*** 緩やかに体を揺さぶられている気がして薄っすらと瞼を開けた。何故か下っ腹の奥が熱くて重っ苦しい。皮膚の上から手を当てられているのが分かって数度瞬きをする。 「起きたのレオン?」 「ラン……ベルト? ひっ、ァあ! お前……ッ何して……」 起きた瞬間快感に襲われ、思わず下っ腹に視線を向けた。寝ている間に体を開かれたらしい。結合部分から淫靡な音が聞こえていた。 「レオンが起きるの待てなかったんだよ。だってレオンさ、今日で最後とか意味分かんないよ。俺の意見も気持ちも何もかも無視して終わるの? 酷いよね?」 同意を求められても困る。それよりも体が全く動かないのに気が付いて、レオンは焦燥感に捉われていた。これではレイプと変わらない。 「ランベルト、なんで……っ」 「何で? それはレオンに薬を盛った事? 今俺がしてる事? それともこれからやろうとしている事?」 ——薬? 眠気と眩暈はそのせいか……。 会話をしながらも緩やかに奥を突かれ続けている。ランベルトに抱かれ慣れている体には刺激が強くて、射精感が込み上げてきた。 「や、ぁ、ラン……ベルトッ、もうイク‼︎」 「一緒にイこうか? ——ねえ、中に出していい?」 普段はそんな事聞きもしないで出す癖に確認を取られ、返答に詰まる。 ——何を考えている? けれどもう絶頂に上り詰める手前だったのもあってコクコクと頷いてしまった。 「あ、あ……ん、出して、いい。んん、もう出して、アア、いいから、あ、あんっ、イク……っ、一緒にイ……っ、ァ、ああ、あああ!」 パチュパチュと音を響かせて、肌を打たれる速度が増す。吐精するのと同時に思いっきり腰に力を入れると、ランベルトが中でイった。 「そうだ、レオン」 「な、に」 情事後の気怠さでまだ息が整わないでいると、話をふられた。 「さっきレオンの中に子宮作っちゃったんだけど痛くなかった? 初めてやったから心配でさ。違和感ない? 大丈夫?」 「お前……何、言って……?」 声音はいつもの穏やかなランベルトだった。でも顔つきはそうじゃない。ランベルトが今まで見た事もないシニカル笑みを浮かべながら、下っ腹を撫で上げてくる。内部に挿れられたままのランベルトの陰茎は硬度を持ったままだ。 「ラン、ベルト……抜いて……」 「せっかく子宮作っ
Last Updated : 2025-11-21 Read more