AO3で人気のタグ「Duty vs Love」には、'美少女戦士セーラームーン'のうさぎを主人公にした良作がたくさんある。特に興味深いのは、前世のプリンセス・セレニティと現世のうさぎの価値観の違いを描くもの。例えば、前世が「王国第一」だったのに対し、現世のうさぎは「マモウとの日常」を優先する矛盾。守護戦士としての自覚が芽生える過程で、彼女が少しずつ成長する様子が細やかに書かれた作品が記憶に残ってる。
最近読んだ'ご注文はうさぎですか?'のファンフィクションで、ココアとシャロの関係を描いた'Gentle Hues of Autumn'がすごく印象に残ってるんだ。作者が二人の微妙な距離感を、季節の移り変わりと重ねて表現していて、特にシャロがココアの無邪気さに戸惑いながらも惹かれていく過程が繊細。
ココアの「一緒にいて当たり前」という安心感と、シャロの「この距離は何?」というもどかしさが、紅葉の描写とシンクロして胸に迫る。最終章で二人が手を繋ぐシーンは、言葉いらずの愛の形だと思った。長編だけど、会話のリズムがアニメそのままですっと入ってくる。