Semua Bab 復讐クエスト: Bab 51 - Bab 52

52 Bab

復讐クエスト2 / LV2 勇者コウダイ 03

 「驚いて大声出しちゃってごめんね。一旦整理しよう」 ふさがれた手を退けてもらうようにお願いして、僕は背筋を伸ばした。ランチ用に注文したホワイトソースのパスタを頬張り、咀嚼して珈琲と共に流し込む。今の話が衝撃すぎて、うまいはずのパスタの味がぜんぜんわからなかった。「――つまり、葛野さんとの仲を疑われて、加藤さんにやっかまれて、ありもしないデータ消去を武田さんのせいにされたってことだよね?」「はい。おっしゃるとおりです」「なにそれ…アホらし。でも、巻き込まれた方はとんだ迷惑だよね」「そうなんです…。女性の方がマーケティング課で続かないのって、絶対加藤さんが原因ですよ。仕事で厳しいのならともかく、勝手な憶測で仲を疑って…ほんとに酷いです…」「僕が掛け合ってみてもいい?」「そんなことできるのですか?」「加藤さんを攻めるんじゃなくて、葛野さんの方を狙うんだ」 というわけで味のしなかったランチを速攻で終わらせ、その足で葛野さんの下へ。「葛野さん、少しよろしいでしょうか」 営業一課で忙しくしている彼を休憩室へと呼び出し、事の経緯を伝えた。「…というわけで、加藤さんが武田さんを困らせているので、なんとかしてください」「俺に言われてもなぁ」「付き合っていますよね? 加藤さんと」「付き合う? 冗談はよしてくれ」 あれ? 違うの?(汗) 「加藤さんがあなたと仲良くしている女性社員ばかりに嫌がらせをしているという噂でもちきりですよ。武田さんが泣いて困っていましたから、ここはひとつ、葛野さんの話術でなんとか加藤さんの説得をお願いします」 無理やりだけどお願いしてみた。うまく行くかな…? 不穏な雰囲気なので、戦闘音楽が僕の頭の中で流れた。言うなれば彼はモンスター。やつを説得する僕は勇者・コウダイだ。「コーハイ思いでなによりですねぇ。宇治川君は」 蛇のような嫌味な
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復讐クエスト2 / LV2 勇者コウダイ 04

 有言実行してもらうべく、葛野さんに加藤さんを説得してもらった。口添えのお陰で一連の騒ぎは収まった。どうやら加藤さんの勘違いだったらしい。失われたデータは別の隠しフォルダに入っていたとか。…そんなわけないだろ、と言いたいところだが、証拠がない。うーん、なんとかならないものか。  武田さんは僕の所に飛んで駆けつけてくれた。僕が葛野さんに向かって土下座をしている写真を見せられたらしく、平謝りされた。「私のために、ごめんなさい…」「いいよ、そんなの。それより加藤さんのことは要注意だね」「はい。気を付けます」「作ったデータや原本はできれば別のUSBに保存して隠しておいた方がいいよ。データに関しては社外持ち出し禁止だから、もし保管場所に困ったら預かるよ」「助かります! 宇治川先輩、ほんとうにありがとうございます!」「大丈夫。嫌な奴には負けずに頑張ろうね」「はいっ!」「とにかく加藤さん対策には、葛野さんをうまく使おう。でも彼は、加藤さんと付き合ってないとか言ってたよ」「葛野さんは既婚者ですから、お付き合いについては否定しますよね。でも、加藤さんの方は葛野さんとお付き合いしていると鼻息荒くして言っていましたよ。ただ、その割には婚活パーティーにも行くみたいです」「えっ、どういうこと? 加藤さん、葛野さんと付き合っているんだよね? 婚活パーティーも行くの?」 意味が解らない。いったいどういうつもりなんだろう。  分厚い眼鏡姿で、ザ・お局! という言葉が超お似合いの加藤佳子さんを思い出した。ヘビのように粘着し、舐めまわすような視線を送ってくる彼女のことは、僕も正直言って苦手だ。葛野さんとお似合いだと思う。ヘビ同士。 「…まあ、誰と付き合おうが、独身なら婚活パーティーに行っても問題ないし、いいんじゃないかな。ちょっと…考えられないけど」「ですよね。あ、そろそろ戻りますね」「うん。頑張ってね」「はい!」 武田さんは行ってしまった。元気な子だな。仕事もできるし、できればこの会社でもっと頑張って欲し
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