キャラクターの表情を描くとき、まずは骨格と筋肉の動きを理解することが大切だと思う。頬の膨らみや顎のライン、目の位置のわずかな違いで全く印象が変わるから、解剖学の本を参考にしながらスケッチを重ねるのが効果的。特に『やわらか頭蓋骨ドローイング』という本は、顔の立体感を捉えるのに役立った。
次に、実際の人間の表情を観察してスケッチする練習も欠かせない。カフェや公園で人々の自然な笑顔や驚きの表情を素早くデッサンすると、生き生きとしたニュアンスが身につく。この時、写真より実物を観察する方が、光と影の微妙な変化を学べる。『CLIP STUDIO PAINT』の3Dモデルを使った角度練習も、アオリやフカン描写の苦手意識を克服できた。
最後に、好きなアニメやゲームのキャラクターを模写する時は、単に形を真似るだけでなく『なぜこのデザインが可愛いor美しいと感じるか』を分析しながら描くと、応用効率が格段に上がる。『ヴァニタスの手記』の女性キャラなら繊細なまつ毛の処理、『呪術廻戦』の女性キャラなら鋭い目元の描き分けなど、作品ごとの特徴を研究ノートにまとめるのがおすすめ。