Semua Bab 無双戦士と幼馴染の修行の旅?: Bab 11 - Bab 20

24 Bab

第十一話 王の決意~ありがたやありがたや

巣に戻った。追放の話も伝えた。「ふーん。ついに王もそういう手に出たって感じだね」 意外とカナエの反応が薄い。「この子達はどうしよっか?」 この子って十分デカいが……。「魔物だから、国境は勝手に越えていいだろう?えーと、目的地は東の方の国って聞いたけど?」「それなら、パンズかなー?」 よくわからんが、とにかく追放だし行ってみよう。 親父よ……話を聞いてるんだろ?レイカに夢中じゃないよな?『あ、パンズね。了解。明日でもこの国の国境で待ち合わせするかー?』 国境……たくさんあるんだけど。『一番東に近いところ!カナエちゃんならきっとわかる!それじゃーな。俺は今日もレイカちゃんを愛でるぜ』はい、そうかい。「カナエー、明日一番東に近い国境で親父たちと待ち合わせってことになった。ところで、お前は家族に何も言わなくていいのか?」「んー?別に私は『追放』じゃないから。ライガの家だけでしょ?」「何言ってんだ?お前もだよ」「へっ?何で?」「スナキツネとか翼竜とか育てまくって、愛されてるからじゃねーの?」「嫉妬?王から。今更だけど、嫌だなぁ。あ、家族に言わなきゃ。急ぎ伝えてくる」 翼竜に乗ってカナエの家の上空まで行き、そこから魔法でのんびりと下降した。カナエのみ。カナエは家族に事情を説明し、今生の別れとなる。……かと思ってたのに、カナエ父は「嫌だー」と駄々をこねて、結局カナエの家族も共に移動となった。 翼竜、3人乗せれて良かったね。大好きなカナエのためだもんね。 翌日、俺とカナエの家族は東に最も近い国境にいた。親父たちの姿は見えない。何故だろう?わかるがわかりたくない!親父、方向音痴なんだよな……。最も近いってわかるのかな?おふくろ、なんとかしてくれよ、そこ重要だから! 親父ー、また『迷子』してるのか?とにかくおふくろに頼って移動すべし。 おぉ、すぐ傍にきた。セコイぞ。おふくろの魔法使ったな。いや、使えって言ったの俺だけどさぁ、家から俺らのとこまでワープみたいなのはズルくねー?俺らは懸命に最も東の国境まできたのに。「スナキツネとかはどうしたんだ?」「あいつらに国境はないだろう?勝手についてくる。で、適当な場所を探すさ」と答えておいた。 現時点で適当な場所の見当もつかない。ついてくる間に、誰かに討伐されないといいけどな。 国境にて「この国
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-09-27
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第十二話 新しいギルド~マダムがマスター

 とにかく、俺とカナエはパンズのギルドに登録しに行った。 視線が痛いというか、変な視線。 受付でいきなりギルドマスターに会わせてくれるという話になった。 ここ、パンズのギルドマスターは『猫』というわけではなく、『マダム』という感じだった。「国境警備から話は聞いてるわ、へーあなたがライガ君。で、あなたがカナエさん。そうねぇ、カナエさんには、魔法実習生をしてもらわないといけないわ」「具体的には?」カナエは訊く。テキトーの世話とかもあるし、私は結構多忙なんだけど。「魔法学校に入学かな?」「「え?」」「それって結構な時間拘束されるんじゃ……」「最速なら、3週間で卒業できるわよ」「カナエ、最速記録を更新しろ!」 テキトーの世話とか俺にはムリ!「あ、あと郊外で結構広くて誰も来ないような場所ありますか?安全な」「難しいこと聞くわね。それは、一緒に暮らしてるスナキツネとか翼竜とかを考慮してって事?いやぁね、そんなに睨まないで!情報はアキのギルドマスターからももらってるのよ。ちょっと南の方に行ったら、湖のほとりで広くていい場所があるわよ」「湖のほとりなのに、観光とかないんですか?」「あら、バレちゃった。観光をしようにも湖に竜が出るっていうんで、誰も近づかないのよ~」 ついでに、俺らにそいつの退治か?まぁいい。「とりあえずはそこを拠点にしますよ。情報ありがとうございました」 南の方の湖は……とここか?「カナエ、ちょっと大声出してみろ。翼竜とテキトーを呼ぶ」 カナエが声を出す、というか呼ぶとマジで集まった。うーん、また食費がかかる日々だな。ここはやっぱりカナエには最速で魔法学校を卒業してもらおう。「景色いいねー。それに湖のほとりだから、水に不自由しないし。場所的にOK」 いや、お前はここから魔法学校に通うんだ。大丈夫か? うーむ、レイカの余った魔力をカナエが手にできたらなぁ。そういう魔法ってないのかなぁ?魔力の共有みたいな……。 翌日、カナエはドヤ顔で俺にある紙を見せた。「どーよ?一日で魔法学校卒業してきた」「お前……どうやったんだよ?魔法でズルはできなさそうだしな」「えー、ライガが言ったように、他人の魔力を吸い取って自分の魔力にするような魔法を身に着けた!」 それは……チートというものでは?とは内心思ったが口には出さないでおこう
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第十三話 湖の竜との対面~生き物係なんだろうか?

 俺とカナエは湖に出かけた。竜のウワサさえなければ観光地だろうな。今はウワサで俺たちの居場所になってるけど。 マジできた。カナエに寄ってきた。カナエスゲーな。「うーん、この子は成長しきっててあんまり可愛いーって感じじゃないなぁ」 カナエ、感想がヒドイ!褒めて伸ばそうよ!「で、どうする?」「一応私らで管理かな?ここで討伐とかしちゃったらここが観光地になって住処がなくなる」 正論だ。「管理ってどうやって?」「飼育?できるかなぁ?もう育っちゃってるからなぁ」 しかしやってもらわねば、テキトーとか怯えてるし。「頼んだぞ、俺らの生活がかかってる!」「何食べるのかなぁ?やっぱ魚?生?うーん、困ったなぁ。でも、私に懐いてるっぽい感じはする」「翼竜と一緒に狩りに出かけたら、みんなと仲良くできるかな?」「この子は空飛ぶ系じゃなくて泳ぎが得意な感じだからそれはないな。みんなで水浴びしてみる?」「まずはコミュニケーションだな。それでないと仲良くはなれない」「だね。テキトー達連れてくるね」とカナエは魔法で移動した。俺と二人(?)っきりだけど、この子(?)は攻撃とかしてこないよな……。カナエ抜きでも仲良くはできるよな、とりあえず攻撃とかしないでね。殺気も出さないで。俺、攻撃しちゃう。あー、早くカナエ帰ってこないかなぁ。「なぁ、名前つけようか?」と俺は湖の竜に話しかけた。「カナエにつけてほしい?」のかなぁ?やっぱ。そう考えるとテキトーには悪いことをした気がする。「オスなのメスなの?それによって名前も変わるけど?雌雄同体?わっかんないなぁ、俺には。カナエー帰って来いよー」 あ、来た。大軍を連れて。でも何だか怯えてるっていうか人見知り?隠れてないけどカナエの後ろにいるし。「カナエ、この湖の竜にも名前つけようかと思ったんだけど、なんかない?」「そうだねー、『ユーラ』は?」「それでいいんじゃない?」俺には名づけの才能がないから即採用。「お前は『ユーラ』でいい?」と俺は湖の竜に聞いたが、カナエがつけたからか喜んでいた。「さて、今日は暑いし、水浴びだよ。テキトーもみんなもユーラと一緒に湖に入って!」 俺もか?俺は唯一遠泳が苦手だ。我が家の遠泳とは400キロは泳ぐものだ。その間、親父は攻撃をしてくる。トラウマになるよなー。 なんだと?!カナエが用意がいい
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-09-28
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第十四話 金持ちと初対面~お金があるっていいなー

「デカい屋敷だな。維持費がかかりそうだ」「ライガ、すごい貧乏くさい発想ね。金持ちなんでしょ?庭もきれいでいいじゃない?ん?なんで庭が荒れてるの?」「知らん。金持ちの考えていることはわからない。これが『粋』なのかもしれないしわからん」 確かに荒れているように見える。『粋』いうか、花とか枯れてるし、庭師がいるんだよなぁ?金持ちはわからん。『粋』なのか?「玄関まで遠いな。お前、疲れねーの?」「最近、体力ついたのかなぁ?毎日結構な量の獣をさばいては料理して、後片づけしてんじゃん。それでかなぁ?」 なるほどな。確かに結構な重労働だよな、あれは。さばくのだって結構大変だし。 俺とカナエは玄関のチャイムを鳴らした。電池切れ?音が鳴らない。「カナエ、魔法で呼びかけてくんない?」「それが早いかも」  その後、俺とカナエは金持ちと対面した。 容貌は……ウワサだと美丈夫を絵にかいたようだというが、目の前の男ははっきり言ってむっさい。無精ひげだし、その服は洗濯をいつしたんだ?って感じだし。あぁ、動物連れてこなくてよかった。かなり臭そうだ。清潔感とはかけ離れている。「あの、申し訳ありませんがあなたの全身を洗濯します。もちろん魔法で」 いや、ここで洗濯板とか使われても逆に変だ。 男はウワサのような感じになった。清潔感よ、こんにちは。「私の名前は、ウーエス・ジェムだ。そちらの要件は?」「えーと、俺の名前はライガ。戦士です。で、こっちのがカナエで魔法使いです。要件は、俺の親父があなたに売った土地を返却願いたい。もちろん返金します」 あー、なんか。俺が親父に金を与えたような感じでなんか腑に落ちないなぁ。「あの土地かぁ。今後リゾートに開発してく予定なんだよね」「その開発費はどこから捻出するんですか?失礼ですが、あなたは金持ちという感じではないですね」「そのリゾートで一山あてる気なんだけど」「残念ですが、私どもがあの辺に居座る限りはあの辺りに平和は訪れません。そして、あの辺りから移動する気はありません」「困ったなー」「他の土地でリゾート開発ってのはできないんですか?」「『目玉』となるようなものがないんだよ。だから、開発してもすぐ頓挫するだろうね」「あの土地での『目玉』は何ですか?」「幻の湖の竜かな?それにはカナエさんあなたの協力が必要不可欠なんだよ
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-09-28
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第十五話 親父からの要求~問題あるんじゃない?

 翌日、カナエに俺の実家へと連れていかれた。もう連行された。「おじさん、あの金持ちもどきは何ですか?」「あぁ、彼はクッションの役割をしてもらった」「そうですよね、彼を挟んでこの家にお金が流れています。何者かなのかは図書館で調べます。不審なこと、もしくはところがあったら、またおじさんを問い詰めますよ!」「んー、わかったわかった。落ち着いて。レイカちゃんの魔力で充電(?)にも来てるんだろ?」「はい。レイカちゃんは会う度に可愛くなっていく感じー♡」「そうだろう、そうだろう。俺なんか、毎日そんな感じー♡」 なんだ?この会話……。レイカは確かに可愛いが、それはなくねー?「じゃ、図書館に行ってきますね。ライガ、置いてきます。図書館でライガ使えないし」「そうだなぁ。ライガは知力がないもんなー」 ある。少ないけど。「では、行ってきまーす」 と、カナエは図書館へ行った。「ライガよ。精神修養もいいが、テキトーとかに取られてるのはまだかわいいとして、そのうち他の男に取られるぞ」 こないだ実際に金持ちもどきウーエスが宣戦布告みたいにしてったしなー。俺はどうしようもないなぁ。「お前はヘタレか!そんな子に育てた覚えはありません!」 親父に言われても。そんなこと言ったって、今更男女の関係にはならない感じだし、周りは耳がいい連中ばかりだし?俺は本当にどうしようもないんだけど。「お前もいい年だしさー。俺も孫の顔が見たいなーとか思うわけだよ」 レイカの顔でデレデレじゃねーか。「レイカでいいんじゃねーの?」「バカ!そうじゃなくて、孫だよ孫!それにお前の年齢を考えろ。お前、もうすぐハタチってやつじゃないのか?それにカナエちゃんだって19才だろ?いーじゃん、子供の一人や二人」 あんたはな。「俺の所はテキトーも翼竜も首長竜もいて大所帯なんだよ!首長竜はこないだ卵からヒナが孵った。カナエがご執心だ。可愛いーって」「ライガ君、女心も考えなさいな。その金持ちもどきの申し出を断ったのだってライガ君がいたからでしょう?」 女心はわかりません。「ただいまー」はやいな。「で、何か収穫あったか?」「お・じ・さ・ま?金持ちって微妙なこと言って、没落した貴族ですね?それにちょっとお金を持たせて今回の事件を起こした。みたいな?」「はい、ごめんなさい」カナエには素直だよな。
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第十六話 親父の要求と現実~人間の価値

 人間、やればできるもんで……色んなイミで……。こないだカナエから妊娠を告げられた。父親は俺だろう。っていうか俺しかいないし。街中じゃあるまいし、人間の男は俺しかいない。「へぇで、性別は?もちろん女だよな?」男がいいだろ?家系的に。うちの家系は戦士だろ?男じゃないとだろ?「えー、女の子の方が可愛いよー」そしたら俺の存在が微妙なんですけど……。カナエは秘密主義なのか教えてくれないしなー。 ライガが真顔で突っ立てる……。まーたおじさんと頭の中で討論してるんだろうけど、大変だなぁ。妊婦の私も大変なんですけどね!!「そうだ!カナエ、言ってなかったな。ちゃんと。結婚して、ずっと一緒にいてください!」「はい。でさー」 うわっ、切りさえはやっ。「今後の事なんだけど、やっぱテキトー達はそれぞれ群れに返した方がいいと思うのよね」 すでに群れじゃないのか?「テキトーは子供の頃からみてるけど、実はスナキツネって生態がハーレムなんだって。テキトーから聞いた」「あいつ、人語が話せるのか?全くできないフリしてたのか?俺の前で」「そうみたいだね。で、テキトーからそう聞いたよ。テキトーもいい年だし、繁殖期になるんじゃない?それなら、群れ?に仲間入りさせてあげた方がいいと思うの」 それが自然か…。「ユーラとユールはそのままで大丈夫でしょ?翼竜たちはあの子達だけで群れと言えば群れだし、問題はテキトーだけなんだけど。テキトーはわかるかな?他の個体がいる場所。そしてスナキツネの言葉はわかるのかな?」 人語を理解する前にそっちだろ!全く。「うーん、パンズのギルドマスターに問い合わせてみるか」 パンズのギルドにて「で、こういうわけなんですけど、スナキツネの居場所はだいたいわかりますか?」「この国だと、最近見つかったわけじゃないから簡単。すぐにわかるわよ」 手を叩いて合図した。使用人を呼ぶ?みたいなか?「至急、スナキツネの居場所を地図に書いてくるように」 そう言う。これは……マダムの風貌だけど、実はオッサンだったりするのかな?アキのギルドマスターは猫に見せかけて……ってのだったし。ここのギルドマスターもマダムに見せかけて、実はってパターンかも。ギルドマスター自体がそういうものかもなぁ。 などと、俺が考えているうちに早々と地図が出来上がってきた。俺はスゲー、早っとか思っ
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第十七話 俺の時代~だってしょうがないじゃない

 時が過ぎ、カナエは男の子と女の子を産んだ。男の子の名前はシュン。女の子の名前はユイ。 カナエが名付けた。俺には名づけの才能がないと。前科(テキトー)があるし。 親父は待ってましたとばかりに、ユイを可愛がる。レイカはいいのかよ。レイカはシュンもユイも自分の弟と妹のように接する。お姉ちゃんやりたいのかな?二人はまだ首も座ってません。夜泣きとかで寝不足とか心配してたけど、使用人さんがいるから助かってる。カナエもかなり楽をしているようだ。おっぱいが張ると言って、授乳に起きるけど、俺にはなんのこっちゃわからない。それよりも俺としては、この壁の厚い家で夫婦の生活をしたいんだけどなぁ。なんかすぐ妊娠しちゃって、ちっとも回数はしてないから。カナエ曰く「出産後、すぐはムリ」だそうだ。いつからOKなんだよー! それはさておき、二人とも2歳になった。俺もハタチを越えた。それはいいとして、シュンは戦士として鍛え始める時期がきた。とりあえず、この時期から毎日素振りを1000回。頑張りましょう。俺もするし。 ユイは不公平にならないように、おふくろが魔法使いとして鍛え始めた。それなりに才能があるらしい。カナエは鍛えないのか?「何でおふくろ……?」「お義母さんの方が魔法使いとして私よりもずーっとランクが上だもの」 炭を夕飯で出してたけど?ランクが上?魔法使いの事はわからない。「俺は何度も親父に半殺しの目にあってるし、戦士としてのランク俺より親父の方が上なんじゃないのか?」「それはそうなんだけど、『人に教える』となるとまた違うのよね。お義父さんはあんまり教えるのには向いてないみたい」 おい!そんな親父に戦士として鍛えられた俺はどうなるんだ?「ライガは教えるのはOK。だからシュンを鍛えるのはライガなの」「ところでさぁ、あのー、ライガ……」「なんだよ、早く言えよ」「妊娠しました」はぁ?確かに早く言ったけど、それはマジか?俺は聞いてねーぞ。「今、初めて言ったから」 うーん、カナエは子供製造器のようだ。妊娠しやすいのか?この際俺は性別は気にしない!「性別気にせず、元気に産めよ!」とカナエに伝えた。 夕飯の場で親父とおふくろにも伝えた。 親父は「また女の子だといいなぁ」と一人夢を膨らませていた。おふくろは「若いわねー」と俺らに言った。「カナエちゃんは体を労わってね!そ
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Part 2. レイカ編 第一話 旅立ち……たい

レイカ age17 HP 4098   体力 8 魔法使い      MP 計測不能      知力 7     シュン age15 HP 計測不能   体力 計測不能 戦士      MP 0      知力 5    ユイ age15 HP 2603   体力 6 魔法使い      MP 37043      知力 10   ツカサ age13 HP 1504   体力 5 魔法使い      MP 28037      知力 10     ラックage10 HP 計測不能   体力 計測不能 戦士      MP 0      知力 4     「あんたたち、どこのギルドに所属しちゃったのよー!!」 カナエは叫ぶ。それもそうだ。色々『計測不能』となっている。「まだ10才でしょ?ラックなんか。やめとけやめとけ。俺の傍で狩りでもしてるんだな」「私はもう17才よ」とレイカは言う。「いや、レイカはそうなんだけどな。周りがガキの寄せ集めみたいな?全員18才を越えるまでギルドに所属するなー!!」と俺は言った。 うーんラックが18になったらレイカが25かぁ。とっくに嫁に行ってないとなぁ。親父は嫁にはやらんってずっと言ってるけど。 ギルドに所属ってのも結構面倒ごとに巻き込まれるから、オススメはできないんだよなぁ。なまじっか強いし。『計測不能』なんてのがいるパーティーなんて。そうだなぁ、レイカとシュンとユイの3人で十分だな。「よし、レイカとシュンとユイの3人ならいいぞ。ただし、即刻ギルドから脱退しろ!絶対に厄介ごとに巻き込まれる」 でいいか?親父。あと3年弱待ってたら、レイカが嫁に行き遅れてしまう。「レイカちゃんは嫁にはやらない!」まだ言うかねぇ。 レイカはそれでいいか?ツカサとラックもまだ早い。修行がまだまだだ。「わかったわ、それじゃあ3人で」(なーんでお兄ちゃんの言う事聞いちゃうんだろ?刷り込み?)シュン age15 HP 計測不能   体力 計測不能 戦士      MP 0      知力 5    ユイ age15 HP 2603   体力 6 魔法使い      MP 37043      知力 10   レイカ age17 HP 4098   体力 8 魔法使い      MP 計測不能   
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-09-29
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第二話 登録抹消~他にも抹消したいな

「えーっと、登録の抹消をお願いします。名前はレイカ・シュン・ユイ・ツカサ・ラックと同時に登録を願い出ていると思いますけど……」「ギルドマスターにお会いください」 なんか面倒だな。これがお兄ちゃんが言ってた『面倒な事』なのかな? 初めて会ったギルドマスターはマダムの容貌だった。「へぇ、あのライガの妹とその子供達か……。なるほどね、それで何か知らないけど計測不能とかカードに表記されるんだ」 地味にお兄ちゃん有名人なんだ。本当に地味だ。「で、登録を抹消したいというのね?」「兄のアドバイスです」「全く、余計な事といえば、余計な事を。でも、ギルドにいると面倒な事もやらざるを得なかったりするからそういうのを考慮してかしらね。わかったわ、抹消する」 はぁ、よかった。「で、抹消するんだけど。その直前に依頼があなたたちにあったのよ、ご指名。パンズの王もサタハユのギルドの親善試合みたいにギルドの親善試合をしたらどうだろう?ってその代表にレイカちゃんが指名されちゃったのよー」 お父さんもお兄ちゃんも怒りそう。これが『面倒な事』か。確かに面倒だなぁ。拒否権がないところがまた嫌だ。「仕方ありませんね。その試合に出て最後ですよ。抹消してくださいね」「わかったわよ。大事な妹さんと子供達だもんライガ君が飛んでくるわ」 お父さんも来ることになるけど。「ねー、お兄ちゃん。昔サタハユの王主催のギルドの親善試合に出たの?」「あれは親善試合だったのか?出場したのは事実だな。サタハユの王はな、うちの家系が嫌いで滅べばいいくらいに思ってたんだよ。それで、その時に滞在していた街の代表として試合に出た。余裕で優勝。その後、闘技場に続々と王直属の騎士団が俺の命を狙って湧いてきてだなぁ」「それも、蹴散らした。と?」「イエス。サタハユにいた頃は4・5回王に殺されかけた。というか、王が殺そうとした。あっさり返り討ちにしてたけど」 へぇー。「そういう面倒があるんだよ。だから、ギルドの脱退を勧めたんだけど?」「今回、パンズの王がサタハユの王がギルドの親善試合をしたのを聞いて、自分もやりたい。ってその代表に私がなっちゃった」「「何―!!!!!!!」」 お兄ちゃんとお父さんが同時に叫んだ。「なんか、抹消の手続きに行くギリギリちょっと前だったってギルドマスターのマダムは言ってたよ」
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-09-29
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第三話 親に似るもんだ~あんまりお父さんには……

 家に帰って、カナエの話を聞いた。「マジで?シュンもユイも無事でよかった~」「「王直属の騎士団?へなちょこだったよ」」「あ、そうなの。でもスカウトの話ねぇ、正直シュンとユイは年齢的にまだまだって感じだからライガだけ行ってきて」「了解」「「各ギルドの代表もへなちょこでね、レイカねーちゃんの相手になんなかった。決勝戦のやつ、なんかレイカねーちゃんを口説こうって感じだったけど、レイカねーちゃんが「タイプじゃない」って一蹴して最後は落とし穴に落として。見ていて爽快だったよ」」「何をお前ら、優勝決まった瞬間二人して『よかった~』とか言ってたクセに。でも、参ったな。レイカ、嫁の貰い手ないんじゃないか?」「あるにはあるんだけど、私の理想ってもんがあるじゃない?そうすると、なかなか……ね?」「レイカの理想とは?」「私よりも強い人。それだと、お兄ちゃんとお父さんしか今のところ該当しないのよ」「親父は小躍りしそうだな……。まぁ、俺の知り合いに当たってみるか。年上だけど、この際ゼータク言うなよ」「年上ってどのくらい?」「うーん、俺の1,2個下だから、レイカの15才くらい年上か?」「強いんでしょうね?」「俺とカナエの幼馴染。昔から小突いたりしてた。あいつは方向音痴だからなぁ。修行って出てったきり帰ってないけど、どうなったんだか?あぁ、修行の前で俺よりちょっと弱いくらいだったから、現在はどうなってんだかな?」 カナエお姉ちゃんの魔法で、その人を家に呼んで(呼びかけても無理があるから)、事情説明をした。「はぁ、レイカ姫の婿とはまた光栄だな」 うちは王族じゃないから、私は姫じゃないんだけどなぁ。うーん、見た目はまぁ合格。心なしかお兄ちゃんに似せてるのは、昔憧れてたのかな?「レイカちゃんの話は世界各国で聞かれるよ。絶世の美女。才色兼備って」「恐れ入ります」お兄ちゃんが何故か返事をした。しかもちょっと照れてるし。「何で。お兄ちゃんが話してるのよ!」「あぁ、こいつの名前はリュート。戦士だ」とりあえずは紹介したもらった。「お前、何でサタハユで迫害みたいのされてなかったんだ?」「うちの家系は流されるままに王直属の騎士団に所属してたからなぁ。しかも、結構ほったらかし。そんで、俺は修行の旅に出ては行方不明ってわけよ」「俺、何度も王直属の騎士団に殺されかけた
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