炎上は、収まらなかった。 毎日、新しい記事が出る。テレビのワイドショーでも、レイの話題が取り上げられた。 コメンテーターたちは、好き勝手に意見を述べた。「こういう生き方は、社会の秩序を乱す」「でも、彼女は誰も傷つけていないのでは?」「いや、関わった男性たちは傷ついているはずだ」「本人たちが納得していれば、問題ないのでは?」 議論は、延々と続いた。 レイは、テレビを消した。 もう、何を言われてもいい。 でも、事態は予想外の方向に進んだ。 ある日、マスコミ各社から、記者会見の要請が来た。「あなたの生き方について、きちんと説明する場を設けたい」 レイは、悩んだ。 記者会見をすれば、さらに注目を浴びる。 でも、自分の言葉で、きちんと説明する機会でもある。 隼人と悠馬に相談した。「どう思う?」「俺は、レイがやりたいようにすればいいと思う」「俺もです」「でも、あなたたちにも影響が」「もう、覚悟はできてる」 レイは、記者会見を受けることにした。 一週間後、都内のホテルで記者会見が開かれた。 会場には、数十人の記者が集まっていた。 カメラのフラッシュが、レイを照らす。 レイは、マイクの前に立った。 深呼吸をする。 そして、話し始めた。「本日は、お集まりいただきありがとうございます。亜蘭レイです」 会場が静まり返る。「私は、二十八歳です。フリーランスのグラフィックデザイナーとして働いています。そして、二人の男性と、同時に恋愛関係にあります」 記者たちが、ペンを走らせる。「なぜ、このような生き方を選んだのか。それは、私にとって、これが自然だからです」 レイは、原稿を見ずに話した。「世間では、恋愛は一対一であるべきだとされています
最終更新日 : 2025-12-23 続きを読む