「どうしてここにっ」 「お前の後をつけてた」 「……部屋番号まで」 「フロントに顧客がいる」 凌さんはそう言って、強引に私を部屋の奥へと押し込んで、そのままベッドへと押し倒した。 その勢いで、バスローブの前は簡単にはだけて、私の胸が暗い蛍光灯の下に晒された。 バスローブの襟元を閉めようとしたけど、私の両手は凌さんから簡単に捕らえられる。 抵抗する私の力なんて、もろともされていなかった。 「いや、やめて! お兄ちゃんに触られたくない、触らないでっ……!」 「時間がない。大人しくしろ」 冷たい瞳で私を見下ろす凌さん。健くんのために綺麗に洗ったばかりの体が、またしてもお兄ちゃんの手で汚されていく。 感じてなんていない。違う。私が好きなのは、優しくて大好きな健くんで――。 「ひ、あぁっ……!?」 何の前触れもなく、凌さんの巨大な質量が、私の秘部へと一気に突き立てられた。 拒絶でカラカラに乾いていたはずなのに、凌さんの熱を受け入れた途端、私の躰は驚くほどドロドロに濡れそぼって彼を迎え入れてしまった。なんで、どうして私の躰なのに、言うことを聞かないの……!? ドス、ドス、とベッドを軋ませる激しい律動。 激痛に近い衝撃のなかで、凌さんのペニスは、私のいちばん感じてしまう良いところだけを、寸分の狂いもなく正確に抉り潰してくる。 「あ”っ、んぁ♡うそ、らめっ、らめぇっ……!」 目の前がチカチカと明滅する。違う、ダメ、こんな乱暴な、酷いエッチで、私がイッちゃうなんて絶対にダメなのに――。 ――ガララ。 その時、浴室のドアが開く音が、やけに鮮明に室内に響き渡った。健くんがシャワーを終えて出てくる。 その気配を察した瞬間、凌さんは躊躇なく、私の中から自身をずるっと引き抜いた。 そして、何事もなかったかのような手つきで素早く服を整えると、音もなく部屋を出て行ってしまった。 パタン、と出入口のドアが閉まったのと、ほぼ同時だった。 「お待たせー! いやあ、いいお湯だった……」 健くんが寝室へと戻ってくる。 私は心臓が口から飛び出しそうなほどの恐怖のなか、はだけた前を隠すように、彼に背を向けた状態で必死にバスローブを整えた。 「う、うん! 健くん、おかえり……っ」 声の震えを誤魔化しながら、ベッドの上で
Última actualización : 2026-10-04 Leer más