陽射しは眩しく、風はどこまでも穏やかだった。人混みの中に佇みながら、私はふと、どこか現実離れした感覚を覚えていた。大学での四年間、私はその大半の時間を旭を追いかけることに費やしてきた。まるで、私の人生の重要な瞬間すべてが彼と結びついているかのようだった。入学式では、旭は私の後ろの席に座っていた。初めて奨学金をもらった時は、私たちが同率一位だった。ディベート大会で優勝した時、彼はステージの上から私を挑発してきた。その後、付き合うようになり、喧嘩をして、仲直りして、また喧嘩をして、どちらかが折れる。私たちはこのまま、一生こうして互いに絡み合いながら生きていくのだと、本気で思っていた。けれど今、私はついに大学を卒業し、そして――旭との関係からも、ようやく卒業したのだ。集合写真を撮り終え、花束を抱えて外へ歩いていると、校門のところで旭の姿を見つけた。旭は随分と痩せていた。白いシャツを着て、手には花も持たず、ただ静かにそこに立ち尽くしていた。私の姿を捉えた瞬間、彼の瞳はわずかに輝き、そしてすぐにまた暗く沈んだ。「杏梨」私は足を止めた。旭は数歩近づいてきたが、それ以上近寄る勇気はないようだった。「卒業、おめでとう」私は頷いた。「そっちもね」旭は苦笑いを浮かべた。「俺はもう、東雲大学には行けなくなったんだ」そのことは私も耳にしていた。推薦入試に落ちた後、本来なら自大学の大学院への進学も可能だったはずだが、旭の精神状態がひどく荒れていたせいで手続きが間に合わず、結局は就職する道を選ばざるを得なくなったらしい。旭がかつて最も確信していた未来は、こうして彼自身の手によってこぼれ落ちてしまったのだ。私は言った。「これから先も、別の道があるよ」旭は私を見つめた。「でも、俺は一番歩きたかった道を失くしてしまった」その言葉が東雲大学のことだけを指しているのではないと分かっていたけれど、私はあえて何も返さなかった。旭の目元がゆっくりと赤く染まっていった。「杏梨、今日ここに来たのは、お前にやり直してほしいって無理を言うためじゃない。ただ、俺の口から直接一言だけ伝えたかったんだ。本当に、すまなかった」旭は俯き、その声はひどく掠れていた。「昔、お前に負けを認めさせるたびに、俺はそれがお前の愛情な
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