「セルフィに出会う前に鑑定ばあさんのところで鑑定してもらって、御同輩かって言われて鑑定が最初のほうに書かれていたんで、詳しく読み込まなかった俺が悪いんだが……これを見てどう思う、って読めないんだったな」「とりあえずいっぱい書かれてることはわかります。こんなにスキル持ってる人いないかもしれないです」「うむ……とりあえず内緒にしておいて、セイケツマホウというのが清潔にしておける魔法なら、もう石鹸は要らないかもしれないな。それどころか、もしかするとセルフィの髪をツヤツヤのサラサラにしてやれるかもしれないな」「サラサラの……ツヤツヤ? 」 セルフィがそんなの知らないって顔をしている。生まれてこの方味わったことのない清潔さと髪の毛のサラツヤ具合を確かめたら、もう普通の生活には戻れなくなってしまうかもしれないな。それは危ないが、俺としても本気で綺麗にした時のセルフィの破壊力というのも見てみたくはある。「帰ったら試してみような。しかし、魔法のイメージか……妄想の力が必要ってことだよな? 」「ご主人様の言い方は非常に悪いですが、そういうことになりますね」「例えば……火、起きろ、とか」 瞬間、俺の手の中で火がボッと燃え盛り、そして消える。手に何も持ってなくてよかった。何か持ってたら燃え移るところだったな。「……こんな感じか」「みたいですね。そんなわけで、魔法を使える人は希少なので、魔法の使い方を習うのも難しいという形らしいのですが……できちゃってますね」「できちゃってるねえ。これはちょっと午後からいろいろ試してみることにするか」 それぞれの想像ができればいいなら、一つずつ試していこう。もしかしたら途中でMP的なものが尽きて気分が悪くなってしまうかもしれないが、そうなったらそこでいったんスキルの行使は止めて、普通の戦闘に戻せばいい。 さっそくスキルがどんな威力や発生をしてくれるのか、三層に行くまでにいろいろ試していくか。一層でビッグラット相手に火属性の魔法を試してみる。 頭の中でイメージして、炎の球をビッグラットに向けて撃ち放つ。目の前に魔方陣が展開され、その
Last Updated : 2026-06-02 Read more