雑巾を描く技術を向上させるには、まずリアルな観察が欠かせない。キッチンで使われている実際の雑巾を手に取って、繊維の流れやシワの入り方をじっくり観察してみると、意外な発見がある。特に濡れた状態と乾燥時のテクスチャーの違いは、表現の幅を広げるヒントになる。
次に、デジタルツールを使う場合はレイヤー分けが重要だ。ベースカラー、影、ハイライト、テクスチャー用に別々のレイヤーを作成し、不透明度を調整しながら重ねると立体感が出やすい。『CLIP STUDIO PAINT』の布用ブラシや、Photoshopのカスタムテクスチャーを活用するのも効果的。最後に、同じ雑巾を異なる角度から10回以上描き直すことで、自然なフォルムを身体で覚えられる。