ayuの音楽スタイルの変遷を辿ると、デビュー時の『A Song for ××』で見せた切ないバラードから、『Boys & Girls』のようなエレクトロポップへの転換が鮮烈だった。2000年代初頭は『Duty』でロックテイストを加えつつ、『MY STORY』ではジャズやR&Bの要素を取り入れるなど実験的な側面も。
2010年代に入ると『Love songs』でピアノを基調としたミニマルなアレンジに移行し、最近の『Remember you』ではオーケストラサウンドと電子音の融合で、まるで過去の自分と現在を対話させるような深みを見せている。特に『M』のような壮大な楽曲と『Microphone』のようなアグレッシブな曲を同じ時期に発表する二面性が、彼女のスタイルの幅広さを物語っている。
浜崎あゆみのデビュー当時はまさに伝説の始まりだった。1998年4月に『poker face』でデビューした時、彼女はまだ10代。あの独特のビジュアルと圧倒的な歌唱力が瞬く間に話題を呼んだ。
当時を覚えている人なら、テレビで初めて彼女を見た時の衝撃を忘れないだろう。『MUSIC STATION』に出演した時、他のアイドルとは一線を画す存在感で、ファンだけでなく業界関係者も驚かせた。特に『Depend on you』のパフォーマンスは、彼女の音楽性の幅広さを早くも示していた。
デビューアルバム『A Song for ××』がオリコン1位を獲得したのも記憶に新しい。あの頃から既に、彼女は単なるアイドルではなくアーティストとしての道を歩み始めていた。