、ユイト。あれやろうよ! 一番奥にあるクレーンゲーム! あのウサギのぬいぐるみ、絶対欲しい!」 いつものように、ワガママな口調が出てしまう。しかし、すぐに「あっ……」と小さく声を発すると、恥ずかしそうに頬を赤らめて口元を抑えた。そして、俺の顔を伺うように上目遣いで見つめてくる。「えへへ……ごめん、ユイトくん。あの……ね? お願い、取ってくれる?」 そう言い直すと、デレデレと甘えた声で俺に頼んできた。その可愛らしい姿に、俺は思わず微笑んでしまう。「仕方ないな。ミカが可愛いから、取ってあげるよ」 俺がそう言うと、ミカは満面の笑みを浮かべ、俺の腕に抱きついてきた。 クレーンゲームの前に行くと、ミカは「あーでもない、こーでもない」と
last updateLast Updated : 2025-12-04
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