【2月10日やっと学校が始まった!家では食事はできるけど、雫がいつも言いがかりをつけてくるし、お父さんとお母さんも延々と叱ってくる。今では黙ってることさえ間違いになる】「違う、違うの。琴音、あなたは間違ってない……」母が泣き崩れ、父の胸に倒れ込んだ。父が日記を閉じ、乱暴に顔を拭い、死人のような顔色になっている。「雫の言う通りだ。琴音を殺したのは俺たちだ」母が泣き声を止め、長い沈黙の後に言った。「琴音を殺したのは私たち……」私は自分の腕を見ると、既にどんどん透明になっていた。そうか、これこそが私が離れられない理由だったのだ。父と母が颯太を見つけた時、彼はちょうど客にカップ麺を届けているところだった。二人を見ると、彼はすぐに眉を吊り上げて嘲笑する。「何の用だ?琴音の葬儀にも俺を入れなかったくせに!」父が低い声で言う。「すまなかった、若者。君のことを誤解していた」この温和な態度に颯太が一瞬戸惑い、彼は気まずそうに頭を掻く。「一体何しに来たんだよ?」母が目を赤くして言う。「お礼を言いに来たの。あの時琴音を助けてくれてありがとう」「琴音の日記を読んで、あなたたちのことがわかったわ。誤解してごめんなさい」颯太が少し落ち込む。「一番謝るべき相手は琴音だろ。俺じゃなくて」父がうなずく。「その通りだ。半生も生きてきて、お前みたいな若者ほど物がわかっていなかった」彼が颯太に銀行カードを渡す。「お前の祖母さんが入院したって聞いた。この中に金が入ってる。治療と老後の面倒を見るには十分だ。残った金は、教育を受けるのに使っていい。琴音が言ってた。お前はコンピュータが得意だけど、金がなくて勉強できないって」颯太がそのカードを受け取り、突然笑った。「あのバカ、まだ俺のことを気にかけてくれてたのか」彼は顔を背けて乱暴に目を拭った。当初、彼が私の面倒を見てくれたのは、私が誘拐で連れ去られた妹に似ていたからだ。自分も食べるのがやっとなのに、それでも半分を私に分けてくれた。彼は私の心理状態が良くないことに気づいて、よく励ましてくれた。生きる気力を失わないか心配していたのだ。「俺みたいな人間でもちゃんと生きてるんだ。お前は成績もいいんだから、将来出世して、俺という兄貴の顔も立ててくれ!
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