All Chapters of 婚約者に裏切られ、親友にも裏切られた私が後に掴んだ幸せは…: Chapter 21 - Chapter 30

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第21話 デート

初めてのデート。 街をブラブラ歩いてからディナーを食べに行くので、今日は、車ではなくタクシーを使った。 ──と言うことは、今日は、りっくんも呑むんだな。楽しみ〜 2人で手を繋いで街を歩くことが出来る喜び。 それだけで、ニコニコしてテンションが上がる。 時々止まっては、お店に入る。 陸人さんは、ニコニコしながら、私を見ている。 ブティックに入ると、 「コレどう?」と、洋服を自分の胸に当ててみると、 「うん、似合ってる」と微笑みながら言う。 「じゃあ、コレは?」と聞くと、 「うん、似合ってる」と微笑む。 「全部似合うわけないじゃない!」と言うと、 「菜月が選ぶ物は、全部似合ってる! 俺が買うよ」と言ってくれるが、特別欲しい物ではないので、 「大丈夫」と言うと、 「迷ってるなら、両方買うか?」と言った。 「ううん」 ──そうじゃない そして、悪戯心で、 「じゃあ、ココからココまで全部買ってもらおうかなあ〜」と笑いながら言うと、 「よし、買おう!」と言う。 「え? 嘘! 冗談よ」と、こちらが焦ると、 「なんなら、店ごと買ってやるぞ」と言う。 「いやいやいやいや、大丈夫だから」と言うと、 笑っている。 この人なら本当に買ってしまいそうで怖い。 きっと私が驚いているのを見て楽しんでいるんだ。 私は、慌てて、 「次行くよ」と言うと、 「ん? 買わないのか?」と言う。 「うん、大丈夫」 コレ以上居たら、お店の人に迷惑がかかると思った。
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第22話 プロポーズ

そして……窓からの景色を眺める。 ライトアップされて、一段と海が綺麗に見える。 夜空には星と月が綺麗に輝いている。 「最高に綺麗だね」と眺めながら言うと、 「うん」と、陸人さんは、私の隣りに並んで肩を抱き寄せる。 「幸せ」とポツリ言うと…… 私の顔を覗き込むようにして、軽くキスをした。 そして、 「ちょっと待ってて」と、 「うん」と、何やら隣りの部屋へ行った。 しばらくすると、戻って来たようで、 「菜月!」と呼ばれたので、振り向くと、 陸人さんが、真っ赤な薔薇の大きな大きな花束を抱えている。 「えっ!」と、驚きながらもニコッと笑ってしまった。 そして、その花束を、 「どうぞ!」と言って、手渡してくれた。 思ったより凄いボリュームに驚いた。 「うわ〜綺麗〜! ありがとう〜」 ローズの良い香りがする。 ──もしや、これは100本の薔薇なのでは? 「100本?」と聞くと、 「108本」と微笑んでいる。 「え?」 「108本の薔薇の意味は、結婚してください! 108で永遠の愛!」と言う。 「凄〜い! こんなの初めてもらった」と言うと、 「良かった」と、更にニコニコしている。 ──本当にこんなに凄い花束を用意する人、居るんだ! 初めて見た と思っていた。 そして、豪華な薔薇に気を取られていると、 今度は、跪く陸人さん。 ──!! え? まさか! コレもする人居るんだ! と少し口元を緩めながら見ていると……
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第23話 薔薇風呂

たっぷりの薔薇の花びらをバスタブに浮かべて入る。脱衣所には、薔薇の花型になった入浴剤も用意されていたので、一緒に入れる。 「すご〜い! 良い香り〜」と、香りを楽しみながら花びらをカラダに貼り付けて遊ぶ。 陸人さんの頬にも鼻にも付けてあげた。 「ふふ、可愛い〜」と言うと、 「菜月ちょっと」と、私のカラダを浮かせて、両胸に貼り付けて、 「エロッ、良いね〜」と、いやらしい顔をしながら見ている。 「うわ〜ただのエロオヤジ〜」と言うと、 「ハハッ、誰がエロオヤジだよ」と笑っている。 白い目で見ていると、 「結婚辞めるとか言うのは、無しな」と笑いながら心配しているようだ。 「ふふ、大丈夫よ! そういうのも全部含めて、りっくんでしょう?」と言うと、 「うん、よく分かってるな」とニコニコしている。 「おいで」と、自分の前に座らせる。 そして、後ろから抱きしめられて、こめかみにキスをされる。 顔だけ後ろを向くと又キスをする。 何度でも……何度でも……キスをする。 ジェットバスを押してしまい、入浴剤も手伝ってブクブクと泡風呂になった。 そのまま洗いっこする。 「気持ちいい〜」 洗っているのか、触っているのかは、定かではないが、嬉しそうに洗ってくれるので、私も丁寧に洗ってあげると、 「あっ、菜月、それはヤバイ」と言いながら、笑っている。 「どっち? ダメなの? いいの?」と聞くと、 「いい」と、目を細めて気持ち良さそうな顔をしているので、もっと優しく丁寧に、撫でてあげると…… 「あ〜〜っ」と、かなり危険な声をあげる。 「ふふ」 すると、どうも2人共が本気になってしまった。慌てて湯船から出て、シャワーで
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第24話 初対面

──翌週末 土曜日 「おはよう」 「おはよう〜」 「大丈夫か?」 「……全然大丈夫じゃない〜〜」と、陸人さんに抱きつく。 まだ、2人はベッドの上。 私は、ご両親に会う心の準備がまだ整っていなくて、『全然大丈夫じゃない』と言ったのだ。 「ハハッ、大丈夫、大丈夫!」と、優しく頭を撫でながら抱きしめてくれる。 「ハア〜フ〜〜〜〜っ」と、深呼吸をする。 陸人さんが、 「菜月は、俺が選んだ唯一の人だから、大丈夫!」と言った。 「唯一?」 「うん、俺から付き合って欲しいと思ったのは、初めてだ!」と言った。 ──そうなんだ……元カノさんは? あちらからだったか。まあ声を掛けて来たのは、元カノさんの方か…… 「最高! 嬉しい〜」と言うと、 「ハハ」と嬉しそうに笑う。 「りっくん!」と呼ぶと、 「ん?」と返事をする。 「もう、りっくん呼びに慣れたの?」と聞くと、 「う〜ん、まだ慣れないけど、菜月が呼ぶから返事をしてる」と優しい顔で微笑みながら言う。 「ふふ〜嬉しい〜」と、朝からベタベタイチャイチャする。 この後は、真面目にしっかりしなきゃだから、 今のうち…… 「はじめまして、堀田菜月と申します」 突然、強張った顔のままで始まった…… 陸人さんの車を走らせて向かったご実家。 見るからに、大豪邸! ──!! 予想通りというか、想定以上の広大な敷地に驚きを隠せずに居る為、強張った表情になったまま戻せないでいた。 「何コレ?」と言ったっきり、黙り込んでしまった。 「大丈夫、リラックス」と車で敷地内に入る門の前で満面の笑みで言われたが、 こんなに大きなお屋敷を実際に見るのは、初めてで、驚きを隠せずキョロキョロしていた。 テレビドラマか映画でしか見たことがないような、 まるでテーマパークと間違って入ってしまいそうな広〜いお庭。もはや、公園、いやゴルフ場ほどある。綺麗に剪定された木々や花壇があちらこちらにあって美しい。 顔もカラダも固まったまま玄関に到着したものだから、陸人さんが助手席側まで来て、ドアを開けて車から降ろしてくれた。 ──あ〜どうしよう〜 と泣きそうになる。 「大丈夫!」と、私をギュッと抱きしめてくれた。 玄関前には、お手伝いさん達がたくさんいらっしゃるのに…… ──!! 驚いて、陸人さんに、
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第25話 面接のような気分

「どうぞこちらにおかけになってください」と、お手伝いさんに促された席へと移動する。 荷物を置く。 物凄く広いLDK ──パーティー会場ですか? 私たちの会社の研究ルームより広い! 大きなソファーセットに、 で〜〜〜〜ん! と置かれた大きな洋風ダイニングテーブルの存在感が凄い! ──うわ〜お金持ちのドラマに出て来るテーブルだ! あっ! 本物のお金持ちさんだものね。  コレって、もしお誕生日席の端に座ったら、端と端の人は、声が聞こえるのかしら? と変なことを想像しながら、陸人さんと並んで真ん中の方に座らせていただけたのでホッとした。 しかし、当然その向かい側には、ご両親が座られたのだ。 ご両親が座られてから、座らなければ…… 決して先に座っては、ならない! とビジネス思考で見ていた。必ず目上の方から座る。 そして、 「どうぞおかけになって」と言われたので、 「失礼します」と、座った。 ──まさに、やっぱり面接じゃん! 隣りから陸人さんは、ニッコリ笑いかけてくれるので、一瞬ニコッと出来た。 そして、持って来た手土産を袋から出し、ご両親の前に差し出した。 陸人さんから聞いて、ご両親がお好きだという、きんつばにしたのだ。 小豆、栗、抹茶、胡麻の詰め合わせ。 予想通り、大変喜ばれたのでホッとした。 私たちがその度に、目を合わせて、にっこり笑っていると、その一瞬の光景をも見逃さなかったご両親。
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第26話 豪邸

「それで、あのマンションのままで良いの?」と、おっしゃるお母様。 「うん、良い?」と私に聞いてくれる陸人さん ──え? もちろん! 贅沢すぎる! 「もちろんです。勿体ないくらいです」と言うと、 「う〜ん、でも、赤ちゃんが出来たら、マンションは不便でしょう?」とおっしゃった。 ──!! 赤ちゃん! まだ先だと思って、考えていなかった 「そうだなあ」と陸人さんも言う。 「まあ、もしそうなれば、私たちと交代しても良いわけだし」とお父様。 ──え? 交代? このお屋敷に?! 私は、驚き過ぎて目を大きく見開いていたようだ。 「そうよね、私たちも足腰が衰えて来るから階段はね〜」とお母様。 「菜月が良いなら、そうしても」と言う陸人さん 何がなんだか分からず固まってしまった。 「まあ、出来てからその時に考えよ。菜月も驚いてるじゃん」と、笑っている。 「ハハ」 「そうよね、ごめんなさいね」 「いえ……ありがとうございます」 きっと私たちのことを心配してくださってのことだよね、と思ったので有り難かっ ──そうだ! そうなんだ。 結婚するということは、そういう事で、 結婚したら、子供が出来てもおかしくはない。 と言うことは、やはり、私の仕事も休職するか辞めなければならなくなる。
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第27話 私の知らない世界

お兄様と同じように、20畳ほど有るお部屋に、初めて足を踏み入れる。 「うわ〜凄〜い!」 もうスイートルームに行かなくても……と思ってしまうほどだ。 こちらも、陸人さんが帰って来た時に、過ごしているようで、そのままにしてある。家政婦さんたちによって、綺麗が保たれているのだ。 大きなベッドが有り、大きなテレビが壁にかかっている。 ブラウンの革張りソファーとテーブルは、アンティーク調でカッコイイ。センスの良い陸人さんによるインテリアだ。 そして、仕事用の机や本棚も有る。 でも、それだけでスッキリしている。 洋服は、全てクローゼットの中。 「今すぐにでも、住めるようになっているのね」 「そうだな、急にこっちに帰って来ても良いように、こっちにも全部揃ってる」と微笑む。 「菜月もこっち用の着替えや必要な物を新しく揃えると良いよ」と言う。 ──!! 桁違いの言葉に、いちいち驚いてしまう。 黙って陸人さんの腰に手を回し抱きしめた。 「ん? どうした?」と、抱きしめて頭を撫でてくれる。 「私の知らない世界」と言うと、 「驚いた?」 「うん、次元が違い過ぎて、ホントに私なんかで良いの? って思っちゃった」と言うと、 「そんな事、言わないでよ。俺は、菜月が、家の大きさや財産だけに騒いで喜ぶような女じゃなくて良かったって改めて思ってるんだから」と言
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第29話 愛の確認

車に乗ると、 「菜月、ありがとうな」と言う陸人さん。 「ん? どうして?」と聞くと、 「両親と仲良くしてくれて、良かった」と言われた。 「ううん、私の方こそ、ありがとう。楽しかった! 良かった優しいご両親で」とニコニコしていた。 「なら、良かった。疲れただろ、寝てて良いよ」と言ってくれる陸人さんは、優しい。 でも、私は、 「ううん、りっくん、1人で運転なんて寂しいでしょ! 大丈夫よ」と、言いながら、すぐに目を閉じていたようだ。 気づいた時には、ベッドの上だった。 「え?」 記憶を辿る…… ──あれ? 車からどうやって帰って来たっけ? 「りっくん! ごめ〜ん」と、リビングへ行くと、 「おお、起きたか?」とニコニコしながらビールを呑んでいる。 1人で、申し訳ない気持ちになった。 「私ずっと寝てたの?」と聞くと、 時計を見ると、夜の7時半。 「いや、マンションに着いたら、一緒に歩いて上がって来たぞ」と言う。 「嘘!」 「ハハ、覚えてないんだ。腕を組んでピッタリくっついて、いつものようにコンシェルジュに、『こんばんは』って元気に挨拶してたぞ」と笑っている。 酔って眠ってしまったからか、記憶が飛んで、途切れ途切れだ。覚えていない部分がある。 「え? 挨拶したような……」 ──よく覚えていない 「ごめ〜ん」と、抱きつく。 「ううん、俺も嬉しかったから」と髪を撫でられながら、抱きしめられる。 「ちょっと、タンマ!」と言ってトイレに行った。 ──うわ〜呑み過ぎたかも〜ふらふらする 「大丈夫か?」
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第30話 実家へ挨拶

「菜月」 「ん?」 「明日、菜月の実家、行こうかな」 「そう?」 「1日でも早く夫婦になりたい」と言った。 「分かった! 聞いてみるね」 「うん」 そして、母にメッセージを送り聞いてみると、 大丈夫だと言うので、正式に挨拶に行くことになった。 「やったー!」と、また私を抱きしめながら喜んでいる。 緊張しないのか? と聞いてみたが、 もちろん緊張はするが、もう何度も会っているし、 先に許可も貰ってるので、と全然緊張しているようには見えない。 やはり、会社の社長さんって、凄いなと思った。 そういう所も尊敬出来る所であり、頼もしく思える。 余計に好きになるポイントだ! 「りっくん、カッコイイ〜!」と言うと、照れている。 面白がって…… 「好き好き好き〜」と、キスをしてあげると、 「そんなことしても良いのかなあ〜」と言って、私の両腕をホールドした。 「ふっ、何?」と笑うと……また、キスから始めた。 ──あ〜エンドレス…… ***** 朝から私の実家へと向かった。 「大丈夫?」と聞くも、 「うん、余裕〜」と笑う。 「ふふ」 なのに、到着すると急に気合いを入れて、強張った顔をしながら、真面目に、私の両親に挨拶しているのが面白かった。 でも、やる時はやる! 陸人さん! 「菜月さんと、結婚させてください!」と、ビシッと決めてくれた。 1人ニヤニヤしていると、 父が、 「菜月! 良いんだな」と聞いてくれた。 ニコッと笑って、
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