「えーと、俺とレイカさんはどこに住めばいいのかな?」「この屋敷で楽しく暮らそうぜ?カナエもいるし。あとで子供、紹介するな」「お義父さんの殺気を感じるんだけど?」「親父ー。良かったなぁ。俺みたいに殺気感じたら問答無用で体が動く奴じゃなくて。そ・れ・にリュートとレイカの間に子供生まれたらまた可愛いんじゃないか?」「レイカちゃん……」 俺のレイカちゃんじゃなくなった。じゃなくて、リュートさんとの間に子供……。うわー、そういうことになるのか。「きっと強い子だろうなぁ。魔法使いにしても戦士にしても」「ライガは夢を馳せるみたいだけど、産む方はすっごい大変なんだからね!」「はい。わかっております。度々、迷惑をかけているようで」「いや、子供は可愛いからいいんだけど」 おーい、お兄ちゃん。これじゃあ、また増えるぞ。大丈夫かなぁ?カナエさんがしっかりしてるから大丈夫かな? 何で?私とリュートさん、同じ部屋。そして、ダブルベッド?「夫婦なんだから当然です」ぴしゃりと使用人のトップに言われてしまった。「あー、リュートさん?あのー?」やっぱり展開の速さについていかないようだ。そうだよなぁ、だって私は世界で『美女』って有名だったみたいだし。「おい、子供達を紹介するぞー」助かった。お兄ちゃん!「この子がシュン。戦士で15才。双子の妹がユイ。魔法使い。その下がツカサ。魔法使い。10才くらいか?」「13だもん」 こういうとこお父さんに似てるのよね。凹むし。「最後、一番下がラック。戦士。お前が10才だっけ?」「父さん、子供の年くらい覚えて下さい。10才です。初めまして」「ライガの子にしては礼儀正しいな。ああ、カナエちゃんの子でもあるからなぁ。カナエちゃんに似たんだろう(笑)。俺はリュートって名前。今度レイカさんと結婚することになった。この家に一緒に住むからな。よろしく」 うわー、ユイ達にも結婚するって宣言してるし。もう後戻りはできない。「ライガとカナエちゃんの幼馴染でなぁ。俺は方向音痴だからよくカナエちゃんに魔法で家まで送ってもらってた」「そういうば、この屋敷広いけど迷子にならないんですか?」ナイス質問。誰?ユイ?「極力、レイカさんと行動するようにするよ。行方不明だなぁと思ったら、カナエちゃんに言ってよ。サクッとその場に呼んでくれるから」 私の部屋(
Terakhir Diperbarui : 2025-09-30 Baca selengkapnya