例えば『メイド・イン・アビス』のOPテーマ『Deep in Abyss』では、明るい調子で歌いながらも深淵へ挑む恐怖と覚悟が表現されています。表面の可愛らしさと内側の危うさのコントラストが、リスナーに強い印象を残すんです。キュートアグレッションの真骨頂は、こんなふうに甘い毒のようにじわじわ効いてくる所にあるんじゃないでしょうか。
英語の歌詞を日本語に訳す場合、直訳ではニュアンスが伝わりにくいことが多いです。例えば"I'm sweet but I can bite"というフレーズは、「甘いけど噛みつくよ」とそのまま訳すより、「見た目は可愛いけど手強いんだから」といった感じに、キャラクター性を重視した意訳の方がしっくりくるかもしれません。かわいらしさと強気さの対比を日本語で表現するには、擬音語や若者言葉をうまく使うと効果的です。